2008年09月07日

北海道自治体学会フォーラム in えにわ(報告・2)

トークセッション 片山善博氏&中島興世氏  司会:片山健也氏(ニセコ町職員)

◆後期高齢者医療制度
・国会議員がキチンと議論しないまま通してしまった(→ 問題発見の遅れ)
・国保救済が主目的だったのに・・・
・現行の健康保険は(職業別)縦割り → 地域ごとに一つにまとめてみては

◆議会
・議会は政策をめぐるセリ(政策闘争)。スムースに通すことが目的ではない。
・(首長も職員も)普段キチンと仕事をしていればだいたいの答弁ができるはず
・議会が成熟すれば、数字を聞くような細かい話は出なくなる(答弁調整しなくても大丈夫)
・地方議会は試行錯誤するところ
  対極:矢祭町(議員日当制)←→ 三重県(通年議会)
・答弁調整しない = 判断を議会にゆだねる → 結論がわからなくなる → 状況対応型に変化
・答弁調整しない = 判断すべき人(議会)に判断をゆだねる → 首長、職員は楽になる

◆市町村合併
・更なる合併の強要はあり得ない
・それぞれの自治体の考えで進む方向が決まる

◆地方分権
・地方分権には2つの方向性がある
  団体自治(自治体と国の関係)・・・今まで力を入れてきた
  住民自治(自治体と住民の関係)・・ここがなければ住民の関心は呼べない
・住民自治を進めると議会の決定力が増す→議会の質が問われる=議会改革の必要性
・大きな起債をするときには住民投票をしてみては
  (住民=主権者に聞く、住民投票の制度化)
・道・国に「気兼ね」「遠慮」「恐れ」があっては自立できない
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第3分科会『自治体議会のこれからの役割
              〜市民に開かれた議会へ〜』
 コーディネーター:森  啓氏
          (北海学園大学法科大学院客員教授)
 パネリスト   :中尾 修氏(栗山町議会事務局長)
         :林かづき氏(江別市議会議員)
         :田中芳憲氏(恵庭市議会議員)

◆議会改革
・議員数を減らすことと議会改革は直接関係ない。民意の把握こそが重要。
・なぜ「議員定数を減らせ」という流れになるのか? → 議員の仕事が見えないから
・議会改革 = 住民との回路を沢山持つこと。住民との向き合い方。
・質問に答える側になること(議会報告会などの場面)で、議員もまた成長する

◆会派のメリット、デメリット
・会派による縛り ←→ 個人の考え・自由な評決

◆自治法は壁か
・法の解釈権

◆情報の提供方法
・インエターネットの利用、ビデオ中継
・議会の夜間・休日開催

comments

初めて、ブログを拝見しました
当日私も実行委員として参加していました
パネリストの田中さんは、私の会派の副会長です
なんとなく懐かしく投稿しました

かわはら光男さん、コメントありがとうございます。

田中さんと同じ会派ということは、恵庭市議会最大会派のということですね?
フォーラムでの田中さんのお話を伺って
「会派で揉んでいる(議論している)ことを、そのまま議場や委員会の場でやれないのか?
会派が最大で過半数を占めているからこそ、議論を公開の場で行うことでその会派の透明性が増したり、各議員の個性が強調されたりして、市民からの信頼も厚くなるのではないのか?」
と感じました。
私の所属する月形町議会は10人の議員で会派もないので、会派制をとっている議会運営の本当のところはわからないのですが、一般市民の方も私と同じように感じているのではないかと思っています。

かわはら光男さんブログを拝見しました。頻繁に更新され、議会の様子を伝えていることに関心しました。私の場合、定例会の前と最中になると頭が議会中心(インプット傾向)に切り替わってしまって、アウトプットまで持って行けません。本当は会期中に情報発信することが最も求められていると思うのですが、なかなか思うようにはできません。

かわはら光男さんのようにガンバッテ更新せねば・・・。
やる気が起きてきました。ありがとうございます!
よろしかったらまたコメント寄せてください。

  • 宮下ゆみこ
  • 2009年03月15日 18:13

  •     

 お久しぶりです
第一定例会と第二定例会の間が、一番間が開いていて、気持ちにも、やりたい事にもゆとり感がある時期ですね

 我が会派だけについて述べれば、基本的な考え方を同一とする者で多種多様な観点から議論を重ねる
そこで着地点を見出す事ができる
但し会派会長・会派幹事長という進行役があって成り立つのですけれども

 24人で勝手に議論は、本筋の内容を深める事にはならず、今までの本会議に於ける質疑等見ていても、「議論ではなく論争」だろうと推測します

 私は地方議会に「学者的発想」を持ち込むのは如何かと考えています
ただ宮下さんの様に、地域に溶け込み「町民住民の意見をたくさん頂く」活動をされていますことは素晴らしい事と感じています

 目先の事だけではなく、持続的に100年先を見ながら、地域住民の為になるだろうと、思う事を与えられた立場でしたいと考えています

 ひとのブログに乗り込んで、言いたい事を勝手に言いまして、誠に申し訳御座いませんでした
月形町が益々栄えます事を、祈念致し共に」頑張ります事をお誓いし
失礼致します
       かしこ

  • かわはら光男
  • 2009年04月08日 09:12

  •     

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