2019年12月05日

コンパクトで濃密な定例会、終了【令和元年第4回定例会】

昨日、予定どおりに2日間の定例会が終了しました。
外は2日間とも吹雪。定例会が終わった頃に風は落ちつきだし、今朝はシンシンと雪が降っています。
 
今回の定例会、実に濃密で多岐にわたっていました。先に紹介した一般質問と同様の「ココは昭和か?」と感じる場面があったり、「言ってることとやってることが違うでしょ!」と反対討論したり・・・。今の行政が時代に逆行しているのを体感する2日間でした。
 
頭も身体も相当消耗しましたが、逆に意識は鮮明に。この道を進んだ先は「明るい未来」じゃないと私は確信しました。
 
初めての目的地に向かう道中、道を間違ったと気づいたとき(←ココ大事。間違ったかも?ではなく、間違った!と確信したとき)、あなたはどうしますか?
1】(遠回りしてでもいずれ到達できるだろうから)しばらく様子をみる
2】(気づいたときにすぐ対処)別の道を探す
3】(間違ったところに戻るのが1番堅実)引き返す
私は・・・【2】の行動をとります。
 
令和元年最後の定例会、区切りの議会になりました。
 
※ 定例会の詳細は順次更新していきます。

2019年12月03日

💢ココは昭和か⁉️【令和元年第4回定例会/一般質問報告・その1】②臨時休校時の学童保育

本日開会の令和元年第4回定例会、今日は終日一般質問でした。
 
ガッカリ感が半端ない。私が子育てをしていた30代だったら「もうこんな町には住めない」と絶望したことでしょう。52歳の私でも、あまりの無理解と論理破綻に脱力し、時間とともにそれが怒りに変わり始めています。感情的になることがマイナスだとわかっていますが、この気持ちは抑えられません。
 
今日の質問は、①教育の目的 ②学童保育 ③町立病院 ④降雪積雪観測の4つ。この中で教育長との①はお互いの考えを積み上げることができて成果がありました。一方で、町長との②③④はどれも、通告書の段階で決めた答弁をただひたすら繰り返すだけのもの。一般質問を通じて気づきや考えを発展させ、課題解決に結びつける意志を微塵も感じさせない答弁でした。
 
さらに絶望感を感じたのは答弁内容。特に②学童保育。
(以下は私のメモと記憶から書き起こしたもの。)
__。__。__。__。__。
 
令和元年第4回定例会 一般質問/宮下裕美子
■2.臨時休校時における学童保育所の休所規定について/答弁者:町長

●Q 宮下
吹雪予想から学校が前日に臨時休校を決定した11月15日、学童保育所(町立町営)も休所した。学童保育所の根拠法や条例、設置目的から考えて休所することは不適切。同趣旨の「こども園」は通常通り開所している。学童保育も同じ運用にするべき。
「子育て支援の充実」は町内の様々な課題解決の糸口なる(人口減少対策、出生率の上昇、生産人口の確保、女性の社会進出、男女共同参画・・・)。だからこそ総合振興計画の重点プロジェクトや創生総合戦略にも掲載されている。法の趣旨を基礎として、町は上積みの施策を展開する必要があるのでは?
 
■A 上坂町長
朝からの臨時休校時は職員体制が整わないので開所できない。一旦登校したあとに休校になった場合、登録児童は小学校で昼まで待機して学童に行くことにしている。今回のようなケースは(学童保育ではなく)別の支援策で対応すべき。
行政でできることには限界がある。全てをカバーすることはできない。この件はNPO法人や社会福祉法人の協力など、町全体で取り組むべきこと。
私が民間の福祉法人の施設長時代、こういうケースでは職場に子どもを連れてきて仕事をしている職員もいた。そうやって対処してきた。職場とも協力し合うことが必要。
 
●Q 宮下
子ども連れで出勤できる職場ばかりではない。非正規で働いていたらなおさら。さらに休めば収入が減る。休めなければ子どもだけで留守番することになる。このような状況でいいのか。
町立町営の施設であり、指導員は町の嘱託職員なのだから、町長が方針を打ちだせば対応できる。どうしてできないのか? 災害時など緊急事態では役場職員は真っ先に駆けつける。それが公務員や行政の仕事ではないのか? なぜ民間を頼るのか?
 
■A 上坂町長
行政の枠の中では限界がある。狭間を埋めるのがNPOであり社会福祉法人。町が何もやらないで丸投げするつもりはない。当事者の話を聴きながら進めたい。
 
●Q 宮下
当事者の話を聴くことはいいが、それに対処するだけでは現状の枠を広げることは難しい。「子育て支援」を重要課題と位置付けて対策をするのだから、大胆に展開しなければ成果は出ない。
子育て世代の人の中には、学童保育が不十分でファミリーサポート事業もない月形町では子育てできないと、月形町外に移り住んで町内の職場に通ってきている人がいる。最新の人口ビジョンでは30代女性の転出率が高いと問題視しているが、このような背景があるのではないか。そこに力を入れる必要がある。
学童保育の充実もファミリーサポート事業もやらないというなら、重点プロジェクトにある「子育て支援策」はどうやるのか?
 
■A 上坂町長
既存の仕組みと親同士の助け合いで対応する。
なお、学童保育所について現状以上の要望はない。ファミリーサポート事業も「子ども・子育て会議」で検討したが現状必要ないという結論になった。
「子育て支援策」が重要課題だと認識している。限られた予算の中で、今ある計画をふまえた中でやっていきたい。
__。__。__。__。__。
 
今回の一般質問答弁で町長が口癖のように言ったのは
・予算は限られている
・町民の声を聴きながら進める
どちらも結局「やらない理由」として使われてました。
 
「予算は限られる」と言いつつ、何億もかかるハコモノは建てるの?
今回のケースのような臨時休校時に学童保育を開所しても年間10万円もかからないでしょ。
 
「町民の声を聴きながら進める」といつも言うけれど、町民の声を聴く機会は作っているの? 「老人クラブ、行政区長、各種審議会・・・」そこに若い人は何人いるの?
 
学童保育を休所にして、その時に「子どもを職場に連れて行く」選択肢を出すなんて⁉️ それこそ昭和の時代の話しでしょ。平成も終わって令和になっているというのに、未だにそんなことを言う人がいたなんて。それも行政の長だなんて信じられない。
それに「子どもを職場に連れて行く」のは母親だけだとイメージしているでしょ。そこが昭和❗️ 役場に子ども連れで出勤してもいいんですね? 男性職員だって連れてきますよ。連れてこられた子どもは何をしていると思っているの? 子どもの環境としてそれでいいの?
 
「公」の仕事がなんなのか、もう一度考えてほしい。
令和の時代の現実も、ちゃんと見てほしい。
自分が何を言ったのかも認識して欲しい。
 
 
外は1日中、吹雪いていました。私の心を映した鏡のようです。

2019年11月28日

今回は4つの分野について質問!【令和元年度第4回月形町議会定例会/一般質問通告内容】

議会運営委員会が終了して一般質問が確定したのでお知らせします。
 
一般質問は、定例会初日の12月3日(火)です。
6人の議員が通告順(私は5番目。午後から)に行います。質問時間を確保するため、開会時刻が午前9時30分と通常より早くなっていますのでご注意ください。なお、全議員の通告内容は明日の夕方以降にホームページに公開されます。
 
私の通告内容は以下の通りです。
__。__。__。__。__。
 
一般質問通告内容/宮下裕美子
 
■1.月形町における「教育の目的」について(コミュニティスクールの実施に関連して)/答弁者:教育長/質問時間:40分
 
 今年度の教育行政執行方針で「令和2年度からのコミュニティスクール実施に向け、将来的な小中一貫教育も念頭に検討・準備を進める」とある。現在の進捗状況と検討内容を伺いたい。
 なお、コミュニティスクールも小中一貫教育も「目的」を達成するための「手段」にすぎない。これらの手段を使って達成しようとする、月形町における「教育の目的」とは何か。町民と共有できる明確な「教育の目的」を、学校教育の範ちゅうを広げ、幼・小・中・高全体を見据えた「子どもたちの教育」という観点でお答えいただきたい。
 
 
■2.臨時休校時における学童保育所の休所規定について/答弁者:町長/質問時間:40分
 
 11月15日(金)、町内小中学校は悪天候予測で臨時休校になった。休校の決定は前日である。それを受け、町は学童保育所も休所にした。
 学童保育所は、児童福祉法に規定する放課後児童健全育成事業により設置され、目的は「保護者が労働等により昼間家庭にいない小学校就学児童の健全な育成に資するため」と条例に規定されている。今回の休所は、臨時休校時の対応として適切だったのか。ちなみに、根拠法は違うが同趣旨の施設である認定こども園は通常通りに開所していた。
 また、「子育て支援の充実」は町内の様々な課題解決への糸口になることから、月形町総合振興計画前期基本計画の重点プロジェクトや月形町創生総合戦略に掲載されている。ならば町は法の趣旨を基礎に上積みの施策を展開する必要があるのではないか。
 町長の見解を伺いたい。
 
 
■3.町内医療機関(町立病院)の存続に向けた取り組みについて/答弁者:町長/質問時間:30分
 
 地域医療を取り巻く環境が悪化する中、町内の医療機関(町立病院)を存続させるために様々な努力が重ねられていることを理解するとともに、敬意を表したい。
 一方で、その取り組みが行政内部で完結し、町民を巻き込んだ展開になっていないことを危惧している。その中でも先般の病院体制変更や医療過誤の消極的取扱いに疑問がある。町立病院の実情や状況を町自ら積極的に情報公開・情報提供することによって町民の信頼を獲得でき、最も身近な医療機関として必要不可欠との認識と利用につながるのではないか。
 町長の見解を伺いたい。
 
 
■4.降雪・積雪量の観測について/答弁者:町長/質問時間:20分
 
 町では数年前から、気象庁アメダスと同じ基準の観測機器で降雪・積雪量を観測してきたが、今年度から機器を廃止し、人員による観測に変更した。
 降雪量が多い月形町にあって、基礎となる観測データは将来的な気象予測や産業振興にも活用できる上、昨年制定された気候変動適応法の展開に関係して、より一層重要なデータになると考えられる。そのためには継続的な観測とデータ集積が必須で、省力化とデジタル化された機器観測は必要最低限の装備であると考える。
 再度、機器による観測に戻してはいかがか。伺いたい。

2019年11月07日

お知らせとお詫び【町政懇談会と臨時会】

月形町民のみなさんへ

◾️お知らせ;町政懇談会(まちづくり懇談会)の日程
 
・11月7日(木)18;00〜20;00 札比内コミュニティセンター/和室
・11月8日(金)18;00〜20;00 多目的研修センター/洋室
・11月12日(火)18;00〜20;00 交流センター/講堂
・11月13日(水)18;00〜20;00 南地区広域集落会館/洋室
 
今回から町側の出席者を減らすなどして話しやすい雰囲気を作り、町民のみなさんと懇談の場にするとのことです。町民であればどの会場に参加しても大丈夫です。町政課題についての意見交換もできますので、ぜひご参加ください。(私は12日か13日に参加する予定です。)
 
 
◾️お詫び;臨時会と全員協議会の欠席
 
11月8日(金)午前11時から臨時会が開催されます。
当日の議案は
・専決処分の承認(印鑑証明関係)
・須部都橋補修工事請負契約変更(減額)
・教育委員の任命同意
 
議員としては議会を最優先しなければならないのが本旨ですが、今回は授賞式との日程が重なったことから臨時会を欠席することにしました。大事な議決の場面を個人的なことで欠席することになり、町民の皆さんには大変申し訳なく思っています。失礼ながら、この場でお詫びいたします。

2019年10月31日

農業施設の現地視察【まちづくり常任委員会】

10月28日(月)午前、まちづくり常任委員会がありました。今回は農業施設の現地視察。
 
月形町では来年度、新たな農業施設(新こめ工房、集出荷施設)を建設する方向で話が進んでいます。既存施設が手狭であったり、改良が必要だったりが理由です。
 
この建設計画はJAからの強い要望で、今年6月に議会に持ち込まれました。振興計画等にも掲載さていない突然の建設計画なので、議会も戸惑っています。9月の全員協議会で詳細が説明され、多くの議員から質疑や懸念が示されました。
 
その延長線で既存施設の状況確認が必要となり、施設が稼働しているこの時期に現地視察が行われました。
 
■ミニトマト集出荷場
・取扱い品種(キャロル10、アイコ、イエローアイコ)
・農家は生産収穫のみ。集出荷場で選別・箱詰め・予冷・出荷。
・生産量が増えている。引き合いも強い。トレーサビリティーも確立したい。→各種機器の増設&機能強化
・現在は重量選別機5台(長細い形のアイコに対応するため。選別に時間がかかる)
 新たに導入したいのは形状選別機(球形キャロル10に対応。8倍のスピードで選別)
 
■こめ工房(米の集荷乾燥施設)
・生産量が増え、当初の計画数量より多量の米を処理している。
・作業効率が悪く、このままでは品質低下もありうる。
・乾燥機、もみすり機等の機能増強が必要。
・建屋に問題はない。改修不要。

<<前の5件 345678910111213

▲TOPへ戻る