2008年10月08日

月形町子育て講演会「子どもの笑顔を消さないで」

今日は午後から、平成20年度月形町子育て講演会が多目的研修センターで開催されました。
演題は「子どもの笑顔を消さないで」 〜子どもの思いを受け止めて豊かな子育てを〜
講師は、札幌もみじ台南保育園園長の三浦由美子先生です。

ご存じの方も多いと思いますが、三浦先生は月形町花の里保育園の初代(H11〜13)の園長で、花の里保育園の開設にご尽力いただきました。ちょうど同じ時期、私の子供たちも保育園に通っていたので親子ともども大変お世話になったのはもちろんのこと、開設当初、保育や運営など様々な場面で三浦先生と議論しあったことが懐かしく思い起こされました。今の私がこうしてあるのも、先生とのかかわりが影響していると言えなくもありません。

さて講演会は約20名の参加者があり、赤ちゃんを抱いたお母さんから小学生を持つお母さんまで、現役子育て世代がほとんどでした。手振りを交え情熱的に語る姿は、花の里保育園園長時代と全く変わらずパワフルで、聞き手を先生の世界にぐいぐいと引き込み、あっという間に90分が経過していました。

以下に心に残ったいくつかの言葉を記します。
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◆だだこねの時間が長い子ども、切り替えのできない子どもは、保護者が善悪の判断基準を雑に教えてきたため。言葉を覚えたての頃(1歳半)から丁寧にキチンと教える必要がある。
◆自我が目覚め、それが自我肥大を起こすとワガママになる。2〜3歳の頃にその境が現れる。
◆子どもは「切り離された」「突き放された」と大人の何倍も強く感じる。
◆見通しのある言葉かけが重要(例)ルールが守れるんだったら戻ってきてね。

◆むやみやたらに誉める教育の弊害
 ・ちょっと叱られただけで大きなショックを受ける
 ・人としての器ができない
 ・失敗を乗り越える力がつかない
 ・子どもの「体験する機会」を奪う
◆厳しすぎる子育ての弊害
 ・本当のことが言えない→ウソをつく(自己防衛のため)
 ・本当のことを言ったら認めてもらえるという経験を積ませる
 ・本当のことを言うのは勇気がいる。勇気を認める
 ・本当のことが言えるよう、導きの言葉が必要
 
◆躾とは、人が見ていないときでもできる力
◆子どもは育てたように育つ 
◆母親が「子どもの気持ちをわかりたい」という気持ちになるだけで、子どもの気持ちに近づける
◆「抱きしめる」「突き放す」「見守る」この3つをタイミング良くできれば、子育ては上手くいく
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講演会終了後、花の里保育園時代の教え子(現在中学生)が数名、先生に会いに駆けつけていました。三浦先生の保育も子育て教育も、月形の地にしっかり根付いています。3年間と短い期間ではありましたが、三浦先生の情熱に触れることができた私は(月形は)幸せだなあと思います。またいつか機会がありましたら、お話を聞かせてください。

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