2010年07月24日

全員協議会(2010.7.23)切手事件について

7月22日の北海道新聞朝刊・空知版の記事「幕引き図る月形町」は町民および議会に大きな影響を与えました。

この記事を読んだ町民から、様々な意見が各議員に寄せられたのは言うまでもありません。また、20日の臨時会での行政報告内容や、質疑応答でのやりとりからは「調査は継続」というニュアンスを受け取っていた議会にとって、たった1日で町側の態度が180度変わったかの印象を受ける報道に「議会軽視」の論調が出たのも理解できます。

これらの状況を受け、22日午後には翌日の全員協議会開催が決定しました。
以下、23日の全員協議会の内容を記します。
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【町長からの説明】
■ 20日の行政報告以降、2点について進捗あった
1 切手の換金に元教育長の関与あり
 ・ 7月20日に元教育長から文章の提出があった
  換金時「事務所全体の意志がまとまったと思い黙認した。」
 ・ 40歳代男性職員の証言にも
  切手発見時教育長に伺いを立てたところ「もういいか」と言われ、換金しに行った。

2 切手の換金額は約10万円で確定
 ・ 職員本人の証言に基づき、ショップで当時(H18年7月〜H19年12月)の伝票を確認すべく
  調査を行った。他売買伝票は残っていたものの、この件に関する伝票は無かった。
  このため正確な数字は最後までつかむことができなかった。
 ・ しかし職員本人と教育委員会の別の職員から約10万円との証言をえたので、
  ほぼ間違いない数字と考える。
 ・ ショップで切手市場の様子を聞いたところ、
  「切手市場は低迷。状態の良い切手が持ち込まれても、買い取り価格は売価の1割程度」
  「(内容は分からないが)アルバム3冊で10万円なら良い値段だ」
  とのこと。ハッキリした金額は出ないが、10万円は妥当と判断した。

■ 本来は、議会に対して先に報告すべきだった。申し訳ない。
■ 元教育長の関与と、換金額が確定したので、早急に行政処分を行いたい。

【質疑応答】
[警察への届け出について]

Q 議会の意向は「警察へ」だったが、それを無視して内部調査を続けている。内部調査ではムリがあるのではないか?
A 警察にはずっと相談している。足りない書類を指摘され、揃えている。

[行政処分について]
Q 事件が発覚してから4ヶ月間、未だ全容解明できていない。元教育長も嘘ばっかりだったし、
  職員の証言も信用できるのか疑問。
  内部調査だけのよく分からない状況で、先に行政処分では不十分ではないか。
A・行政側の都合として、日常業務をするために行政処分をきちんとやりたい。
  行政処分をすれば、移動(配置転換)ができる。
 ・ この問題の全容として、関係者が真実を語り出したのは7月1日から。
  途中行事や選挙などもあり、今ここまで解明でき、良く進んだという認識でいる。
  残念なのは嘘で長引いたこと。
 ・ 公務員の問題に対し、昨今の厳しい住民感情は認識している。
  今回も曖昧な処分はできないと考えている。

Q この事件の処分を決めるに当たり、この切手が「公有財産」か「遺失物」かがポイントになる
  と思うが、その判断はどうなっているのか?
A 処分を決める審査会の時に、顧問弁護士の意見を聞いて決める。弁護士にゆだねる。

Q 今後真相解明を警察にゆだねたとして、
  警察の判断(刑事罰)と行政処分とに食い違いが発生した時にはどうするのか?
A・1つの事件に関し、一度行政処分を下したあとはもうそれ以上の処分はできない。
 ・行政処分において、決しておざなりな処分をする気はない。
  公務員に対する世間の感覚も加味し、弁護士に相談していく。

Q 今解っている範囲で行政処分だけを決めることは早急すぎないか? 
  刑事罰が確定してからでは?
A・重い処分が出るものと考えながら日常業務を続けることには問題がある。
 ・ 行政処分と刑事処分は一体でないと判断していた。
  刑事処分が出てから行政処分という議員からの意見に、どうしたらいいか。

Q 今回の処分に、換金以前の事務的ミス(切手発見時、適切な処理をしなかったこと。
  引き継ぎの際にも処理を怠ったこと。)は含まれるのか?
A H16年に教育委員会に持ち込まれた段階からかかわった職員が対象になる。
  発見時の職員の次は換金時の職員なので、引き継ぎ時に別の職員は絡んでいない。 

[元教育長について]
Q 新しく出てきた教育長の証言「事務所全体の意志」とはどういうことか?
  黙認ではなく、もっと重い責任があるのでは?
A 元教育長は事務所の総意があったと捉えているが、教育長の思い違いではないかと考えている。
  複数の職員の証言では、換金については50歳代職員と40歳代職員のみの判断で行われ、
  他の人には相談していない。

Q 元教育長の「もういいか」の発言、最初から換金または処分してしまう意図があったのでは?
  または、処理しなければと思いながらやらなかった不作為ではないか?
A・元教育長は過去からの記憶を呼び戻し「もういいか」と。(深い意味は分からない。)
 ・ この問題の考え方として「事務的なミス」と「不祥事」の部分があり、分けて考えたい。
 ・ この事件は組織全体で行われたことで、元教育長の指示もあると考え、
  責任はピラミッドで考えていかなければならない。(処分も)職責で重さを変えていく。

Q 役場業務は法律に基づいて処理すべきことなのに、(教育長の発言は)業務に対して
  どういう判断をしていたのかの疑問が湧く。役場の体質にも関係することでは?
A 安易な処理をしたと思う。今後指導していきたい。

Q 教育長は切手があることをいつ頃から認識していたか?
A 調査時「まだ処理していなかったのか」と言っているので、
  平成16年の発見時から認識していたと思う。

[今後について]
Q 町側の調査は不信だらけ。教育長の始末書を公開できないか?
A 個人の考えを示したもの。公表するつもりはない。

Q 処分後、町民にどう説明するのか? 町民集会等の開催は?
A・町民の代表である議会との話しで、町民の意見を聞いたと判断したい。
 ・ 町民集会は考えていない。報告は町報で。

Q 職員の処分だけでなく、町長自身、教育長の任命責任は?
A 任命責任、処理のまずさを認識している。自身の処分も考えている。

Q 行政に支障のないよう、人事を考えるべき。特に空席の部分。
A 人事によって多くの職員が動く。この事件も含め移動させたいと考えていたが、
  これまでの議論(刑事罰後に行政処分という意見があること)で再検討したい。

Q 今回の事務的なミスは個人的なものか? それとも役場全体の仕組みの問題か?
  これらミスに対して今度どの様な対処をしていくのか?
A 通常の寄贈は手続きがマニュアル化されている。今回はレアケースであった。


【議員間の議論】
● 町民には「早く終息させるべき」という意見と、「真相を究明すべき」という二通りの意見がある。議会も同じように二通りの意見になった。
● 日常業務に穴を開けないためにも、早急な行政処分は致し方ない。
● 真相究明については警察に届け出ることと、議会は以前から申し入れていた。そのことは今も生きている。
● 処分について
・ これほど大きな事件にした関係者を厳しく処分すべき
・ 感情に流されること無く、法律に則って処分すべき

議論が割れ平行線をたどっているので、最終的に決を取り、議会としての方向性を決定した。

■ 現状認識の元、早急に行政処分を行うこと。
■ 真相究明のために警察に届け出ること。

以上を文章にし、正・副議長が町側に申し入れる。
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この事件に対する議会の状況は、そのまま町民の感覚・感情とも同じだと感じます。

今回の全員協議会は、非常に深く長い議論を行いました。町側に対する不信感と様々な問題点があること、問題の解決に様々な視点があることなどからです。最後に至っても、議員全員一致の方向性は見えませんでしたが、長い議論で問題の整理ができたのではないでしょうか。
前に進まなければ問題は解決しないので、最終的に採決という形で決着させました。今後、議会はその方向で進みます。

私はこの問題を矮小化せず、役場組織の問題と捉えたいと考えています。

この事件に関係した人それぞれが、それぞれの行動に疑問を持つ瞬間があったことでしょう。それでも状況に流され、解決できなかったのはなぜか?

主体的に物事を考え、行動することができなかったからではないかと考えます。
■誰かの言うことを聞いていれば何とかなる
■(自分の行動を決める時)誰かに聞かなければ
■ 自分か関係しないことには興味がない。何をやっているのか解らない。
等の考えが役場組織に蔓延し、その一端が今回発露しただけかもしれないとも思っています。

役場職員は町民の様々な場面で手助けする立場にあります。町民の様々な状況や考えを自分のもの(理解し、寄り添う)とし、知識や情報を使って最善の方策を練るのが仕事だと、私は考えています。ならば、役場職員は誰よりも周囲に敏感でなければならないし、指示待ちでなく、自分の感覚を頼りに主体的に動かなければなりません。

主体性のなさは、そのまま住民の不満へと繋がると思います。

自分の町の行政を、職員を、誇れるようになれば、町民もより一層元気に、郷里に誇りを持てるようになるのではないでしょうか。

今回の事件解決までにはまだ時間がかかりますが、大きな学びを与えてくれました。

2010年07月21日

産業建設常任委員会(2010.7.21)

本日午前、産業建設常任委員会が開かれました。今回の調査項目は「建設工事の進捗状況について」です。

今年度の建設工事(土木・建築・農集)は、平成21年度から繰り越された「地域経済対策臨時交付金」や「きめ細やかな臨時交付金」の予算と、元来の平成22年度の予算とで、活発に行われています。
これら工事のうち、建築工事の一部について現地視察を行いました。
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721sanngyou6.jpg1.高齢者等向け町営住宅建設工事(市北6、さくらコーポⅡ)

・木造一部2階建て住宅
 (1階:高齢者向け1DK×3戸、2階:一般向け2LDK×1戸)
・契約金額 4651万5000円  福居建設(株)
・完成予定 平成22年9月30日 進捗率65%
・無落雪住宅だが、コーポ入り口のスロープから各住宅玄関
 までの通路は「雁木」構造で片屋根
・北海道バリヤフリー基準に準じている

[質疑応答・気付いた点]
Q 玄関ドアの幅が狭く(78cm)、車イスでの出入りに問題はないのか?
A この住宅の出入り口(内部も含む)の有効幅は74,5cm。車いすの基準は62cmで問題ない。
  (車いすの両側に6cmにゆとりがある)。なお、木造なので柱等の間隔は多少制限される。
  床の段差はない。
721sanngyou1.jpg
●窓は腰窓。台所(玄関脇)からの出火で避難する場合、高齢者が窓枠を越えて脱出することができるのか。外から窓枠を越えて救出するにも基礎が高くなっているので入出が困難に見える。
●北海道バリアフリー基準に達していても、高齢者が実際に生活する場面では不都合があるように見えた(高齢の方が車いすを取り回しする時、左右6cmのゆとりで危険はないのか? 最近高齢者が活用している電動車いすは出入りできるのか?)

721sanngyou2.jpg2.皆楽公園公衆トイレ整備事業
 (皆楽公園堤防外側、月形緑苑の向かい、下水処理場の手前)

・木造平屋建てトイレ棟1棟
 (多目的トイレ1,男子トイレ:大1、小1、女子トイレ:大2)
・契約金額 945万円  (有)久慈工務店
・完成予定 平成22年7月30日 進捗率85%
・バンガローやバーベキューコーナー利用者のトイレ不足解消のため、この場所に設置。

[質疑応答・気付いた点]
●周辺整備(街灯、誘導路など)も必要になるのでは。
●入り口スロープは道路側に向いている。
 利用者の導線を考えた場合、堤防側に1〜2段のステップがあったほうがいい。
※皆楽公園は旧石狩川堤防の内側に広がる公園。そのため、堤防に階段等を設置するにも(堤防の機能を弱めるという考え方から)河川管理局の許可が必要で、自由にはできない。

721sanngyou3.jpg3.皆楽公園バンガロー建設等工事

・木造高床式バンガロー(右写真)3棟建設
 +既設バンガロー(キノコ型)4棟内部改修
・契約金額 687万7500円 (株)廣野建設
 (新設バンガロー建設費は1棟約200万円)
・7月10日完成 既に供用開始

721sanngyou4.jpg4.水辺の家改修工事

・コインランドリー移設、
 間仕切り壁設置等改修工事一式
・契約金額 194万2500円 (有)久慈工務店
・6月30日完成 既に供用開始
・水辺の家2階を改装し、休憩所として整備。
 休憩所は朝8時から夕方6時まで利用可。
 休憩所内部に、障がい者福祉施設・友朋の丘が売店「こむ木」を出店。7月17日オープン。軽食や飲み物を提供。10月中旬までの土・日・祭日と夏休みの営業。
友朋の丘利用者が接客などを通して地域との交流を進めている。

[質疑応答・気付いた点]
●内装は清潔感があり、雰囲気も良い。これからの利用増に期待したい。
●皆楽公園利用者には高齢者やベビーカー利用者もいる。また福祉施設が売店を開いていることから、公園側からの入り口階段にスロープが在ればいいのでは。

【まとめ】
■現地視察にて、進捗状況を確認できた。
■町が発注する建設事業の多くは、福祉との関係が強い。
 (例)高齢者住宅、バリアフリー化、障がい者
 今後建設に当たっては事前に福祉分門とも協議し、使いやすい施設を心がけるべき。
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今回の現地調査で、町内の様々なところで建設工事が進められているのを確認しました。これは経済対策を主眼とした昨年来の交付金による事業です。
3年前の同時期にも現地視察を行っていますが、その年は予算が厳しく(交付税が絞られていた時期)道路の補修工事程度しか公共事業がありませんでした。それを考えると、ここ1,2年は地元業者にも発注が多く、経済が回っているのを感じます。

反面、これら地元経済も国の交付金に影響される=交付金がなければ何もできない、という現実に寂しさも感じます。地域経済の活性化として独自の財源を生むためにも、基幹となる産業=農業を元にした活性化が必要だと、改めて感じました。

それから【皆楽公園】。芝生や水辺はとても魅力的で、観光資源として再認識する必要があります。今年度から利用者には清掃費として200円/人をいただいていますが、皆楽公園周辺施設(温泉、はな工房、パークゴルフ場、つり、バーベキューコーナー、コテージガーデン、飲食店など)の魅力をアップして経済が活性化するように、皆楽公園地区が一体となった総合的なプランができればと思います。

その先頭を切ってまとめるのは・・・  誰かが動き出さなければ・・・

2010年07月20日

平成22年第2回臨時会(切手事件に関する行政報告・他)

本日午前、臨時会が開かれ、当初予定されていた議件に加えて急遽「行政報告」が行われました。これはもちろん「切手事件の説明」で、今回が町側からの初めての公式説明となります。
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【切手事件に関する町長からの説明内容】

・・・口頭での説明を私が書き取ったので、若干の漏れや表現の違いがあるかもしれません。議場内には新聞記者(3社)が入っていたので、そちらの記事も参考にしてください。また、後日議事録がホームページ等で公開されますので、正確にはそちらをご覧下さい。

[経過]
■平成15年5月 図書館に福祉施設より図書が寄贈された。未分類のまま書庫へ保管。
■平成16年度末頃 
 ・図書館職員が整理・分類するために取り出したところ切手ファイルが混入しているのを発見。
   → 教育委員会に報告。
 ・教育委員会(社会教育係)で調べたものの、誰からの寄贈品か特定できず。
  誤って寄贈されたものかもしれないと考え、そのまま社会教育係の鍵付きスチール棚に保管。
■平成19年春
 ・教育委員会職員がスチール棚の中にある切手ファイルを発見。
  他の職員に聞いたところ、長い間そこに保管されていたことがわかった。
 ・40代職員と50代職員の2人で札幌の金券ショップに行き、換金。
  換金額は10万円余り(金額については現在確認中)

■換金した金は40代職員が管理し、教育委員会行事後打ち上げ等の飲食の一部に使われ、
 平成19年暮れまでに全額使い切った。
■当時の教育委員会に在籍した職員は、切手を換金した金であったことを知っていて飲食していた。
 ただし1人、飲食に同席したものの切手の金であることを知らなかった職員もいた。

[今後の対応]
1.元教育長に退職金受け取りを辞退してもらう
2.関与したものに対し、損害金を請求する
3.警察に相談しながらひき続き調査する
4.関与した職員に対し、厳正な処分を行う

[まとめ]
■教育委員会全体の問題。組織・規律のゆるみ
■教育の場で起きたことを遺憾に思う
■議会ならびに町民にお詫びする
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【質疑】
Q 切手の数量の確認は?
A ショップは特定できている。調査中。

Q 警察に相談中とはどういうことか?
A やりとりをしていると言うこと。
  切手は物的なものなので、それ(数量等)を示せなければならない。

Q 誰が主導したのかが肝心なのではないか?
A 今後解明する。近日中にも元教育長ともコンタクトをとる。

Q 教育委員会の問題を、教育長の辞任で終わりにしようとしたことで町民に不信感を与えた。
  教育長の辞表をなぜすぐに受理したのか?
A 教育長の辞任で終わりにしようとする意図はない。
  教育長が教育委員会で起きた事件の責任をとって退職したいというので受けただけ。
  あの時は「自分は関与していない」と言っていた。状況が違ってきたので遺憾に思う。

Q あの時、関与していないのであればなぜ受けた? 切手が無くなっただけで辞めるのか?
A 説得したが、意志が固かったので受け付けた。

Q この問題の発端である「最初の手続き」の問題をどう考える?
A 最初に限らず、発見した時、その時点で処理していればと思う。

Q 組織的な隠蔽に対してはどう考える?
A 組織ぐるみ、ゆるみによる。教育委員会内部で起きたことで残念に思う。
  今後、法令遵守につとめる。

Q 今回の問題は、役場組織全体の問題ではないのか? 研修等、対策は?
A 全職員が同じ思いで、きわめて重く受け止めている。研修は何度もやってきた。

Q 法令遵守のためには、この切手の定義(位置づけ)が重要になる。
  何の法律に基づいて処理するのか、まだ明解になっていない。
  寄贈品(公的財産)なのか、間違って寄贈されたもの(遺失物)なのか?
  それによって対象となる職員も、手続き方法も違ってくる。
  法律に照らし合わせ、かかわった職員に対処すべき。
A 刑事罰で考えた時には差が出るが、職員として職務規程違反であることは間違いない。
  弁護士も意見の分かれるところ。今後処分に向かう中で判断していく。

Q いつ頃までに結論を出せるのか?
A 切手の数量、教育長の関与の部分が見えれば、先に進める。

Q 切手の金額が約10万円とは、少ないのではないか?
A 職員を信じている。

Q 警察の取り扱いはどうなっている?
A 警察は受けないとは言っていない。届け出るためにはデータが必要。

Q 第2の犠牲者を出さない取り調べをして欲しい
A 十分配慮したい。
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マスコミ報道も盛んになっている今、「ようやっと公式な説明がなされた」というのが正直な感想です。問題が発覚してから今までの町側の姿勢は決して「積極的に公開する」というものでなく、そのため町民の不信感が増長したのは否めません。「問題の対応に慎重を期す」という考えも解らないではありませんが、結果としてマスコミ報道の後追いとなり、噂が先行してしまいました。

私は、これらを収拾するのも理事者の役目と考えます。その点で、今回の問題を大きくしてしまった責任が理事者にもあったと思います。また今日の説明においても、「主体性」が見えてこなかったのが残念でした。

切手事件そのものに関してはまだ不明解な部分もあり、今後の解明が待たれます。ただ今回こうして公式発表があって、ひとまず前進したように思います。まずは正確な情報の中、町民の考えも定まってくるのではないでしょうか。

この切手事件、私は直接的な個人の責任というより、組織としての対応や責任に重きを置くべきと考えます。(もちろん、関与した人にはそれ相応の処分が必要であるのは明白です。)

最初の手続きがキチンとマニュアル化され、遺失物にしろ公的財産にしろ適切に処理されていれば問題は起きませんでした。法令遵守を掲げる役場にあって、日常業務の中でそれがなされていなかったのは問題だと思います。この不手際が当時の担当者個人の問題なのか、役場組織全体のものなのか、検証する必要があると考えます。

また問題が発覚してから真実が明らかになるまでに相当の時間を要しました。もし誰かが一言でも発すれば、これほど大問題にならずに済んだのではないでしょうか。集団心理なのか、組織体としての紀律なのかは解りませんが、組織として隠蔽したことに代わり在りません。そういう意識は教育委員会だけのものなのか、役場組織全体のものなのか、これも検証する必要があります。

いずれにせよ、この事件によって理事者・職員とも、町民の感覚とは違っていることが露呈したと思います。この問題を小さく括って処理するより大きな枠で捉え、反面教師として今後の組織作りや意識改革、手法や手続きの改善につなげていくべきと強く感じました。
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なお臨時会の他の議件は

●財産の取得について
・除雪ドーザ 13t(汎用プラウ付き)の取得
・平成4年車の更新・・・新車との交換による差額 1205万4000円(町単費)
・指名競争入札による : 北広島市 北海道川重建機株式会社

●議員派遣について
・北海道町村議会議長会主催 広報研修会(札幌市)平成22年8月20日
・派遣者:楠 順一 議員

2010年07月17日

切手事件について(2010.7.17現在)

連日のマスコミ報道で月形町内だけでなく道内に知れ渡った切手事件ですが、事実を整理したいと思います。

これまでの経緯は過去のブログに記載されています。

・3月定例会から6月定例会までの経過は → こちら
・議会の対応(申し入れ書・6月21日全員協議会)は → こちら
・その後の経過(7月1日議員協議会、7月9日全員協議会)は → こちら

7月16日北海道新聞朝刊で新たに報じられ、テレビやラジオでも同様の内容が報道されました。

 月形の切手シート紛失 町教委職員が「換金して飲食代に」(07/16 06:00)北海道新聞

 空知管内月形町の教育長が町教委に寄贈された切手シートのアルバム数冊を紛失し引責辞任した問題で、町教委の男性職員が町に対し「アルバムを換金し、教育長や職員数人との飲食代に充てた」と説明していることが15日、分かった。町は、持ち出した時の状況や換金した切手の枚数、換金について教育長らが知っていたかなどについて、男性職員らから事情を聴いている。
 町によると、男性職員は2007年、町教委の金庫に保管されていたアルバムを札幌の金券ショップに持ち込み、約10万円に換金。その金で、当時の教育長と町教委職員数人とで飲食したなどと説明しているという。
 アルバムは、02年に町民から寄贈されたとみられ、枚数や種類は不明だが、愛好家に人気が高い「見返り美人」や「月に雁(かり)」などが含まれていたという。専門家によると、未使用で状態が良い場合、「見返り美人」が1枚1万円~1万8千円、「月に雁」は1万3千円~2万5千円程度の価値がある。
 今年5月に紛失が発覚。教育長はその責任を取り、6月9日付で辞任した。桜庭誠二町長は「職員が換金したのは、大変残念なこと。詳細が明らかになれば公の場で説明したい」と話している

7月17日には続報の他、他紙も一斉に報道しています。
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昨日今日とマスコミ各社の報じた内容は、細かな点でズレがあります。公式に町側から発表された内容ではなく、独自に取材した結果であるためと考えられます。この問題をどう捉えるかで今後の処分等も違ってくるだけに、正確な事実に基づいた情報でなければなりません。報道にも慎重さが求められます。

私たち議会は現在、秘密会の縛りがあり内容に触れることができません。
また申し入れ書に従い、理事者側からの公式な説明を待っている段階です。

なので、早急に理事者側から、正確な事実関係および今後の対応についての説明が必要です。現在調査中の部分もあるかと思いますが、確認の取れている部分はぜひ公開し、噂や憶測は払拭して欲しいです。

2010年07月13日

第22回参議院議員選挙の結果について思うこと

7月11日は第22回参議院議員選挙の投開票日でした。結果は「与党の大敗」と新聞の一面に書かれています。そしてその要因としてマスコミの多くは「消費税アップが国民に受け入れられなかったから」という論調を繰り返し流しています。

果たして、この論調は正しいのか? 私にはどうも腑に落ちません。

消費税が上がることだけを聞かれれば「上がらない方がいい」と答えるのは人情。でも国の借金や社会福祉の状況を多くの国民は理解していると思います(少なくとも私の周りの人達は理解しています)。
高齢社会の現場で介護関連の賃金が安く担い手が不足していることや、地域医療を維持するための経費の問題、パートやバイトでしか生計を立てられない状況で年金や健康保険の支払いが大きな負担になっていることなど、社会構造の変化に仕組みがついて行っていない現実を打開するには、増税を含めた現行制度の見直しが必要と身にしみているからです。

もちろん消費税増税の前に政府がやるべきことはありますが、それと平行して税制についても議論すべきだし、そこに消費税の議論(単なる税率アップではなく、実生活を考慮した税率配分)も加わるべきと思います。

今回の選挙で私が感じたことは「なぜ選挙になると自民も民主も同じになってしまうのだろうか?」と言うことです。是々非々の議論をするのが民主党だと思っていたのに、タレント候補を擁立するなんて! このことで比例区の投票先が一気に狭められてしまいました。
「選挙は勝ってなんぼ」とは言いますが、選挙こそが(政党や候補者の)意識を現し評価を受ける場面です。いくら選挙に勝っても(議席数が増えても)そこにポリシーがなければただの頭数でしかありません。それなら割合だけ保って議員数を減らしても・・・という展開になっても仕方在りません。私たちは「この人が代弁者となって国を変えてくれる」と思うから責任を持って投票でき、政治にも関心が高まるのです(少なくとも私はそう思って投票しています)。

それからこの結果を受けて「管首相の責任問題」を声高に主張する民主党の一部や自民党の姿勢にも疑問です。選挙結果は管首相に対する審判と言うより、政権交代後の民主党に対する評価だと思うからです。
まずいとことがあったなら修正し、その経験を生かしてより良い国にしていくのが、今の日本の状況なのではないでしょうか。勝った負けたとか、誰の責任とか言う前に、やるべきことをやってもらわなければ何も進まず、ただいたずらに時間が過ぎ借金が増えるだけです。

国政を担う国会議員の皆さん、日本国中の様々な状況をくみ取り、より良い国の形を求めた制度改革をお願いします。私も地方議員の一人して、地方の実情と制度の隙間を発信していきます。

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