2010年02月25日

月形町子育て講演会「子どもと共に過ごすよろこび」ー絵本や物語ー

2月24日午後、多目的研修センターにて、月形町子育て支援センター(花の里保育園内)主催の平成21年度子育て講演会がありました。今年の講師は札幌第一こどものとも社・代表取締役の藤田春義氏です。

藤田さんは現業の他、玩具店経営者や大学講師であり、保育士としての経験も、また7人のお子さんのお父さんでもあるとのこと。そして、4歳から小中高校と月形で育った、月形町に縁のある方でもありました。

会場には小さいお子さんを持つお母さんを中心に、保育や絵本に関心のある女性、そして藤田さんの同級生(私のよく知っている農家のおじさん)の姿も。30人近くの参加者が、藤田さんの優しい語り口に引き込まれました。

講演は絵本の読み聞かせを織り交ぜながら進められ、絵本がもたらしてくれる楽しい時間や文化、絵本を介した親子の関係などについて、豊富な経験をからめた分かりやすくて共感できる内容でした。絵本の紹介もあって、子育て世代にはすぐに取り入れられるヒントがたくさんあったと思います。

以下に私の印象に残った点と、紹介された絵本を記します。
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

平成21年度月形町子育て講演会 『子どもと共に過ごすよろこび』 ー絵本や物語ー

                  札幌第一こどものとも社 代表取締役 藤田春義氏


◆世の中の変化は激しい。でも「変わらないもの」で子育てできたら安心。
 「変わらないもの」とは、昔話や わらべ唄( = 親世代が子どもの時にもあったもの)
   → 今の時代なら「絵本」

◆子どもにとって「文字は聴くもの、絵は見るもの」

◆絵本を読み聞かせることで、直接、親と子が会話を交わせる

◆子どもは、語りかける言葉で「人」に育つ。
 言葉の意味が重要なのではなく、「心のこもった言葉」が必要

◆子どもは「絵本の言葉=読んでくれた人の言葉」ととらえる。
  → 読み聞かせる絵本は、良い言葉、良い文章でなければならない。

◆絵本を読むことは、その作家の感性で身の回りを見ること → 文化に繋がる

◆絵本を読んであげた時の「子どもの反応を楽しむ」のが、大人(親)の絵本の楽しみ方。
 繰り返し同じ本を「読んで」と言われた時も、子どもの反応を楽しめれば苦にならない。

◆子どもは、その絵本を読んだ時の大人(親)とのかかわりを再現したい。だから、何度も何度も
 同じ本を読んで欲しいと言う。その子にとって必要な時間(かかわり)だから。

◆子どもは絵本の主人公になりきれる。物語の中のことは実世界に必ずあると思ってる。 
  → 大人がいっしょに絵本を読んで物語を共有していると、そのことが理解できる。
    理解している大人がそばにいると、子どもは自分を自由に表現できる。

◆せっかく子どもと一緒にいるのだから、その状況を楽しまなくっちゃ。
  → 楽しむためには、お母さんに余裕がないと。「お母さんの余裕」が、お母さんそのもの。

◆家を支える柱はお父さん、家の中心はお母さん。


【紹介された絵本】

「おいでおいで」          あべ弘士 小学館
「きんぎょが にげた」       五味太郎:作 福音館書店
「のえんどうと 100にんのこどもたち」甲斐信枝:さく 福音館書店
「わにわにのおふろ」        子風さち:ぶん 山口マオ:え 福音館書店
「めっきら もっきら どおんどん」 長谷川摂子:作 ふきやなな:え 福音館書店
「どうぶつえんガイド」       あべ弘士 福音館書店
「とべ! ちいさいプロペラき」   子風さち:作  山本忠敬:絵 福音館書店
「大千世界の生き物たち」      スズキコージ 架空社
「三匹のやぎの がらがらどん」   マーシャ・ブラウン:え せたていじ:やく 福音館書店
「ブレーメンのおんがくたい」    ハンス・フィッシャー:え せたていじ:やく 福音館書店
「おおかみ と 七ひきのこやぎ」  フェリクス・ホフマン:え せたていじ:やく 福音館書店
「ねむりひめ」           フェリクス・ホフマン:え せたていじ:やく 福音館書店
「わたしと あそんで」 マリー・ホール・エッツ:ぶん/え よだじゅんいち:やく 福音館書店
「ちょっとだけ」          瀧村有子:作 鈴木永子:絵 福音館書店
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

講演会のあと、(私の小さい頃)夜寝る時に母が昔話の絵本を読んでくれたのを思い出しました。母と一緒に布団に入り仰向けになって、同じページを一緒に見ながら読んでもらいました。年齢的に弟たちも同じ布団にいたはずですが、記憶の中では母と2人きり。
絵本を介した母との時間は、子どもの私にとって大事な時間だったんだなあと、藤田さんのお話を聞いて感じました。
(母はいつも読んでいる途中で眠ってしまうので「お母ちゃん、お母ちゃん、つづき読んで」とせがんだり、母から絵本をそ〜っと取って続きを一人で読んだり・・・色々思い出しました♪)

自分の子どもに対しては、花の里保育園のお陰で絵本の大切さを学ぶことができ、読み聞かせもしました。でも私も母と同様、途中で眠ってしまったり・・・、せがまれてもダメと取り合わなかったり・・・、やはり余裕がなかったんですよね。
この歳でもう一度子育てできたら、やりたいこと、やれることがいっぱいあります。自分の子育てを振り返ると・・・反省しきりです。

講演会で藤田さんが読み聞かせてくれた「大千世界の生き物たち」はとてもおもしろそうで、きっと中1の息子は文章に、高1の娘は絵に興味を持つだろうと、すぐに購入してプレゼントしました。すると・・・予想通り、二人ともどっぷりはまって夢中です。

図鑑のような作りなので、ちょっとした時間にペラペラとめくってはお気に入りの生き物を探したり、現実の世界に重ね合わせてゲラゲラ笑ったり。読んだあとは二人とも目がキラキラしています。

とても良い本との出会いになりました。
講演の藤田さん、企画・運営の花の里保育園の先生方、どうもありがとうございました。

2010年02月24日

栗山町議会「議会報告会」の視察

栗山町議会は、議会基本条例をはじめとする先進的な議会運営を行っていることで広く知られていますが、その根幹は「住民参加」であり、その活動の柱の1つは「議会報告会」です。栗山町議会では平成17年3月に最初の議会報告会を開催し、今年で6回目を迎えました。

今年の議会報告会は2月15日〜20日まで、栗山町内12カ所の会場で開催されました。議長を除く12人の議員が3班(4人ずつ)に分かれて会場毎に報告会を運営、「議会の立場(議会としての統一見解)」でこの1年間に議決した主要なものの内容説明と、町民との情報交換を行います。

私は2月19日(金)カルチャープラザekiで行われたC班(八木橋議員、楢崎議員、置田議員、桂議員)運営+議長参加の議会報告会を視察してきました。会場には私の他に南幌町議3名(この3月に南幌町議会初の議会報告会を開催するため、参考目的に視察)や、テレビ局のカメラも入っていたので本来の雰囲気でなかったかもしれません。
参加者は約60名、うち女性が2割。C班以外の栗山町議も数名傍聴(同時刻に別会場でも報告会を開催)。所要時間は約2時間。

以下に議会報告会の進行と内容、印象に残った点、感想等について記します
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

栗山町議会「議会報告会 No.6」 

1.「議会基本条例前文」のうち「議会の使命」部分の朗読

2.今年度、議会で審議された主要なものの報告と説明
 【泉徳園(栗山町立養護老人ホーム)民営化】
  → 産業福祉常任委員会へ付託
  ・審議経過
  ・産業福祉常任委員会からの意見
  ・採決状況(資料に議員別採決を掲載)→ 賛成多数で可決・採択
  ・可決した主な理由

 【給食センター調理業務等民間委託】→ 総務教育常任委員会へ付託
  ・採決状況(資料に議員別採決を掲載)→ 賛成少数で否決・不採択
  ・否決した主な理由と、今後の展開

 【栗山赤十字病院の状況】→ 一般会議と一般質問から
  ・現状の説明と、今後の見通し
 【議会モニター】
  ・議会モニターからの提言と、活動実績の報告
 【資料説明】
  ・議会の開催日数
  ・町税等の未収金(未収金の詳細説明)
  ・地方議会と国会(議院内閣制と二元代表制の違い、地方議会の役割)

3.上記事項に対する質問と回答
4.資料以外の事項についての質問と回答、その他
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

[私の印象に残った点]

◆議会報告会が「機関(組織)としての議会」の立場で実施されていることを再確認
・報告会を運営する4人の議員の役割分担が明確化され(班長、司会、説明2)、
 全員で報告会を運営
・町民からの質問に対し「議会の立場」を貫いた回答(個人的な見解は無し)

◆議会内の議論や経過が整理されていた。
・町民に分かりやすく短時間で説明するために、伝えるべきポイントが絞られていた
・説明をしやすくするため、追加資料(ポスターなど)を用意=課題の視覚化、具体化
・否決案件(給食センター)については、議会側の見解の根拠を論理的に説明。

◆栗山町民の多くが、二元代表制(議会の役割)を理解
・町民自身が「まちづくり懇談会(行政主催)」と「議会報告会」を聞き比べ、
 それぞれの立場の違いや、見解の相違点を再確認していた。
  → 両者に対する理解を深めると共に、(首長、議員選挙時の)判断材料
・行政と議会の特性を理解し、積極的に活用
  → 行政に対しては、全般的な住民サービスの要望
    議会に対しては(身近な町民の代表者として)行政の問題点の追求と確認を要請

◆地方自治の世界で先進的な取り組みをしている栗山町議会にあっても、町民の要求は厳しい
・議会基本条例があるが故に過剰な取り組みをしていないか、という町民からの質問
 (議員報酬や議会運営に対する厳しいコスト意識)
・議会が関与していない行政分野への説明や対応を求められる

◆議会が機関として機能するためには、時間をかけた議論や調査・準備が必要
・泉徳園民営化では、結論を出すまでの約半年に9回の常任委員会を開催。
 専門的知見の活用なども含め、問題点を明確にし、採決の根拠を共有していた。
・議会報告会で各議員が役割を持つことで準備を入念に行い、課題を深く理解する。
 あわせて「議会としての見解」を再認識できる。
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

「行政より議員は身近な存在なので、色々聞きやすい。」
これはある参加者の発言でしたが、これこそ町民と議会の関係を表している言葉だと思います。

しかしその一方で、「議会基本条例があまりに有名になり、上ずってしまわないか心配」「議会基本条例に縛られて無理をしていないか」などの発言から、身近な存在だった議員や議会が遠くへ行ってしまうような不安感が町民側にあるのも感じました。

身近な存在であることに加え、最先端の取り組みを形にしていくためには資質の向上が欠かせませんが、それらをバランス良く高めていくのは本当に大変だと感じました。
また「地域の課題」は議会運営とは別次元でどの自治体にもあり、その解決策は自分達自身で見つけなければならないことも再認識させられました。


今回、自分の目で見て、肌で感じて、多くの学びと気づきがありました。
視察を受け入れてくださった栗山町議会の関係者のみなさん、ありがとうございました。

2010年02月23日

国道の排雪

月形町は北海道内でも豪雪地帯です。
2月15日時点での総降雪量は772cmだったので、既に8mは超えているでしょう。これで平年並みです。積雪は150cmくらいです。

こんなに降るので道路を除雪した雪が道路脇にうずたかく積み上がり、道幅や視界を狭めています。
そこで「排雪」が行われました。
 
写真は国道275号線脇の歩道。左が2月21日(日)朝、右が23日(火)朝です。

今シーズン2度目の排雪で、夜間2日間かけて月形市街地区間がきれいになりました。
これでしばらくは走りやすい道路が確保されます。

2010年02月22日

(社)北海道中小企業家同友会・南空知支部2月例会

今日は平成22年2月22日、ぞろ目で記念切符が完売とか。そんな日の夜、岩見沢市民会館の一室で(社)北海道中小企業家同友会・南空知支部の2月例会が開催されました。私は会員ではないのですが、南空知支部新年交礼会からのご縁で参加させていただきました。

今回のテーマは「一歩塾ってな〜に?! 〜ちょっと顔出してみたくなるよね!〜」。一歩塾とは、より深い学びの場を求めて平成21年4月に発足し月1回の活動をしている、同友会の若手グループです。

2月例会では、まず一歩塾の活動風景の紹介と、一歩塾が4ヶ月間にわたって学んだダイレクトマーケティング(DM)の手法の概略説明がありました。その後、メンバー5人がDMの手法を使って各々作った「3月例会の案内チラシ」をサンプルに、チラシとしての完成度や問題点などをグループワーク形式で検討し、発表しました。

2時間半の例会でしたが様々な要素や手法が取り入れられ、あっという間でした。また例会毎に担当グループが決まっているようで、担当者同士が切磋琢磨しながら企画を工夫しているのが見て取れました。

業種は違っても、中小企業の経営者(または役員)という共通の立場の人が集まり、課題解決に向けた学びの場を展開していて「おもしろい」と思いました。形は少し違いますが、月形町での「まちづくりNPOふきのとう」や「地球を愛する会@月形」の活動にも共通するものがあると感じました。

自分を高めようと思ったら、まず自ら始めなければ。
行動すれば必ず学びの場ができ、仲間も集まる。

2010年02月21日

「ゴミについての考察」新十津川町で講演


今日の午後、地球を愛する会@新十津川主催「ゴミと化学物質の勉強会」が新十津川町「ゆめりあ」でありました。今回この勉強会の講師の一人としてお声をかけていただいたので、「ゴミについての考察」というテーマでお話しをしてきました。

参加者は10名ほどと少人数でしたが関心の高い方ばかりだったので、非常に濃い内容の話しをすることができました。


(資料作成に当たっては、新十津川町役場住民課で数字等確認させていただきました。ご協力ありがとうございました。)

人が生活すれば必ずゴミは出てきます。
それをどう処理するか、自分はどう関われるか、誰もが関係する問題です。

2010年02月20日

地産地消料理コンテスト「第3回うんまいべ!」

2月19日、第3回になる地産地消料理コンテスト「うんまいべ!」が多目的研修センターで開かれました。今年のテーマは第1回と同じ「月形産食材を使った料理」で、例年と同じ20点(主食2、副食15、菓子類3)の出品がありました。

コンテストの入賞作品は
【グランプリ】  味付けおからコロッケ    (新谷さん)
【準グランプリ】 ゴマ豆腐の野菜巻きあんかけ (仲良しグループ松本さん)
【特別賞】    自家用野菜の漬け物     (仲良しグループ福井さん)
         おぼろづき食パン      (金澤さん)
         油揚げの野菜巻き      (菅原さん)

今回は出品された作品どれもが彩り良く、目に鮮やかなお料理でした。特にグランプリの『味付けおからコロッケ』は、おからとジャガイモの白の中に、枝豆の緑、にんじんの赤、コーンの黄、ひじきの黒、他にも挽肉やタマネギなども入っていて、スゴイ!の一言。味も最高でした。(写真はバックヤードの調理室で撮影したもの。ちょっと見にくいのですが、写真左奥のコロッケがそれです。)

出品されたお料理の多くは『手の込んだお母さんの味』で、とても商業ベースに乗るようなものではありません。話を聞いたところ、3日も前から仕込んだというものもありました。「おいしいものを食べさせたい」という気持ちの表れた本当の家庭料理で、晴れの日に家庭の食卓に出てくるようなものなんだと思います。こういうお料理を食することができただけで幸せですし、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

私は毎回出品していますが、やっぱりバックヤードが一番楽しかったです。わざわざバックヤード分として多めに作ってきてくれたお料理をつまみながら、お母さん方のお料理のコツを聞いたり、材料の調達方法を教えていただいたり。料理を囲むと自然に話に花が咲き、笑みがこぼれるから不思議です。

あまりに楽しそうな雰囲気だったのでしょう、会場に来ていた新商品開発関係者の男性達も途中から加わって、『お母さんの味』を堪能していました。
[右の写真が現在開発中の月形産食材を使ったお菓子:玄米のかりんとう(プレーン・黒糖味)、かぼちゃのきな粉ねじり、かぼちゃのゼリー]

『料理はコミュニケーションの手段』

料理の大事な要素を再認識したコンテストでした。

2010年02月18日

地方議会議員セミナーVol.5「民主党連立政権下の地域主権政策」

2月17日、第一法規(株)主催、北海道町村議会議長会後援の地方議会議員セミナーに参加してきました。会場はホテルさっぽろ芸文館(旧北海道厚生年金会館)。全道各地から100人近い市町村議員が集まったことからも、今回のテーマや講師に対する関心の高さが伺えました。
ちなみに、月形町議会からは私と楠議員の参加です。

今回のテーマは「民主党連立政権下の地域主権政策 =民主党連立政権で地方分権はどう変わるか=」。講師の北海道大学公共政策大学院教授 宮脇淳氏は平成21年11月まで内閣府本府参与・地方分権推進委員会事務局長を務められていたので、本質の話が聞けるのではないかと期待も高まりました。

講演の内容は、2009年12月に発表された地域主権戦略の工程表(案)【原口プラン】を軸に、民主党政権における「地域主権」と旧自公政権時代の「地方分権」との相違点、鳩山内閣における課題の解説(消費税増税、子ども手当、行財政改革、地域主権)、鳩山内閣の現状と今後、などです。

宮脇先生のお話しは非常に熱がこもっていた上に、私の疑問点を丁寧で分かりやすい説明で晴らしてくれ、とても充実した2時間半でした。以前に宮脇先生のお話を聞いたことがありますが、その時よりずっと情熱的で明解だったように感じます(私の理解が深まったから?)

以下に私の印象に残った点を列挙します。
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

「民主党連立政権下の地域主権政策
   =民主党連立政権で地方分権はどう変わるか=」

        北海道大学公共政策大学院教授 宮脇 淳氏

《民主党連立政権下の地域主権政策》

◆現状では、地域政策の状況や将来像は見えにくい。
 例)地方分権改革委員会(計100回以上、全てネットで公開)
    → 地域主権戦略会議(公開は1回のみ)
◆地域主権推進一括法案
・今年3月、国会提出予定
・戦略会議の裏付け法:ただし内容には踏み込んでいない(枠組み法)
・国と地方の協議の場の法制化:地方とは何(誰)を指すのか?

《1.日本の中央集権型統治の形成》

◆中央集権型統治:明治以降に維持された仕組み。「標準化」と「階層化」により形成
・標準化:全国画一基準
・階層化:責任と権限を国が決め、それぞれの階層(都道府県・市町村)に配分

◆第一次地方分権改革
・機関委任事務、地方事務官制度等の廃止は、大きな成果だった
・各省庁が合意できる範囲で分権していった = 勧告したものは全て達成できた
  → 今残っているのは、難しい(合意できない)部分と効果の小さな部分でしかない
    例)新プランでの幼保一元化・・・都市部の一部分が対象でしかない
・団体自治、行政分権を重視した改革だった = 内部の構造改革が中心
  → 住民にとっては「何も変わっていない」という感覚

◆総合行政の構図
・分立:縦割り(各府省別、各局課別の関与等)
・融合:各階層が目的に会わせたそれぞれの仕事を担う(例)義務教育 ←→ 分離 
・現状は「総合」行政:分立と融合の投網状態 ←→ 「統合」行政:現場に対応できる状態

《2.鳩山内閣地域主権政策》

◆消費税・地方消費税増税問題
・地方財政を考えれば避けては通れない問題
・国から地方への補助金19兆円。うち社会保障関係13兆円、義務教育4兆円、公共事業2兆円。
  消費税を社会保障目的税化した場合、増税しても地方のサービスの自由度は増えない。
・消費税は法人税と同じくらい地域間格差がある → 調整方法の検討必須
・社会保障費用は既に国ベースでまとめていかなければ成り立たない状態。
  例)国民健康保険:基礎自治体が事業主体となり、国が補助する現行方式 → 国へ統合

◆行財政問題
・一括交付金問題 ○一括交付とは、交付基準(算定の仕方)を単純化すること。
         ○きめ細かに地域特性を見ていく=ヒモ付きに近い。今までと何ら変わらない
         ○どういう範囲で行うか、どこまで地域特性を勘案するのかが課題
・地方交付税問題 ●昨年来、財政的に厳しい状態の自治体が増えている(臨時財政対策債増)
          =今の交付税算定基準では義務的な業務が賄えない状況。
           交付税の仕組みが成り立たない状態 (基礎自治体では対応不可能)
         ●現状打破には「交付税を拡大」or「サービスを縮小」のどちらかしかない
         ●都市と地方の分配(水平配分)をどうするか
・公務員制度改革 ○民主党マニフェストでは「総人件費2割削減」となっているが、
          65歳へ定年引き上げするも給与法と連動していない

◆地域主権の意味
・言葉の概念が不明解。国民主権とはどう違う
・下からの民主主義 = 基礎自治体優先の法則
・住民参加の[メリット]問題発掘ができる ←→[デメリット]問題解決ができなくなる
・住民参加で決定したことを、納得のいく説明によって否決できる議会が最も力がある

◆シビルミニマムと経済成長戦略
・シビルミニマム(市民から見た最低基準)とナショナルミニマム(国の視点で決定した統一基準)
・地域が地域のエゴにとらわれず、国全体的な発言をすることで初めて力を認められる(地域主権)
・1970年代美濃部都政・・・地方首長が国政を動かした唯一の時期

◆議論の課題
・発言力の大きさ、以前は「町村会」だった(合併で数を減らし力を落とす)
 →「市会」になり(合併で数を増やし力を増したが、人口規模に開きがありまとまらない)
  →今は「知事会」が中心(国は、地方=知事会と考えている) 
・知事会は住民から遠いのではないか?

《3.鳩山内閣の政策》

◆鳩山内閣の政策特性
・政策重点を供給側(業界)から需要側(個人)へ転換
 → ○所得を生み出す政策がおろそかになる
   ○景気対策としては時間がかかる(供給側への配分は即効性あり)
   ○基礎自治体の事務が増える
・正義感を支える価値観の不明確化
   ●(自公政策の否定でなく)新しい姿を示す = 不明確な部分を早く明らかに
   ●例)子ども手当:当初の理念(社会で子どもを育てる)なら、制限なしに全員へ。
       給食費との相殺、税の滞納との相殺・・・理念から離れていく → 信用をなくす

◆鳩山内閣の現状
・「混沌」状態
・「新しい秩序を作る」ことができるか、「混乱を招く」かは夏の参議院選挙の結果次第

◆今後の政局動向
・全ては参院選後。
・来年の統一地方選で「国と地方の体制変化」。その後、アジアやアメリカでも体制変化の時期。
・今の地方主権構想は総務省と知事会中心(体系的)←→ 地方の声(多極分散型の発言)の重要性
・混沌とした今、地方が声を上げると意外と通ることがある。→ 議会が声を上げる。議論をする。
・市町村は自治体として、横の連携による発信がない(プロジェクト単位のみ)。
 政策に乗せるには、他の自治体が興味を持てるよう、広い観点で発信していく。
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

やはり話しの肝は、基礎自治体として「何がしたいのか」「どうあるべきなのか」を明確にすることと、覚悟を持って決定し、実行していくこと。それらを、議会や首長が住民と共に納得しながら進めることができたら、地域主権に繋がっていくということなのだと思う。

「地方自治」「地域主権」をめざして活動する、先生・首長・議員の言葉や手法は違っても、向かうところは同じだと肌で感じた。だからこそ、私も月形という特性を活かした自治の姿を実現すべく、自ら考え、選択していかなければ・・・。誰も教えてくれないし、頼ることもできない。自ら到達しなければならない。それが積極的自由。

2010年02月17日

特設『確定申告コーナー』

kakutei1.jpg昨日役場に行ったところ、正面玄関を入ってすぐのロビーに『確定申告コーナー』ができていて驚きました。

これは、16日から受付が始まった確定申告をスムースに運ぶため、住民課税務係が特設コーナーを設置したとのこと。
特設コーナーを設置したのが初めての試みなのと開設初日だったのとで、ちょっと窮屈な感じもしましたが、おいおい改善していくとのことです。

とかく難しい(面倒くさい)イメージの確定申告ですが、開放的なロビーで、イスに座って担当者と同じ目線でやりとりできるので、ちょっと気楽にできますね。

  『確定申告コーナー』
  2月16日〜3月15日までの平日、8:30〜17:00
  ただし、12:00〜13:00は税務係窓口での対応

こういった新しい取り組みに触れて、何だか嬉しくなりました。

2010年02月16日

行政区対抗ミニバレーボール大会(2010)

minivoll221.jpg
2月14日(日)に月形町総合体育館で、毎年恒例の「行政区対抗ミニバレーボール大会」が開催されました。参加は男子12チーム、女子8チームと、昨年より1チームずつ減ったものの、体育館内は老若男女、選手や応援する人であふれかえりました。

minivoll223.jpg右の写真は駐車場。この写真を撮ったのは昼過ぎで、既に半数のチームは試合を終えている時間。それでもこれだけの車があるのは・・・町民的行事の証拠です。

それから会場の総合体育館は、昨年11月に床の全面改修と防護ネットや照明の更新を行ったので眩しいくらいに明るく、普段の姿からは想像できない情熱的なプレーをする人々を側面から盛り上げていました。またロビーのテレビ前では、バンクーバーオリンピックの女子モーグル決勝に釘付けになる人達も。会場のそこかしこでは久しぶりに顔を合わせる人が会話に花を咲かせる姿もありました。

ミニバレーの試合だけでなく色々と楽しめた素敵な休日でした。
大会を運営してくださった体育協会や体育指導委員、月形バレーボール協会、教育委員会の方々、お世話になりました。ありがとうございました。

なお試合結果は、男子優勝が赤川Aチーム、女子は市北チームでした。

ちなみに私たちの市南チームは、男子は予選で早々に敗退、女子も決勝トーナメント1回戦で優勝した市北チームに敗れ、決勝が始まる前に懇親会に突入したのでした。

色々楽しい大会でしたが1つ残念だったのは、ケガ(アキレス腱断裂)をした人が出てしまったこと。この大会では時折起きることで、みなさん注意はしているのですが・・・早く治りますように。
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

余談ですが、総合体育館の改修・更新は麻生政権時代の平成21年度補正予算によるもので、もともと計画されていた事業の前倒しです。

毎年少しずつ計画的に改修する方法だと「新しくなった」「キレイになった」「使いやすくなった」とは気付きにくいことも、これくらいまとめて行えば多くの人が気付き、【お金が回っている】と実感できるのですね。
それと同時に「こんなに新しくしなくても」という声も聞こえてきて、お金の使い方は本当に難しいです。 

2010年02月15日

劇団がたっこ第5回公演「ケンジ先生」

2月13日(土)夜に「劇団がたっこ」の5回目を迎える定期公演がありました。(過去の公演の様子 → 第4回ビューティフルサンデー第3回ザ・シェルター

会場には小さな子どもから年配の方まで200人近い観客が集まり、これまでの公演とはまた違った期待感にあふれていました。「劇団がたっこ」は町内の小中高校生有志による児童劇団ですが、年1回の定期公演に加え町内での活動(慰問公演、自主公演、樺戸神社カラオケ大会出場ほか)で認知度が上がったことや、団員の人数が増えたこと(現在20名ほど)も一因かもしれません。

今年の演目は「ケンジ先生」。西暦2110年が舞台。既に学校は無く、教育はパソコンで各自が行うスタイルに。14歳の孫娘レミの教育に何かが足りないと感じたお婆ちゃんが、100年前に製造された教師型の中古アンドロイド(人型ロボット)をプレゼントするところから物語は始まります。
問題を解くことではなく「自然や生きていることから学ぶ」ことの大切さを教えるケンジ先生に、レミの家族や友達も感化されて・・・

2時間にも及ぶ公演でしたが、最初から最後まで観客が引き込まれていたのは「劇団がたっこ」の実力が上がったことに他ならないのですが、歌あり踊りありのミュージカル仕立てだったことも要因でしょう。それに教育が題材で誰もが何かを感じる内容であったこと、嫁姑の対立やその間で情けなくも優しい夫、多才で味のある店主など、様々なエッセンスが加えられていたことも共感できる要素でした。

見ている時はあっという間の2時間でしたが、これだけのものを仕上げるのはどれほどの時間と情熱を要したのか・・・見終わって振り返ってみて、改めて感動した次第です。(公演の次の日、行政区ミニバレーボール大会に集まった町民の中でも話題になっていましたよ。)
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

今年も「達成感を味わった子ども達の顔」は素敵でした。そして毎年思うのは、この笑顔によってどれだけの人が元気とやる気をもらっているのだろうかと言うこと。子どもの力は、計り知れないものです。

団員は学校での勉強の他に、+放課後の部活動、+劇団の活動、+生徒会(児童会)、+塾、+アルバイト、+月中雪祭実行委員・・・など、それぞれの「やりたいこと」を同時進行でこなしています。(もちろん学校と劇団に集中している子もいます。)
こんなにもたくさんの「やりたい」を実現させるためには、保護者や地域の人の協力なしには叶いません。それがごく当たり前にできる月形町の教育力はスゴイと思いませんか!

もちろん子どもの人数が減って、やりたくてもやれないこと(大人数を要するスポーツ等)もありますし、少人数だから誰かがやらければならないこと(やらされていると感じること)もあります。

それも含めて、「○○をやりたい!」と発すれば何とか支えようとする大人が現れる、子どもが集う、それが月形の暮らしです。

2010年02月12日

心があたたまった、素敵な『第3回月中雪祭』

「建国記念の日」の昨日午前、第3回の月形雪祭(ゆきまつり)が開催されました。

先週までの厳しい寒さとはうってかわって、風もなく陽も差し込む穏やかな天気で「暖かくて良かったね」と話題に上るほど(とは言ってもー5℃くらいの気温です)。3回目にして初めて天気に恵まれた雪祭です。(過去の様子→ 第1回中止編第1回プチ開催編第2回予告編

会場には学校関係者(生徒、保護者、先生、行政)だけでなく、たくさんのちびっ子やお婆ちゃん、お爺ちゃんの姿も。みんな笑顔満開で過去最高の人出でした。

それもこれも第3回という実績と事前のPRの成果でしょう。右の写真は2月10日の朝刊に折り込まれたチラシ。中学1年生のデザインで学校のプリンターで作成したとか。他にも町内にポスターが張り出され、町報や新聞にも記事が掲載され、楽しい雰囲気が発信されてワクワク感を盛り上げていました。

とはいえ雪祭の規模は今までの1/2〜1/4。雪像数体とイス、2つの雪山に滑り台が数本、そして小さなステージ。普通に考えれば「少しさみしい雪祭」になりかねないところ、心あたたまる笑顔満開の雪祭にしたのは実行委員(1・2年生の有志)の『おもてなしの心』と、その気持ちのお手伝いをした『大人の存在』でした。

高速のチューブ滑り台では、実行委員がチューブを下から上に運んだり、チューブの安全な座り方を手伝ったり、怖がっている子どもにやさしい声をかけたり、スピードが出すぎないように介添えしたり・・・。
尻滑り台では順番を整えたり、何度も何度も挑戦するちびっ子とハイタッチして盛り上がったり・・・。
遠巻きに子ども達の様子を見守っている大人達には、温かい飲み物や食べ物を配って歩いたり・・・。
座り心地の良いイスとカウンター(もちろん雪と氷)ではジュースをサービスしたり・・・。
ステージでは「ココア早飲み大会」の司会で、大人と絶妙な掛け合いで場を盛り上げたり・・・。
他にもあちらこちらで『おもてなしの心』が感じられ、いつしか会場全体がほんわかとした雰囲気と笑顔に包まれていました。

そのほんわかした雰囲気に一役買ったのが、これまた大人の有志の方々。教育委員会がその中心ではあったものの、そこにお父さんやお兄さん、近所のおじちゃんが加わって飲み物(ココア・甘酒)を暖めながら焼き鳥や焼き芋をふるまっていました。この食材のほとんどはこれら有志の方々のご厚意!
「子ども達の喜んだ顔が見れるだけでいいから。」
「まちを盛り上げようって頑張ってる子どものことを応援したいじゃない。」
「寒い場所だから温かいものがあったらいいよね。」

人と人の心が紡いだ、本当に素敵なステキな【月中雪祭】でした。
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

この【月中雪祭】発祥は、現月中3年生の『月形の冬イベント「SNOWフェスティバル」の楽しさを再現したい!』との想いから。SNOWフェスティバルは、町外からもたくさんのお客さんを集める町をあげてのイベントだったのですが、様々な理由で平成17年を最後に終了してしまったのです。

過去2回の月中雪祭は、その学年が総合学習の時間と休み時間を使って企画制作しました。そして今年は・・・3年生は受験で引退。総合学習の時間が使えなくなったり、新型インフルエンザの影響で冬休みが短くなったり。色々な条件が厳しくなる中、想いを受け継いだ1・2年生の有志が実行委員会を立ち上げ、放課後を利用して頑張って、この日を迎えたわけです。

想いは繋がる。そしてどんどん膨らむ。

私も月中雪祭から素敵なプラスのパワーを受け取って、新しい種を播きたくなりました。
月形町が元気になるような種。月形町民が繋がっていくような種。
頑張って実にしますよ♪

2010年02月05日

産業建設常任委員会(2010.2.5)

今週はずっと低温で日中でもー10℃前後までしか上がらず、最低気温はー18℃くらいです。冷凍庫のような毎日と降り続く雪そして吹雪模様に、多くの月形町民が疲れを感じているところです。

また、2月3日には月形町と浦臼町の境界で、車と列車による踏切死亡事故が発生しました。学園都市線でも本数の少ない区間(1日の運転本数上下線計14本)での事故は、猛吹雪による視界不良が原因でした。町内で1,900日余り死亡事故がなかったこともあり、町民みなが驚いています。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

平成22年2月5日現在の降雪量は677cm(昨年同日は450cm)、積雪は160cm(昨年同日は46cm)と昨年よりかなり多いのですが、これで平年並みとのこと。昨年が極端に少なかったのが分かります。
ただ、1月9日以降、雪の降らない日がたった3日間しかなかったということから「雪が続いている=疲れた」というのも事実です。あまりにも降雪と寒さが続くので、屋根に乗った雪が落ちずに重さを増しています。どうぞ事故など起きませんように。
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

さて、本日午後、委員会室にて産業建設常任委員会が開催されました。今回の調査内容は、前回と同じ「商工業の現状と雇用対策について」です。

細かな項目も前回と同様に、一歩踏み込んで行いましたが、その詳細については委員会報告に任せたいと思います。
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

何も報告できないのも何なので、私の感想を。

中小企業対策として様々な施策が打たれているのことは理解できましたが、一つ一つにさらなる工夫の必要性を感じました。また、第3次振興計画に沿って様々な施策が組まれていくわけですが、計画を消化するための事業になっているようにも感じました。振興計画の理念はどこにあるのか、その部分が共有されていないと全体像は伝わってこないように思います。

それから、施策の実績が見えにくいのは、設計の段階で「月形町の経済状況」の全容が充分把握されていないためではないか、と感じました。現状を分析する手段として楠議員が提案した方法(以下に記載)は非常に緻密であるけれど分かりやすく、次のステップへの道しるべになると感じます。

行政は様々な統計を取っていますが、それは利用して初めて生きてくるもの。こつこつと集めた日ごろの努力を活かすためにも、取り組んで欲しいと思いました。

【月形町商業の現状把握法・楠案】
             ◆ 町民を対象にした商業(Aコープを中心にした商店・・) 
 ●町内を対象にした商業〈                   ◆町内業者の提供部分 
/            ◆ 各種施設を対象にした商業 ーー〈  (課題:lot、加工品)
\              (刑務所、福祉施設、病院・・)  ◆町外業者の提供部分
 ●町外を対象とした商業(コンビニ・・)

2010年02月04日

総務民教常任委員会(2010.2.4)

本日午後、総務民教常任委員会が開かれました。
所管事務調査(行政からの説明と視察)は社会福祉協議会(社協)が事務所を置く交流センターで、それ以外は役場3階委員会室で行いました。

今回の調査内容は「地域福祉の委託業務の内容等について」ですが、社会福祉協議会の業務に一部踏み込む調査になりました。これは前回「高齢者福祉」を調査した際に、今後の展開として地域福祉が重要であること、その鍵となるのは「社会福祉協議会」であるという結論に至ったからです。

社会福祉協議会とは、社会福祉法に基づき設置された非営利の民間組織で、民間の社会福祉活動の推進を目的にしています。関係各機関の協力と連携により、地域の人々が住み慣れたまちで安心して生活することのできる「福祉のまちづくり」をめざして、様々な活動を行っています。

今回の調査対象は社会福祉協議会の業務のうちの、町からの委託業務部分についてです。
以下に要点を記します。
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

『地域福祉の委託業務の内容等について』

【1. 社会福祉協議会運営補助事業について】

◆職員等人件費(事務局3名分)・・・957万3,263円(平成20年度決算額)
                 959万8,000円(平成21年度予算額)

◆事業費(主に4つに事業) ・・・・104万3,185円(平成20年度決算額)
                 152万1,000円(平成21年度予算額)
 (1)在宅老人等日常生活用品助成事業(オムツ代助成)
  ・85万6,632円(平成20年度決算額)→ 98万円(平成21年度予算額)
  ・使用実績から自己負担3,000円/月、その残額の2/3を補助。ただし上限7,000円/日まで

 (2)ふれあい生き生きサロン推進事業(高齢者・障がい者対象の茶話会、昼食会他)
  ・9,134円(平成20年度決算額)  → 3万円(平成21年度予算額)
  ・開催 4回、 のべ参加者 105人
  
 (3)ボランティアセンター運営事業(ボランティア活動の啓発、推進)
  ・15万7,560円(平成20年度決算額) → 31万1,000円(平成21年度予算額)
  ・除雪ボランティア6団体への交付金と、一般ボランティア3団体への助成金、活動保険

 (4)地域福祉ネットワーク事業
  ・関係団体や機関、住民相互の連携を図り、地域福祉を推進する事業
  ・構成:福祉関係施設代表者、民生児童委員協議会代表者、日赤奉仕団委員長
      更生保護女性会会長、老人クラブ連合会会長、行政機関関係者、知識経験者
      行政区代表者、社会福祉協議会、子ども育成連絡協議会会長(委員総数19名)
  ・1万9,859円(平成20年度決算額) → 20万円(平成21年度予算額)
  ・内容:会議2回、視察研修1回

[質疑応答]
Q 平成21年度の予算額が20年度決算額に比し大きく伸びているように見えるが、その理由は?
A 予算が伸びているのではなく、平成20年度の実績が少なかった(予算が使われなかった)。
  平成20年度に社協の事務局体制が変更となり、予定通り事業が実施できなかったことが大きい。
  平成21年度は平成20年度当初計画と同じく予算組みしており、また実績も上がっている。

Q ボランティア事業でも予算額に比べ決算額が低いが、
  ボランティアの担い手がいないのか、事業自体に問題があるのか?
A 平成21年度では給食ボランティアへの取り組み等も行われ、活発化してきている。
  保健センターでのボランティア(保険推進員に変わるもの)や教育委員会のボランティアとも
  将来的には一元化し、総合的なボランティアセンターへの発展も考えている。

Q 地域福祉ネットワークは、町の地域福祉計画の中心になる存在。行政の計画を反映させるためにも、地域福祉ネットワークの(地域福祉計画の中での)位置づけを明確にする必要があるのではないか。また、民間専門家の意見を聞いたり、社協が主体的に考え、地域福祉ネットワークを推進する必要があるのではないか。
A 行政は地域福祉ネットワークの一員でもあるので、社協に提言していきたいと思う。

[意見等]
●町は事務員3人分の人件費を負担している。それに見合った事業展開をしているのか疑問。
●事務局体制が変わったとは言え、役員体制に変更はなかったはず。継続的な事業運営ができなかったことは問題。
●地域福祉ネットワークが社協の事業の要に思う。この事業の成功が鍵になるのでは。
●地域福祉を考えた時、社会福祉協議会への期待は大きい。


【2. 交流センター管理関係業務】

◆委託先:社会福祉法人 月形町社会福祉協議会

◆開館時間:月曜〜土曜日の午前8時半〜午後6時、(利用申し込みがある場合)午後9時まで
  ※日曜日、祝日も利用申し込みがあれば開館。葬儀などやむ終えない場合は、適宜対応。
      
◆委託業務内容:受付、清掃等、管理(暖房機等、放送設備等、設備備品、施設周辺) 

◆委託料:395万1,150円(平成21年度契約額)

◆利用状況:利用日数(1日1件でも利用した場合に1とカウント)÷対象日数で調査
 (平成21年4月6日〜12月31日分)・・・総利用率・・・83.33%
 ・平日の利用率・・・91.76%
 ・土曜日・・・・・・68.42%
 ・日・祝日等・・・・62.75%

[質疑応答]
Q 夜間の利用状況は?
A 詳しいデータを後日提出します

Q 地域の集会所としての役割は果たしているのか?
A 実績も上がっている。住民に不満はないと思う。

Q ペレットボイラーによる暖房の状況は?
A ペレットの消費量は9t/月(冬場の暖房用として)予算より増えているが、
  他の光熱費(電気、灯油など)は減っているので、年度を通して様子を見たい。
  温度管理や時間管理は他の暖房同様できているので、使い勝手に問題はない。

Q 交流センターの使用申し込み手続きはどうなっているのか
A 空き状況の紹介などは交流センターでできるが、申し込み手続きは役場総務課管財係で

Q 委託先は社会福祉協議会だが、業務の一部は他の団体が行っている。問題はないか?
A 管理運営など一切を含め、社会福祉協議会に委託している。
  実際には、受付の一部(夜間・日祝日)は高齢者事業団、清掃は障害者団体が行っているが、
  コストや手続き上も問題はないと考える。

[意見等]
●委託料と業務の関係で、更なるコスト意識が必要ではないか。
●利用者に配慮し、申し込み手続きの利便性向上が必要では。
 (交流センターでも申し込みできるようにした方が使いやすい。)
●高齢者サロンの利用促進が課題。
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

地域福祉の要は社会福祉協議会であることが、今日の調査でも実感できた。が、平成20年度の事業実績を見る限り、まだまだ余力があると感じられる。様々な問題もあると思うが、ぜひぜひ頑張って地域福祉の構想を掲げてほしい。

月形町は高齢者も、障がい者も多く住む町である。そして私たちも人ごとではない。いずれお世話になる身であり、担い手でもある。
社会福祉協議会、期待してます。

2010年02月01日

あなどれない『住民健診』

みなさんは住民健診を受けていますか?

月形町国民健康保険運営協議会で話題になるのは、住民健診の受診率をもっと上げるということ。厚生労働省からの『特定健診の対象者(国保加入の40〜74歳)の受診率を平成24年までに65%にする』という目標値に対して、現状では40%にも届いていません。特に50代の受診率が低いという報告もありました。

この目標値は国民健康保険会計にも直結する問題(目標が達成できない場合はペナルティーが課せられ、負担金が増える)なのですが、それ以上に『住民の健康』『予防医療』の観点からも受診率を上げていく必要があります。
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

さて前置きが長くなりましたが、

実は私、今年度の住民健診でちょっとした異常が見つかりました。血液検査でLDL(悪玉)コレステロールの値が基準値を少し超えていたんです。それ以外の項目は全て基準値内に収まり、メタボでもなかったので本当に軽く考えていました。
保健師さんからの指導で「病院での再検査」の指示があったのですが、”そのうち受ければいいかな”という感じで、悠長に構えていたところ・・・

保健指導を受けてから1ヶ月後に町立病院の内科を受診。で、先生から
「コレステロールが高いと動脈硬化になりやすいのは知ってるね。
最近はLH比(LDLの値をHDLの値で割った数値)を使って判断するんだよね。1.5以下なら問題がないけど、2.0で注意信号、2.5以上は治療が必要だから。
宮下さんの場合、2.5以上になっているから薬で治療しましょう。」
「え”〜〜!」

色々調べてみると、知らなかったことや思い違いだったこともわかってきました。

●コレステロールは食事の影響を受けるものは20%程度。残りは体内で合成されたもの。
●LDLコレステロールと女性ホルモンには密接な関係にあるので、
 ホルモン分泌が減少する中年以降は余剰気味になる(数値が上がる傾向がある)
●コレステロール値は体質や遺伝の影響を受ける。
●肝臓で合成されたコレステロールを全身の細胞に運ぶのがLDLコレステロール、
 体中から集め肝臓に戻すのがHDLコレステロール。両方がバランス良く機能することが重要。
●運動することでHDLコレステロールを増やすことができる。


今回のことで私が最も驚いたのは【コレステロールの多くが体内で合成されていた】こと。LDLコレステロールの値が高いと言われた時、すぐに食事の内容や改善を考えたのですが、それはメカニズムのほんの一部に過ぎなかったとは!
そして【健康診断で正常値であっても動脈硬化が進んでいる可能性がある】ということ。LH比に注目!!
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

住民健診がきっかけで健康に関する正しい知識も増えました。もちろん早期発見・早期治療できたことが何よりです。そして、運動の重要性と体重を減らすことの必要性も。

実際に治療を受ける側になって、町内の保健・医療体制も見えました。
(保健指導や町立病院の体制、先生の説明など、きめ細やかでわかりやすかったです。今まで急性疾患の時しか病院を利用することがなかったので初めての経験でした。『病気とつきあう』という姿勢において、今の月形町の保健や医療体制は心強いものだと思います。)

薬を長期間服用することになって、その大変さを身にしみました。
(コレステロールの薬は1日1回1錠ですが、たまたま同時期に座骨神経痛の薬を飲むことになり、1日2回のものと1日3回のものがあって、普段薬を飲みつけない私にとって非常に混乱しています。高齢になってもっと薬が処方される事態になったら・・・間違えないか、不安です。みなさん工夫されているんでしょうね。)


月形町ではたった1,000円でかなり詳しい検査が受けられます。
それに、さまざまな「気づき」を与えてくれる『住民健診』、あなどれません。
みなさんにも受信をおすすめします。

カレンダー

<   2010年02月   >
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28            

検索


カテゴリー

新着記事

  1. 月形町子育て講演会「子どもと共に過ごすよろこび」ー絵本や物語ー
  2. 栗山町議会「議会報告会」の視察
  3. 国道の排雪
  4. (社)北海道中小企業家同友会・南空知支部2月例会
  5. 「ゴミについての考察」新十津川町で講演
  6. 地産地消料理コンテスト「第3回うんまいべ!」
  7. 地方議会議員セミナーVol.5「民主党連立政権下の地域主権政策」
  8. 特設『確定申告コーナー』
  9. 行政区対抗ミニバレーボール大会(2010)
  10. 劇団がたっこ第5回公演「ケンジ先生」