2013年03月31日

今日で3月も終わり。明日から新年度!

Nature1.jpg今日で3月も終わりです。

前回のブログ【特別職の退職手当組合負担金/誤認問題】で、定例会の報告は終了しました。色々な問題が表面化した定例会だっただけに、お伝えする内容が濃く、必然的に文章量も増え、読みにくかったかもしれません。

ただ今後の月形町に関わる重要な内容ですので、少しでもみなさんに理解していただければと書きました。質問や意見等何でもお待ちしていますので、どうぞお気軽にお声かけください。もちろんメールやコメントもOKです。


今年は雪融けが本当に遅いです。それにいつまでも雪が降ります。昨日も約20cm。
ちなみに、現在の積雪は132cm(北農場地区:国土交通省配信の道路情報より)。
月形町のホームページでは168cm(月ヶ岡:3月27日現在)です。

明日から4月。新しい年度も始まります。
どうか希望の膨らむ新年度となりますように。

2013年03月29日

これは表面的なこと。問題の本質は・・・【特別職の退職手当組合負担金/誤認問題】

平成25年度予算特別委員会で明らかになった[特別職退職手当組合負担金]に関する問題について、現在分かっている範囲で説明します。

これを説明するには、3年前(平成22年6月)の渡部前教育長の辞職の時点までさかのぼります。
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当時、月形町は『高額切手紛失事件』の真っ直中。
平成22年3月の予算特別委員会で「寄贈された高額切手の存在」が指摘され、町長が「確認する」と答弁。その後、この件に関し何の説明もないまま6月の定例会を迎えました。が、この時既に渡部教育長(当時)は辞任していて、理由は、事件現場であった教育委員会の最高責任者であったから。

この辞任は非常に唐突で不可解な点がありました。定例会が6月15日に始まるにもかかわらず、6月7日に渡部教育長から辞表が提出され、9日に町長が受理。しかも、この辞任について町側の説明がないままに定例会が開会。議会側からの「緊急質問」によって初めて「教育長が辞任した事実」を理事者が説明したのです。辞任当時、渡部前教育長は事件への関与を否定していました(のちに認知していたことを認める)。

この後、全員協議会や臨時会で事件の全容がおおむね解明されたわけですが、その中で理事者から「教育長には退職金の受け取りを辞退してもらう」旨の発言がありました(平成22年第2回臨時会)。
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その後、平成23年度予算特別委員会(平成23年3月)、平成24年度予算特別委員会(平成24年3月)において、以下のような質問がありました。
「教育長が受け取らなかった退職金はどうなるのか?」
「いつ、月形町一般会計に入ってくるのか?」
「どの科目に入るのか?」

その時、土橋副町長(当時)からは
「退職手当組合から支払われなかった退職金は、負担金支払いと相殺される。」
「3年に1度の清算になっている。次の清算年は平成25年度。」
との答弁がありました。


そして今年。平成25年度予算特別委員会。

今までと変わらぬ負担金の額に質問が出ると、三浦副町長から
「渡部前教育長は退職金の受け取りを辞退したので、退職手当組合から(渡部前教育長に退職金は)支払われていない。また、受け取りを辞退した場合に退職手当組合から月形町への返金はない。負担金との精算行為は一般職の場合には行われるが、特別職にそういう制度はない。」
との答弁。あわせて桜庭町長からは
「今回、退職手当組合に確認して初めてわかった。間違った認識で申し訳ない。」

つまり、渡部教育長に支払われるべき645万9千円の退職金は、退職手当組合のものであり、月形町には一切返ってこないということ。なお、特別職の退職金は全額税金から在職期間中の給与額に合わせて(負担金という形で)積み立ててきたものです。
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予算委委員会で事実がわかり、その後に開かれた全員協議会で、退職手当組合や手続きについての詳しい説明がなされ、それに対して議員から意見が続出しました。内容を整理すると

[退職金そのものについて]
◆退職金600万円は、月形町にとって大切な税金を積み上げたお金である。
◆渡部前教育長は町へ寄付する意向があったのに、こんな形で600万からのお金が消えてしまったとは。事務に問題があったのでは?
◆退職金の受け取りそのものを突き詰めていくと切手事件の処理の問題まで遡らなければならない。(町内で物議を醸し時間をかけて出した結論であるので)もう戻りたくない。
◆前教育長の気持ちが実現しなかったのは残念だが、仕方ない。

[説明の間違い、手続きに関して]
◆3年間、負担金との相殺される=町に戻ってくると聞かされてきた。間違ったこと説明してきたとは!
◆制度を理解していない=職員のレベルが低い=責任問題
◆行政は法に則って仕事をしている。税制や税率が変わったのを知らずに徴収していたら「知らなかった」では済まされない。それと同じではないのか?
◆3年前に前教育長が退職金を受け取らない手続きをする際、「退職手当請求権放棄書」を書いて提出している(この書類を書かなければ手続きが完了しない)。土橋副町長は平成24年度予算特別委員会で「本人は(退職金を)請求していない。」と説明していたが、請求権放棄書を書いている以上、請求しないのではなく放棄したという解釈になるはず。戻ってこないのは当然。このような手続きをしておきながら「制度を理解していなかった」と言うことにはならない。
◆副町長の認識違いに対して[違う]と伝えられなかった、行政内部の問題は深刻。
◆処分や謝罪では済まない深刻な事態。内部改革が必要。

[理事者を擁護する意見]
◆制度の間違いは大きな問題であったが、実害はなく、許されないことではない。
◆誤った説明をしたことに問題はあったが、これ以上どうしろという話にはならない。
◆町長は「本会議でお詫びをする」と言って自らの責任にも触れている。
 
[今後について]
◆町民もこの問題に関心を持っている。町民に説明できるように、町長の考え方を示して欲しい。
◆今の意見を受け止め[業務改善委員会]などを立ち上げては?
◆改革の中身を具体的に、期限を明確にして示して欲しい。
◆もっと最高責任者の認識をしっかり持ち、深刻に受け止めて欲しい。
◆町長はトップとして謝罪だけで済ませるのか? 町民に対する誠意は?
◆責任の取り方、対処の仕方など、6月議会まで時間をかけて結論を出しては?


質疑応答によって明らかになった町長の考えは・・・

▼教育長が寄付する気持ちがあったとは一度も聞いていない。
▼事件の性格上、退職金を受け取らないのは当然。だからと言って(一度受け取らせて)寄付させることも問題だと思う。
▼退職金が戻らないことは広域退職手当組合の仕組みであり、理解して欲しい。
▼退職手当組合の仕組みを誤解していたのは土橋前副町長。職員は理解していた。
▼今回の件で自分も反省するが、職員にもしっかりやって欲しい。今後については、組織の見直し等しっかりやっていきたい。
▼今回の問題に対し、本会議でしっかりお詫びしたい。町民に対しては町報でしっかりわかるように説明する。
▼自らの処分については、本会議で謝罪することで対応したい。減俸だけが処分ではないと考えている。それに、3月定例会で(病院事務処理の責任をとって)10%1ヶ月の処分をしている。今回の件もそれと合わせて考えてもらえれば・・・

なお、町長は定例会の最終日、本会議の開会前に【謝罪文】を読み上げました。
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私は今回の件で、最も問題があると考えるのは『退職手当組合の仕組みを誤解していたのは土橋前副町長。職員は理解していた』というところ。

今まで3年間毎年予算委委員会では質問が出ていたのに、確認しようとしなかったことがまずは問題。くわえて、職員が制度を理解していたのであれば、その間違いを指摘できない組織とはどういうものなのか。行政は法や条例によって仕事をする組織。組織の上下以上に法の遵守が優先されなければならない。風通しが悪いことで違法な行為や間違いがあったとすれば、組織そのものに問題があると言える。その組織を管理する側の認識が相当低いと言えないか。

そして全て土橋前副町長に問題があるように言っている町長はトップとしてどうなのか。責任の取り方は減俸が全てとは思わない。しかし今回の場合、謝罪だけすれば全てOKでもない。組織の長として真っ先に取り組むべきことがあるはず。

今回の問題の本質は町立病院医療事故関連の処理とも共通すると考えます。つまり役場内部の統制と理事者の問題

それぞれの問題は、時期も発生現場も違っていて単発で起きているように感じられますが、実際は根っこで繫がっていること。だからこそ深刻で重大だと私は考えます。

2013年03月26日

つづき【平成25年度予算特別委員会/総括質疑】

引き続き、予算特別委員会の報告です。
今回は総括質疑。

平成25年度行われる事業とその展開に対して、理事者(町長)の考え方などを明らかにしていきます。全てを掲載したいところですが、ここでは私の総括質疑を報告します。

※左の写真は前回とは別の種類の「紅梅」。
下の写真は「福寿草」。育ちすぎて姿も変わっていますが、紛れもなく「福寿草」。何事もイメージ通りのものに出会うのは難しい。
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■町立病院会計について
Q 予算書における数字(入院・外来患者数、患者単価)は目標値とは言え、現状に比べ高すぎる設定なので、新たな取り組みをもってしても実現不可能と考える。
○どういう考え方で予算を組んだのか? 
○更なる赤字補填の認識があって立てた予算か?

A 病院スタッフのモチベーションを下げないでやっていきたいと考えた。
更なる赤字補填の認識を持っている。
接遇対応はまずしっかりやっていきたい。また、人口規模やベッド数を調べなおしながら積極的に取り組んでいきたい。


■平成25年度の重点施策
Q 執行方針には「少子高齢化、医療福祉、環境衛生などの課題に配慮した予算編成」と書かれているが、個別の予算審議が終了した現段階でも平成25年度の重点施策が見えない。「共生のまちづくり」には具体的な施策がないとのことであり、実際何を重点的に行うのか? 

A ゴミ焼却炉建設、農業施策、見守り。
身の丈にあった中でやらなければならない。


■一般会計における財政調整基金からの繰り入れ
Q 当初予算において既に、財政調整基金からの繰り入れが1億4千万円組み込まれている。これは例年より多い。国の方針転換で地方交付税が絞られる可能性が高い上、先の答弁で病院の更なる赤字補填も見込んでいるとのこと。このような状況で大丈夫か?

A 歳入の減少は最大限に見込んでいる。歳出は数千万円削減した上でこの予算になった。これくらいの規模は問題ない。危機感は持っている。
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私の勝手なイメージです。
町長や教育長が、それぞれの「執行方針」によって自分のやりたいことをぶち上げ、「私は○○をやりたいんです。今、月形町には○○が必要です。」と、熱を帯びたように熱く語って議会を説得する・・・みたいな、そんなイメージを持って毎年3月の定例会に臨みます。

でも現実はイメージとは全く違うもの。
それも致し方ないですね。所詮、私のイメージですから。

この定例会を通して聞きたいことのほとんどは聞くことが出来ましたし、意見や提案など、言いたいこともそれなりに言いました。一つ一つに納得できたわけではありませんが、今は理事者が「やる」と言ったことが確実に実行されるのかを見守るしかありません。

結果として「町民の暮らしがより良く」なれば良いんです。
「町民や職員が希望を持って、未来に向かった仕事が出来る」ようになれば良いんです。

2013年03月25日

今年展開される事業は・・・【平成25年度予算特別委員会/個別審議】

月形は低温続きで雪に埋もれたままですが、ちょっと休憩。
写真は3月17日に撮影した、栃木県鹿沼市の紅梅。春爛漫の彩りです。

さて、本題。
4月から始まる平成25年度。予算特別委員会は【予算】というお金の流れを追ってはいるものの、「役場の仕事」や「月形町の未来の姿」を明らかにしていく「場」です。自ずと理事者(町長等)の考え方や姿勢を追求する場にもなります。

月形町議会では議長を除く全議員(9名)が構成委員として参加(議長はオブザーバーとして、終始同席)。まずは担当課ごとに個別の事業について審議します。説明員として担当課長、係長が同席し、議員からの細かな質問(事業内容や金額の確認等)に答えていきます。(現在、副町長は総務課長も兼務なので、個別の案件にも答弁します。)

理事者(町長、教育長)は個別案件審議中は聞くこと中心ですが、最終段階の【総括質疑】では事業全体を通した「考え方」や「方向性」が問われるので、必然的に答弁者となります。一般質問とは形式が異なりますが、同質の議論が展開されていきます。

以下は、平成25年度予算特別委員会の個別審議で私が気になった項目です。内容と私の気になったポイントを記載しました。
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月形町の平成25年度予算規模

【一般会計】             33億6600万円
【国民健康保険事業特別会計】      5億2916万3千円
【農業集落排水事業特別会計】      1億1320万4千円
【介護保険事業特別会計】        4億5509万円
【後期高齢者医療特別会計】        5280万円
【国民健康保険月形町立病院事業会計】
             収益的収入  8億0819万8千円 
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個別審議

◆まちなか歴史探索事業(新規) ・・・ 315万円
 ・月形町の歴史を、博物館を訪れた観光客や町民に広めることが目的。
 ・歴史を感じながら町内を歩けるよう、地図を作成。
  合わせて旧町名や建物跡地を示す道標を設置(平成25年度は20基)。
  様子を見ながら来年度以降も展開していく予定。
 ・9月3日(樺戸集治監開庁日)を中心にイベント展開予定。
 ・予算315万円(うち100万円は、宝くじ系補助金を活用)
《気になったポイント》
 ○歴史を使った「まちおこし」として、新たな展開に期待する。
 ○平成25年度の事業内容の詳細はまだ決まっていない上、将来的な展望もハッキリ
  していなかった。もっと構想を練ってから展開した方が良いのでは?


◆特別職の退職手当組合への負担金 (→別項目で詳しく)
 ・3年前に退職した渡部教育長の退職金の取り扱いと事務手続きに関し、議会への
  説明が間違っていたことが発覚。
 ・全員協議会で対応協議するも、理事者と議会の隔たりは大きいまま。
 ・本会議最終日(19日)の開会前に町長が謝罪。今後の展開アリ。
《気になったポイント》
 ○前教育長の退職金問題が発端だが、問題の本質は別のところにあると私は考える。
  行政の広範囲に影響することなので重要であり、慎重に対応していきたい。


◆総合振興計画事業 ・・・ 372万6千円
 ・総合振興計画の義務付けはなくなったが、今まで通りの内容で計画を策定予定。
 ・次期計画は平成27年策定のため、平成25年は住民アンケートを実施。
 ・予算はアンケートを行う経費が中心。
《気になったポイント》
 ○議論の中での楠議員の発言「義務づけの無くなった意味を考えるべき。独自色を
  出すことが重要ではないか。コンサルが作るキレイな物より、町民とともに行政
  自ら考え絞り出した計画を」に共感する。現状では今までの焼き直しに過ぎない。


◆障害者自立支援等給付事業 ・・・ 1億0529万8千円
 ・事業費が急速な勢いで増えている(昨年は 9056万7千円)
 ・月形町の特性(2つの障がい者施設が立地)もあり、今後も伸びる。
《気になったポイント》
 ○規模が大きく、お金の出入りも様々な事業なので「特別会計化」の検討も必要かと
  私は考えたが、様々な理由から「今のところは現状で」とのこと。特別会計化する
  ことのメリット・デメリットも整理されていて、納得できた。
  ただ、将来的には検討の余地もある。その時のための準備は必要。


◆町道および公共施設除排雪業務 ・・・ 4969万7千円
 ・平成24年度は2件の人身事故が発生。安全管理体制、人件費の積算と配分について
  一般質問と絡めて金子議員から質疑アリ。
《気になったポイント》
 ○人身事故が立て続けに起きた以上、安全管理等を問われるのは必須。
  委託事業における人件費の問題は「公契約条例」に繫がる視点。展開に要注目。


◆主に高齢者向けの除雪対策事業
[福祉分野:17万7千円/産業課・私道除雪補助金(新規):60万円]
 ・福祉分野の除雪事業は、高齢者事業団に依頼する高齢者の身近な除雪支援。
 ・産業課分野では、高齢化している地区の私道の除雪が対象。緊急路確保が目的。
  要件を満たす地域住民団体が申請すれば、1シーズン3万円以下/戸の補助。
《気になったポイント》
 ○豪雪地帯の月形町では、除雪なしに暮らしは成り立たない。公道の除雪も含め
  様々な対策は必要。しかし個人に補助金を出す場合、キチンとした構想が必要。
  担当課ごとに対象者を規定すると「公平性」の問題も。
 ○少ない予算を有効・公正に配分し町民の満足度を高めるには、町民が「選択」出来
  るようにすることが重要。除雪の様々なメニューを提示し、その人(世帯もしく
  は地域)が最も必要なところに手厚く支援できれば満足感も高まる。
  行政の総合的な取り組みと構想力。


◆国民健康保険事業特別会計
 ・平成25年度の予算に[財政調整基金からの繰り入れ 1000万円]を計上。
 ・平成24年度も1000万円の繰り入れを行った。
 ・平成24年度末の基金残高見込みは2,400万円。
 ・厚労省指針では、基金残高約2100万円が下限ライン。平成25年度下回る見込み。
《気になったポイント》
 ○基金繰入額の動向は、平成24年度の国保会計決算確定と税申告の状況により決定さ
  れる国保税率による(6月定例会で補正)。国保税は一昨年大幅に上げられ、負担
  感が倍増。今後の動向に要注目。
 ○国の抜本的制度改革はいつ? 政治不信に繫がりかねない現実。


◆国民健康保険月形町立病院事業会計
 ・予算書における入院患者数・外来患者数が、実績より遥かに多く非現実的な数字
   → 平成21年度から「目標数値」として計上。
 ・内科医師派遣が隔週1回から毎週1回に増えることで院長の負担軽減になる。
 ・当初予算に一般会計からのルール分以外の繰り入れが、2500万円含まれている。
《気になるポイント》
 ○予算決済時、町長はどういう判断でこの予算を了承したのか?( → 総括質疑)

2013年03月22日

理事者の考えは分かったけれど・・・【平成25年第1回定例会/一般質問】

昨日の吹雪と打って変わって、今朝は気持ちの良い青空が広がっています。思いのほか積もった新雪でまぶしい限り。積雪もまだ1.5m以上あるので、雪融けはまだまだ先ですね〜。春の訪れはいつもよりゆっくりです。

さて、今日は一般質問のご報告。

今回は3つのテーマで質問しました。
質問ごとに、質問主旨と答弁要旨、感想を掲載します。質問中に筆記したメモを使ってまとめたので、詳細な部分は多少違っているかもしれませんが、趣旨は合っていると思います。速報ということでご了承ください。
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平成25年第1回定例会/一般質問[宮下分]

1.「共生のまちづくり」の具体的な施策について

【質問】
「共生のまちづくり」という耳慣れない言葉に当初は戸惑ったが、昨年12月の一般質問答弁で示された概念(組織を越えた横の繋がりをもち、地域コミュニティを活かして育てる)は、古くて新しいスタイルの「まちづくり」の可能性があり、月形町の歴史や様々な取り組みとの合致し期待が持てた。
しかし、それを進めるための具体的な施策は平成25年度執行方針において示されていなかった。平成25年度あるいは任期の4年間を通じて、何をどのようにして「共生のまちづくり」を進めるのか、具体的施策あるいは構想を伺いたい。

【答弁:町長】
「共生のまちづくり」とは「町内にある5つの福祉施設と2つの矯正施設があることに感謝し、しっかり繫がっていくこと」であり、言葉で区切って進められるものではない。職員が意識し、認識を持って進めることが大事である。
町内では「共生のまちづくり」を意識した取り組みが展開されている。例えば新年交礼会(様々なジャンルの人が集う)、地産地消料理コンテスト(JAや商工会、雪の聖母園等が協力)、月形学園への町立病院からの医師派遣など。これらは職員が「共生のまちづくり」を意識した結果である。


【質問】
職員だけが認識していても「共生のまちづくり」はできない。町民にも解りやすく示し、協力を得て進めるものではないか。
そのためには明確なテーマ設定あるいは事業を示す必要がある。例えば「中心市街地」をテーマにすれば、中心市街地の設備や機能を様々な観点から結びつけることで地域コミュニティを活かした「共生のまちづくり」ができる。「地産地消」をテーマにしても良い。
町政の執行者として、目標やテーマを設定・提示して欲しい。

【答弁:町長】
中心市街地のように場所を限定するものではない。共生という想いがあるかどうか、職員の意識が重要。それに「共生のまちづくり」は4年間ではできない。将来にわたって積み上げていくもの。

《感想》
最後まで「共生のまちづくり」の具体策を聞くことは出来ませんでした。
私は「共生のまちづくり」を「組織を越えた横の繋がりをもち、地域コミュニティを活かして育てること=個人や組織が有機的に繋がり発展すること」だと考えていたのですが、町長は「町内にある5つの福祉施設と2つの矯正施設があることに感謝し、しっかり繫がっていく」と言い、「施設・行政・地域という枠組みを大事にしてまちづくりをしていく」という印象を受けました。
いずれにせよ「共生のまちづくり」という言葉は目新しく抽象的ですし、具体策がないので同じ目標に向かって進めるのかも疑問です。町長が事例として掲げたものは既に進められている実績がほとんど。将来的な構想や目標が何一つ示されなかったのが残念です。
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2.町立病院の経営改善について     

【質問】
月形町立病院は赤字補填(ルール分以外の一般会計からの繰り出し)が、5,000万円以上3年連続となり、入院・外来患者の継続的な減少も見られる。平成21年度から5カ年計画で「公立病院改革プラン」を作成したが、効果は見えない。
これらのことから町立病院は危機的状況と考えるが、町長は現状をどのように認識しているのか? また、なぜこのような事態になったと考えるか?

【答弁:町長】
危機的状況と認識している。
その要因の第1は医療法の改正であり、第2は最近の医療費高騰と言える。1次救急、1次医療にはお金がかかる。


【質問】
町長は「ほとんどの公立病院が赤字だ」と言っているが実態は違っている。医療法や医療費の問題はあるものの、全国の公立病院の経営はここ数年で改善されている。総務省のホームページによれば、全国で平成23年度に経常収支が黒字の病院は全体の53%(平成20年度は30.2%)。小規模病院でもほぼ同様の割合で黒字化になっている。(ただし、道内の公立病院の黒字化は全体で38%)

同ホームページには公立病院経営改善事例集が掲載され、黒字化の要因があげられている。
◆患者満足度の向上(病院理念・経営スローガンの浸透、接遇研修、投書箱の設置)
◆医師の確保(大学とのパイプ強化、奨学金・研修費の助成、魅力ある病院づくり)
◆地域医療福祉ケアの実践(地域医療福祉ケアシステムの導入、地域完結型の医療)

各地の公立病院は黒字化に向けて様々な取り組みがなされている。月形町立病院はどうか? 設置者として、今後どのような取り組みをしていくのか?

【答弁:町長】
どういうことで黒字化になっているのか分からない。道内で黒字化になっている病院は少ない。医師が足りないことが要因。医大が3つしかなく、定数を確保できない。

平成25年度から町立病院では、札幌医大からの派遣医を、隔週1日から毎週1日に増員していただく。また、理学療法などの医療スタッフが地域のサークルなどに出向き、保健と連携した取り組みを進めていく。

《感想》
今回の質問をするに当たって全国の公立病院の経営状況を調べたところ、多くの病院がここ数年で経営改善に成功していて、正直驚きました。これまで病院経営に対し町長からは「公立病院の赤字は仕方ない」「改善を国や道に要請している」という答弁しか得られず、甘んじて受け入れてきたことを反省しました。

黒字化している小規模病院の多くは、接遇改善や地域医療福祉ケアシステムの導入など、独自施策でできることをどんどん進めています。月形町も一歩踏み出せば出来るような環境は整っていると考えます。
答弁で赤字の要因を延々と聞かされるより、「黒字化した要因を解析し、検討します。」のひと言さえ聞ければどれほど期待が持てたことか。いつまで先送りしていても状況は悪くなるばかり。  
“いつやるか?” “今でしょ!”  流行語にあやかりたいものです。
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3.学校教育における「地域」との関わりについて

【質問】
「いじめ」や「体罰」など学校教育を取り巻く問題が社会問題化している中、その改善策として、昨年9月の一般質問で教育委員長から「学校・地域・家庭が一体となった三本柱の教育を」の答弁を得た。この言葉から、「学校現場に家庭や地域がもっと関わりながら子ども達を教育する=開かれた学校」が実践されると期待した。
しかし、平成25年度教育行政執行方針では、学校教育分野に地域との関わりや「開かれた学校」を感じさせるものはなかった。
今後、学校教育における「地域」との関わりをどう醸成していくのか?

【答弁:教育長】
学校支援ボランティアなど多種多様な形で地域の人々の関わっていただいている。また、学校に施錠はしているものの、いつでも授業を見せたり、茶話会の会場を提供したりして受け入れている。

《感想》
教育長との一般質問は、いつも一般論を展開されて終了です。答弁がきれいにまとまっていると見る向きもありますが、私は徒労感しか残りません。私は目の前で展開されている教育現場の話しがしたいのであって、一般論はネットで充分知り得るからです。

昨年、札比内小学校が統廃合され、地域に根ざした良質の教育現場が一つ消えました。小・中各1校体制になったことで、今まで以上に地域との関係を持たなければ(関係を持つ工夫をしなければ)、学校は地域から離れて行ってしまうでしょう。
加えて少子化が急速に進行している現状では、関係する保護者の数も減ってきています。以前はあった親子レクが無くなったり、学校を会場にした雪祭りは数年で終了しました。勤務している先生の多くが通勤であり、町内に居住している管理職(校長・教頭)を町内行事で見る機会は年々少なくなっています。

この現状で「学校現場と地域は繫がっている」とハッキリ言えるのでしょうか?
学校を核にした地域の繋がりは明らかに減ったと感じるのは私だけなのでしょうか? 
多少なりとも工夫の余地はあるのではないかと思うのですが、いかがでしょう?

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