2020年05月31日

私の一般質問は6月2日(火)午後〜【令和2年第2回定例会/新型コロナウイルス対策】一般質問通告内容

6月2日(火)10時から始まる定例会、一般質問は開会後すぐに始まります。今回は4人の議員から7問の通告がありました。ここでは主に私の通告内容をお知らせします。

※ 一般質問を行う全議員の通告書はこちら
http://www.town.tsukigata.hokkaido.jp/secure/13459/一般質問通告書R02年第2回定例会.pdf

なお、今回の定例会は新型コロナ対策をした上で、通常通りの審議を行います。一般質問にも制限はありません。傍聴も可能です(人数制限はありますが、町民サロンでの視聴可能)。
__。__。__。__。__。
 
令和2年第2回定例会 一般質問
 
6月2日(火)10:00〜
●1 東出議員

・月形みかづき商品券の再販売について
●2 松田議員
・JR札沼線廃止後の鉄道跡地利用について
・上坂町政1期目の総括について」
●3 我妻議員
・地域連携特例校」の実施状況と分析、及び月形高校への今後の取り組み体制について
●4 宮下議員 ←午後から
・新型コロナ禍での地域支援について
 (1)民間支援の方針
 (2)感染症対策支援(特に高齢者施設)
 (3)財源と人員の確保
・新型コロナ禍での学校教育支援(ICT環境整備)について
・新型コロナ禍での災害対策(避難所運営と通信環境整備)について

__。__。__。__。__。
 
以下、私の通告内容を記します。
 
《一般質問 宮下裕美子議員》
 
■1.新型コロナ禍での地域支援について《60分/答弁者:町長》

 
 新型コロナウイルスは様々な形で私たちの暮らしに影響を与えている。長期化する中で疲弊しつつある地域社会を守るため、国・道・町が分担しながら支援を行っているのが現状である。
 
(1)民間支援の方針
 現段階で町は、商業者を中心に売上減少率や対策の有無などを基準に支援金支給等を行っている。今後はより広範囲の業種に影響が出ると考えられるが、どの範囲のどの程度まで支援をしていく考えか、伺いたい。(その都度といった場当たり的なものや、詳細具体的なものでなく、町としての方針を伺いたい。)
 
(2)感染症対策支援(特に高齢者施設)
 現在の支援策の多くは経済施策であるが、感染症対策にも支援強化する必要があるのではないか。特に、高齢者施設はクラスター発生と重篤化のリスクが高いために対策に大きな負担を強いられているが、支援はない。月形町は高齢化率42%超という現実からも、高齢者施設が平常通りに運営できることが町民の安心にも繫がる。
 町長の考えを伺いたい。
 
(3)財源と人員の確保
 全国的な緊急事態宣言は解除されたものの影響は今後も続き、少なくとも今年度中は地域支援が必要だと考える。その際の財源は、国や道からの交付金等はもちろんのこと、町独自に確保しなければならない。
 そこで提案したい。新型コロナの影響で延期や保留にした今年度実施予定の事業は基本的に中止の決断をし、即減額補正をして新型コロナ対策基金(新設)に積み上げてはどうか。財源が明確になることで対策規模や範囲を町民と共有できる他、透明性や公平性を担保できると考える。また、事業の再検討に係る事務を減らして人員(職員の余力)を生み出すことができる。
 この提案に対する町長の考えを伺いたい。
 
 
■2.新型コロナ禍での学校教育支援(ICT環境整備)について《30分/答弁者:教育長》

 突然始まった休校が3ヶ月も続いたことで、子どもたちの負担はとても大きかったと推察する。学校と保護者と教育委員会が1つになって対応したと聞いているが、様々な課題が見えたのではないか。私自身は早急なICT環境整備の必要性を痛切に感じた。
 そこで、以下の点について教育長に伺いたい。 
(1)各家庭のICT環境はどうなっているのか。
(2)月形町でICTを活用したオンライン授業を展開しようとしたとき、何が障壁になるのか。
(3)国によるGIGAスクール構想があるが、今後のスケジュールと費用の概算のほか、近隣自治体の動向(新型コロナ対策として導入を急いでいる自治体も多いことから、機材不足等も含めての情報共有)。
 
 
■3.新型コロナ禍での災害対策(避難所運営と通信環境整備)について《20分/答弁者:町長》

 新型コロナ対策によって「新しい生活様式」が推奨されている。これまでの避難所運営では3密が避けられないことから、感染症にも対応した新たなマニュアルの作成と備品の準備が求められている。現在、月形町ではどのようになっているのか。
 また、緊急事態宣言による外出自粛によってリモートワークやオンライン会議等が一般化され、有用性も認知され始めている。災害時は移動が困難になることから、避難所に通信環境を整えることで情報収集や意見交換が活発にでき、町は全体像を把握しやすくなり、町民の安心安全にもつながる。
 避難所の通信環境整備について、町長の考えを伺いたい。

2020年05月30日

修正を期待しての大いなる提案【全員協議会/新型コロナウイルス対策】

臨時会後の全員協議会で、町側から「新型コロナウイルス感染症拡大防止対策」についての説明がありました。
 
これは6月2日(火)から始まる第2回定例会で審議される一般会計補正予算の一部に含まれる内容です。国から新型コロナ対策費として配分された地方創生臨時交付金(約6000万円)を使った施策が示されました。通常は「全員協議会では説明のみ、質疑等は本会議で」となるのですが、本会議での質疑時間短縮やスムーズな議事運営が求められるご時世なので、かなり突っ込んだ議論を行いました。
 
というのも、現在計画されている施策の内容に私は問題を感じたからです。既に議案として上げられているので今から金額の修正はできないまでも、使い方については修正可能。本会議の審議が始まる前に修正してもらえたらと期待しています。ですが、もしもこのままの内容で進むとしたら・・・減額修正案を提出しなければなりません。最悪の場合も考えて、修正案についても検討を始めています。
 
さて、今回提示された新型コロナウイルス感染症拡大防止対策は・・・
__。__。__。__。__。
 
《6月議会定例会に上程予定の一般会計補正予算 総額 6839万3千円》
 
■1)緊急経済対策地域振興券交付事業  約1200万円
・全町民に対し、1人3000円の地域振興券(商品券)を配布
・0〜18歳には3000円の上乗せ(合計6000円の商品券)配布
・配布は簡易書留による郵送
・事業費:商品券分1020万円+事務費189万円=1209万円
 
■2)感染予防対策事業 約1500万円
①全町民へのマスク配布❗️(1人30枚 こどもと施設は別枠)
 マスク代 702万円(13万4千枚)+事務費73万円= 775万円

②町内5つの入所型福祉施設への感染症対策資材購入補助
 20万円×5施設= 100万円
③公共施設自動水栓装置設置 119箇所 計538万円
④公共施設足踏み式消毒液スタンド設置 17台 計71万円
⑤町感染予防対策経費(マスク・フェイスシールド等)25万円
 
■3)役場庁舎大会議室窓枠改修事業 約500万円
・窓枠8箇所を開閉式にして網戸をつける 
 
■4)中小企業等経営持続化支援金交付事業 約3000万円
・新型コロナの影響で売り上げが前年同月日20%以上減少している事業所(法人・個人)に、30〜100万円を支給
・適用事業所:100事業所×30万円、事務費6万円
 
■5)休業協力・感染リスク低減延長支援金交付事業 200万円
・道施策の上乗せ分+町独自支給(対象:5/7〜15の休業)
・適用:20事業所
■6)経営持続化休業特別支援金交付事業 30万円
・道施策の上乗せ分+町独自支給(対象:5/19〜31の休業)
・適用:3事業所
 
■7)「うち読」推進事業  約190万円
・休館中の図書の貸し出しを、電話受付し郵送で貸出する事業
・返却図書の消毒機器購入
 
■8)災害時の避難所の感染防止対策 約160万円
・避難所開設時の感染防止策としてマスクや防護服等の備品購入
__。__。__。__。__。
 
《宮下の意見と提案》
 
今回の施策で、一番気になったのはコレ↓
 
■2)①全町民へのマスク配布❗️(1人30枚 こどもと施設は別枠)775万円
・・・既に市中にマスクが出回っている今、なぜ全町民にマスクの現物を配布するのか? 775万円も使って!? 
町としては「町民から〈まだマスクが不足している〉の要望がある。感染の第3波第4波やインフルエンザへの備えとして住民備蓄のために」とのこと。とはいえ、今回予算が通ったとしてもマスクの配布が完了するのは7月になるとのこと!
 
であるならば・・・
●提案1● マスクの現物支給ではなく「マスク券」を町民に配布し、必要な人は町内のお店でマスクに交換。費用はあとから町がお店に支払う。
もしくは
●提案2● 全町民に3000円の商品券を配布するのだからそれで買ってもらうか、マスク分として上乗せ配布。
 
〈意見〉
マスク不足でどこにも売っていないならいざ知らず、既にお金さえ払えばどこでも買える状況なのだから、マスクを必要とする人には、マスクを買えるように手立てすればいい。さらに言えば、充分なマスクを確保している人や布マスク派の人への現物支給はムダを生むだけ。アベノマスクの轍を踏まないでほしい。
  ↓
 
できるなら
●提案3● この予算を使って町の備蓄を増やす。万が一町内の入所施設でクラスターが発生した場合、発生初期は施設で対応できたとしてもすぐに底をつく。次の入荷までの当座をしのぐために、町の備蓄品を供給してサポートする体制を。マスクや防護服など新型コロナに対応した数と種類が必要。これまでの想定以上数の確保を。(←一般質問で取り上げる内容を前倒しで提案)
 
この予算の一部と今後の展開として
●提案4● 感染予防対策としての施設改修を行う。新型コロナウイルスの感染経路として〈スイッチ〉〈ドアノブ〉があるので、不特定多数が利用する場所(役場や公共施設や学校)のトイレや廊下を感知式のスイッチに変更する。ドアノブをドアレバーにして肘で開閉ができるように。引き戸には取っ手をつける。など〈触れない〉視点で点検して改善していく。(町内事業所や施設に改修補助もいい。)
__。__。__。__。__。
 
新型コロナ対策で気になることは他にもある(非正規労働者やひとり親家庭の収入減少対策・雇用保険の問題、商業者以外の支援・・・)が、今、動かないと戻れなくなるのはマスクの件。
 
全員協議会で問題点の指摘と提案を行った。6月3日に予定されている議案審議のときに施策内容が変更になっているのであれば賛成するが、もしもこのまま町民全員へのマスク現物支給というのであれば、775万円の減額補正修正案を提出する予定。

※ 写真は臨時閉館中の樺戸博物館。開館は6月1日。

2020年05月09日

月形町の新型コロナウイルス対策【令和2年第2回臨時会】

昨日の臨時会は「新型コロナウイルス対策のための補正予算」が中心でした。
一般会計は3億4570万2千円増額して、総額55億9378万5千円に。

今回議決された新型コロナウイルス対策事業は以下の3つです。臨時会と全員協議会での説明に加え、個人的に確認した情報もあわせて報告します。また、末尾には決定済の対策(4月15日第1回臨時会議決)についてもご紹介します。
__。__。__。__。__。

1)感染防止対策としての店舗の休業等支援(町独自対策) +300万円

・緊急事態宣言にともなう北海道の休業要請等に従った事業所に10万円を上乗せ支給。
・道事業の対象外事業所のうち、感染症対策を行った酒類提供のない飲食店(個人事業主・法人とも)に、町独自に10万円を支給。
・町からの支給要件は、4月25日(土)〜5月6日(水)までの継続的な感染防止対策。緊急事態宣言延長にともなって道が期間を延長した5月7日(木)以降の対策継続期間(終了時期未定)は含まない。← 5月7日(木)以降に対策をやめたとしても町支援金10万円は受け取れる。5月7日(木)以降も継続して対策をとった事業所に対しても町独自に別途支援を考えている。
・左写真内図の黄色い部分
・この事業の対象は約30店舗(道支援対象20店舗、町独自規定10店舗の見込み)
・5月11日(月) 受付開始 〜 7月31日(金)まで(担当:役場企画振興課商工観光係)。
 支給は5月末頃からの予定。
・詳細は町ホームページ
http://www.town.tsukigata.hokkaido.jp/item/13418.htm#itemid13418

※ 対象店舗が解りにくかったので担当課に確認しました。
町独自支援の[対象施設(カテゴリー)酒類提供のない飲食店/内訳(業種)飲食店、喫茶店、和菓子店等]とあるのは、「店舗内で飲食物を提供している」ことが条件とのことで、和菓子店であっても単なる販売店は対象外。対象事業者には商工会を通じて案内もされているとのこと。

2)特別定額給付金事業  +3億3749万8千円(給付金:3億3300万円)←全額国費
・今年4月27日に住民基本台帳に記録されている人が対象(概数:町民3080人+受刑者250人)
・1人に10万円を支給
・事業概要は国等からの案内を参照
・月形町のスケジュール(郵送申請、オンライン申請とも同じ)
 受付:5月12日(火) 〜 8月12日(水)
 支給:5月25日(月) 〜 :申請順に取りまとめて週1回支給 
・受付は郵送かオンラインが原則だが、支援が必要な人のために臨時窓口を開設(IP告知端末で案内。右写真参照)
 


3)子育て世帯への臨時特別給付金給付事業  +311万2千円(給付金:240万円)←全額国費
・子育て世帯の生活支援。児童手当を受給する世帯(公務員も含む)に、対象児童(令和2年4月分の支給対象者。0歳〜中学生)1人に1万円を支給する。
・申請の必要なし。辞退する場合のみ申し出。
・支給日:6月5日
__。__。__。__。__。

決定済の事業(4月15日の第1回臨時会で議決:全て町単独で 総額1678万8千円)

■プレミアム商品券発行事業  637万円
・売値5000円に30%上乗せ(額面6500円)で3000セットを販売。
 さらに、1セットに1枚500円の飲食店クーポン券を封入。
・高校生以上の町民(個人)が最大8セット購入可能。
・使用可能なのは、商工会加盟の町内全事業所。
・5月11日(月)発売開始、8月31日(月)まで有効。
※当初より2週間、発売日が遅くなったのは緊急事態宣言による休業要請に配慮したためとのこと。

■月形町中小企業振興融資資金拡充  750万円
・中小企業の資金不足を支援する、現在の中小企業振興融資資金を拡充するため、町の預託金を増額した
・預託額:当初)1500万円 → 今回の増額)+750万円 → 総額)2250万円
・融資可能額は預託額の3.7倍まで。5550万円 → 8325万円

■北海道信用保証料の増額   87万1千円
・融資枠拡大に伴う保証料の補助

■月形町中小企業者等資金融資特別利子補給金の引き上げ 204万7千円
・月形町中小企業振興融資における特別利子補給金を、1/2 → 10/10に、1/5 → 3/5に引き上げる。

2020年05月08日

特別定額給付金(1人10万円)/月形町のスケジュール【令和2年第2回臨時会】【新型コロナウイルス対策】

今日の午前に月形町議会・臨時会があり、特別定額給付金を含む新型コロナウイルス対策の補正予算が可決されました。いくつかポイントがあるので、別項目で詳細を報告します。
 
まずは、町民全員に関係する特別定額給付金の部分のみ、取り急ぎ報告します。
 
月形町のスケジュールは
5月11日(月)に申請書発送
5月12日(月)申請受付開始(郵送、オンラインとも)
5月25日(月)給付開始予定・・・以後、毎週1回給付

ということが臨時会で説明されたのですが・・・
 
午後6時半のIP告知端末からの配信(右の写真)でも、先程アップされた町のホームページ(以下のリンク)でも、給付開始日が書いていないのはどうして?
http://www.town.tsukigata.hokkaido.jp/item/7099.htm#itemid7099
 
この経済状況で「一刻も早く現金を」という国民に「一刻も早く届ける」という目的で始まった事業。町民が一番知りたいのは「給付開始日」。なのに「申請受付日」しか掲載しないとは・・・。
国が始めたことだけど事業主体は町。スケジュールは町が決める。
 
この未曾有の事態だからこそ、市井の人々が何を求めているのかに想像を巡らせ、そこに寄りそう行政であって欲しい。分断ではなく、協調するために。残念ながら今のままでは心許ない。

2020年04月16日

農業振興施設整備・新型コロナ対策・他【令和2年第1回臨時会】

昨日は午後から全員協議会と臨時会があり、さらに月形町内で初めての新型コロナウイルス感染者が報告されるなど、ドタバタした午後となりました。概要を報告します。
 
■ 臨時会/一般会計補正予算 ■ 
14億7208万3千円の増額により、歳入歳出総額 52億4808万3千円に。この補正予算のポイントは3つ。
 
(1) 農業振興施設整備事業 14億5499万2千円
○こめ工房内の機械の改良更新工事   5億5000万円
○青果物集出荷貯蔵施設に関する工事  9億0499万2千円
・・・昨年から協議を続けてきた2つの農業施設工事が、道(国)補助金「強い農業・担い手作り総合支援交付金」採択がほぼ決定したことから予算化。14億5千万円の事業費の財源は、道(国)補助金 5億1千万円+過疎債 8億7千万+JA負担金8千万円。
 
(2) 新型コロナウイルス感染症の予防対策 30万3千円
○マスク購入(最低5千枚〜1万枚) 22万円
○アルコール消毒薬購入       8万3千円
 
(3)新型コロナウイルスの経済対策(町独自) 1678万8千円
○中小企業への融資関連補助金と預託金(補助枠拡大)約1千万円
・・・ 中小企業の資金繰りに対応するために、融資枠を広げたり保証料や利子補塡などを行う。
○商品券発行(プレミアム商品券+クーポン券) 600万円+事務費
・・・ 売値5000円に30%上乗せ(額面6500円)で3000セットを販売、高校生以上の町民(個人)が最大8セットまで買える。町内全事業所で使用可能。さらに、4月30日発行〜8月31日まで有効。
・・・ 町内で新型コロナの影響が大きく出ているのは、飲食業・宿泊業・運輸業・サービス業。なので、プレミアム商品券1セットに1枚(500円)飲食店で使えるクーポン券を同封。使用期間は同様に4月30日〜8月31日。
 
■ 臨時会/損害賠償 ■
令和元年9月に月形町立病院で起きた「時間外外来診療における投薬誤り(←蜂刺されで受診した患者に対して、医師の指示と違った薬を渡したことで患者に症状が出た)に対する損害賠償額(26万8800円)が確定。賠償金は全額保険金で支払われる。
今後、関係職員の処分等を検討決定し、町民に知らせる。
 
■ その他/月形町内で初めての新型コロナウイルス感染者 ■
月形町内在住の20代刑務官。詳細は1つ前の記事で。
__。__。__。__。__。
 
《所感》
 
■農業振興施設がいよいよ事業化されました。年間予算が36億円程の月形町で14億円を超える事業です。通常でも大きな意味と影響がありますが、新型コロナウイルスで経済状況が悪化している状況ですのでより一層です。町長からは「この事業は農業者の長年の願いだった。今、これだけの投資をし実現することで必ずやコロナに打ち勝ち農業振興に繫がっていくと信じている」という力強い言葉がありました。
新型コロナの影響で世界景気が一気に冷え込み、月形農業の柱である切花生産の先行きが不透明を極め、町内各所に影響が出始めている状況での大きな投資に不安は尽きませんが、だからといって何もしないでいてもどうにもなりません。今回の投資を実のある形にするためにも、投資効果が最大限になるような新たな展開も含めて知恵を絞っていくしかないと感じてます。
 
■新型コロナ経済対策での「プレミアム商品券+飲食店クーポン券」の発行については質疑で「影響が出ている事業者に支援が行きとどく設計になっているのか?」という指摘をしました。全事業所対象のプレミアム商品券では、町民の消費行動はそのままなのでお金の集まるところに集まり、困っているところはそのままになりがちです。さらに、感染拡大防止のために3密を避けるよう注意喚起をしていながら飲食店クーポン券を配ったとしても・・・(飲食店が少ない上にデリバリー対応できていない)。問題点は色々あるのですが、今はスピード感も重要なので原案に賛成した上で、必要なところに手当ができような更なる対応を求めました。経済対策には知恵が必要だと痛感しています。
 
■新型コロナ感染者の報告を受けて、町内対応のことばかりに気をとられたことに対して反省しています。友人から
「罹患者の発生情報だけをシェアするのを見ると悲しくなります。人として、罹患された方はあくまでも被害者ですのでお見舞いの気持ちを持ちたいものです。」
というメールをもらいました。全くその通りです。
町内初となった刑務官は、発症から陽性確定までの間の数日間、体調が悪いだけでも大変なのに、状況を考えるほどに気が気でなかったことでしょう。心からお見舞い申し上げるとともに、一日も早い回復を心から願っています。

<<前の5件 1234567891011

▲TOPへ戻る