2018年12月22日

ご意見をお寄せください【反対討論/議員報酬引き上げ発議に対して】

昨日(2018年12月21日)の臨時会で行った「議員報酬引き上げ発議」への反対討論(要点)を記します。

反対するにあたって、3つの視点「周知不足」「引き上げが必要ない理由」「議会費としての活用」と資料(写真参照)を提示し、「時期尚早。今後、情報公開と住民参加で進めるべき」と提案しました。
 
余談ですが・・・
「議員の担い手不足解消のために報酬を上げる」という意見がまことしやかに広まっていますが、私は大いに疑問を持っています。だって、これを言っているのは地方の現職議員。つまり50〜70代の男性です。その感覚が間違っていると思うんですよね。
今、議員になっている50〜70代の男性は、同世代の男性の収入に比べて議員報酬が低いから「こんな金額じゃ担い手がいない → 報酬を上げろ」となるのですが、月形町議会議員の現在の報酬でも年収276万円。労働時間や責任等を総合的に考えたら悪くない金額だと思います。少なくとも正職以外の労働者(=田舎の場合は女性が多い)にとっては。
金額が低いというなら議員に立候補しないで席を空けてほしい。結局、社会的に力のある人が名誉職感覚で席を埋めているから多様な人材が登場できないとも思うんです。今の報酬額でもいいからという、これまでは議員に立候補しなかった多様な人達が出てきて初めて議会が機能すると思います。
まあ、この論理は「多様な人達が立候補する」という行動が伴わないと実現できないので、そういう意味でも女性や若者などが頑張らねばならない要素もあるんですけれどね。
  
ということで、反対討論。
みなさん、ご意見などお寄せください。待ってま〜す💕
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『議員報酬引き上げに対する反対討論』
 
以下、反対する理由を項目別にまとめました。
 
■ 1.町民は知らされていない ■

・ほとんどの町民は3日前の道新記事で報酬引き上げを知った。
・私は町民として長らく傍聴してきたが、これまで報酬引き上げに関して具体的な話が出たことはない。
・11月末に開催された議会報告会の案内に記載はなかった。さらに、参加者は3会場合計12人。具体的な説明もなかった。
  ↓
 主権者である町民が知らないうちに決めることに問題がある。
 
 
■ 2.今、報酬を上げる必要があるのか?■
 
◆1 期末手当を引き上げている ・・・ 写真1枚目/資料【1】【2】
私が議員時代(11年前〜9年前まで)に年額報酬は上がっていないが、この2年間で期末手当は 3.95 → 4.45ヶ月になった。引き上げた理由も明確でないまま、年額で議員は8万4千円、議長は13万4千円も増えている。これは物価上昇率以上。
 
◆2 定数10→8にしても、議会・議員の活動は増えない
・来期以降に議会活動を活発にする計画はない。これまでと同じなら変化はない。これまで2年間欠員1でも変化はなかった。
・定数が減れば広域議会(水道・消防・教育等)への派遣や当て職の機会は増えるが、その分の報酬はその議会や組織から支給される。
 

◆3 町民の所得は増えているのか?
・月額報酬を問題にしているが、議員は期末手当(ボーナス)を含んだ報酬が支払われている。年額報酬で議論すべき。町内にボーナスの支給されている人がどれだけいるのか?
・月形町議会の現在の年額報酬は
 議長441万円、副議長352万円、委員長314万円、議員276万円。
 町民との所得水準との比較も必要。
・月形町は人口減少の上に、税金を支える生産人口の減少が著しい。
・今年は災害が多かった。長雨、日照不足、台風、地震、停電・・・様々に影響していて町民の所得にも影響している。来年度は税収減になるのではないか?
 
◆4 近隣議会との比較は正当か? ・・・ 写真3枚目/資料下段
※ 全員協議会での過去の議論を調べたところ「近隣と足並みを揃える」という考え方が主流だった。一方で、「人口減少による厳しい町財政」など人口を基準にした報酬のあり方を検討していた。
・近隣=南空知の町は(月形町以外)人口が多く参考にならない。比較するなら「人口5千人以下」の区分で。
・近隣(空知)、道内、全国と比較した場合、現報酬であっても議長等役職議員は高い。引き上げを行うと一気に高くなる。
 
◆5 担い手不足の解消になるのか?
・月形町議会議員選挙は、4年前の一般選挙と2回の補欠選挙とも無投票だったが欠員にはならなかった。立候補予定者もいた。
・議員報酬がいくらなのかホームページに掲載がない上、町議会議員としての報酬以外に派遣議員としての報酬もある人がいるが実態がわからない(私自身、派遣議員になったことがないので全く解らない)。この状況でいくら報酬を引き上げても意味がない。
  ↓
 まずは議会の報酬と仕事の内容がわかる情報公開を。さらに、仕事を持っていても議員活動ができる仕組みが必要。
  
 


■ 3.議会費の側面から ■ ・・・ 写真3枚目/資料上段
 
・増額の財源だが、この2年間の期末手当は欠員1の報酬で、今回の月額報酬分は定数削減で捻出されるので、議会費の中で賄える。そのために充分に議論もせず、町民への周知もせずに「引き上げ」を決めたように見える。
 しかし、今回引き上げなければ、定数削減により550万円の議会費(=税金)が浮く。これを議員個人に振り向けるのでなく、議会全体、町全体として活用してはどうか。
  ↓
・嘱託職員1人を議会が雇用し「議会だより」を年4回発行する(現在は2回。人手不足のためこれ以上の発行はできないとのことなので)。
・議会ホームページの充実(必要な情報が掲載されていないため)
・専門的知見の活用、議員研修、議会図書館の開設・・・
・町側に戻して、住民サービスの向上に。
 
 
■ まとめ ■
 
議員報酬の改定には町民を交えた議論が必要。時期尚早。今回は報酬の引き上げを見送り、特別委員会を立ち上げた上で、情報公開と住民参加をしながら進めるべき。
よって、この発議に反対する。

2018年12月06日

傍聴席はもどかしい。【月形町議会12月定例会 議案審議】

定例会2日目の昨日(12月6日)、議案審議を傍聴してきました。
 
私が気になった内容は
1)職員の給与と病院関係手当、常勤特別職と議員の報酬、引き上げ
2)病院嘱託職員(看護師、管理栄養士)の給与引き上げ

3)一般会計 補正予算
・台風21号&胆振東部地震の農業被害への補助
・橋梁工事2件の不入札による工事取り止め

・事業確定による収支調整
4)国保会計、介護保険会計の補正予算
・事業確定による収支調整
5)町議会議員補欠選挙の費用の専決処分
  
給与引き上げ等の「支出が増える」内容があるにもかかわらず、一般会計そのものは895万円の減額になっています。事業が確定して余剰金が出ているのが大きな理由ですが ・・・ 以下のような特殊な事情も含まれています。
 
● 橋梁工事2件の指名競争入札において、指名された業者3者全てが「作業員の確保難」を理由に入札辞退。そのため、今年度の工事を取り止めた。→ 計上した工事費全額(486万円)を減額補正
 
●職員・常勤特別職(町長/副町長/教育長)・議員のボーナスが人事院勧告に従って0.05ヶ月/年引き上げられる(年間4.45ヶ月分)が、増加分(総額不明)は余剰金(退職職員分給与や議員死亡で、支払い見込みの給与等に余剰金が発生している)ので相殺できる。
※ 給与等引き上げの条例改正があったにもかかわらず、一般会計補正予算にはこの部分の記載がなく、さらに説明も質問もなかったので、議会閉会後に総務課に直接聞いて確認した。
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【私の所感】
 
給与条例等を改正をしていながら補正予算には何もでていないことに疑問を抱かない議員に不信感を持ったし、補正の必要はなくてもお金の動きがあるのだから説明する必要があるのにと町側にも不信感を持った。
誰に何を伝えるべきなのかの感覚が、私はズレているのか? 
 
それにしても、人事院勧告にあわせて町長等や議員まで、全て同じに報酬を引き上げなくてもイイと思うのは私だけ?
人事院勧告は「民間企業との給与差の是正」を理由に国家公務員の給与の引き上げを勧告した。月形町では、役場職員給与は国家公務員給与に準拠することになっているが、町長等や議員の報酬は地域の実態に合わせるのが本来だと私は考えている。今年は農作物が不作で基幹産業の農家収入は減るだろうし、災害被害もあった。そういう時に特別職や議員が報酬を引き上げなくても・・・ 
 
それから、町立病院関係の報酬や手当の増額が決められた。特に嘱託看護師の月額報酬は25万円以内→40万円以内、病院管理栄養士(嘱託)の月額報酬は24万円以内→30万円以内に増額された。現在、嘱託看護師はいないが、今後必要になるときのために改正したとのこと。つまり人材確保が難しいことの裏返しで、ここでも町立病院の運営が厳しいことを反映している。改革は待ったなしでは。
 
 
傍聴席はもどかしい。
自分の言葉で、瞬時に発言したい!

2018年12月05日

とても残念だ。【月形町議会12月定例会 一般質問】

平成30年第4回(12月)定例会の一般質問を傍聴してきました。

今回は2人の議員からそれぞれ1問ずつ、「役場組織改革」と「町立病院の経営」という私も関心を寄せているテーマだったので、町長からどんな答弁が聴けるのか期待していたのですが・・・
 
相変わらずの具体性のない答弁でガッカリしました。現状への危機感はお持ちのようですが、それをどういう手立てで解決していくのかの道筋を示さなければ、物事は動きません。精神論に持っていっても現場は混乱するだけでしょう。
次の定例会(3月)で「役場機構改革の条例提出」がなされたり「町立病院の新年度予算審議」もあるとなれば、具体的な方針や施策を議論するのは今回の一般質問しかないのに・・・ 
 
中身の薄いやり取りで、とても残念でした。
 
詳しい内容は、以下に記します。
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我妻議員 ■ 町の組織機構改革について
 
Q 近年の行政課題は多岐にわたりニーズも多様化しているため、横断的で迅速な対応が求められている。それらにどのように対応するのか、新年度に向けた町長の考えを伺いたい。
 
A 議員の言うとおりだが限られた職員で対応しなければならない。平成28年策定の第5次行政改革大綱に添って、簡素で効率的な組織にしたい。平成31年4月1日〜新しい配置にするため3月定例会で条例改正したい。
私は長年、町の行政改革推進委員を(町民の代表として)やって来たから理解している。第5次行政改革大綱に基づき、住民サービスが後れをとらないよう、効率的にスピードをもって対応していきたい。


 
楠議員 ■ 月形町立病院の現状と経営改革に向けた取り組みについて
 
Q 院長が交代し、医療スタッフも新体制になって8ヶ月。院長の方針(在宅・看取り中心)は国の指針にも合致し、町民の評価も概ね良好だ。しかし、看護師の大量退職などがあり町民の不安が膨らんでいる。現在の経営状況と経営改善に向けた取り組みを伺いたい。

A 院長は予防医療と終末医療(看取り)を中心にしているため、入院病床利用率は5割程度(40床あるうち、10月末以降は20床未満)になっている。看護師が足りなくて入院が少ないわけではない。
なお、看護師不足は月形だけの問題ではない。どこも不足している。また、医療事務不足を解消するために委託から直営に切り替えた。一時3人体制を確保できたが、10月末で退職者が出て現在は2名。こちらも常に不足している。
整形外科の医師を配置したいが、配置するなら手術もできるようにと院長から要望されている。看護師不足の中で対応は難しい。ただ、9月以降、医局に頼らない整形の医師を配置した。同一医師による診療で患者が確保できるのではと期待している。

Q 病床数の変更(病院→診療所)、地域医療としての体制づくりや他の公立病院との連携が必要では?

A 経営改革すべき時に来ている。僻地診療所もしくは社会医療法人の指定管理者による病院経営が有力ではないか。ただ、当面は現状のまま進める。今後(現在一時休止中の)町立病院運営会議で検討していく。
なお、南空知全域では病床過剰と言われている。私は町長になる前から福祉施設の代表委員として南空知の医療体制検討会議に出ていたからわかっている。
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【私の所感】 

●町立病院の件● ・・・ 現状に危機感を感じ、昔から委員として情報を得ていたなら、今すぐにでも改善のための行動を起こせばいいと思うのだが、全ては「○○で検討する」としか言わないことに腹が立つ。何もしないでいるうちに〈赤字は膨らむ=利用者が減っている=町民のニーズに合っていない〉ということが明白なのに。
高齢社会に時間はない。あっという間に状態が悪くなってしまう。何よりも、どこよりも迅速な対応が求められているというのに。悠長すぎる。

●機構改革の件● ・・・ 3月に条例改正を考えているなら、どうして今、改革の方針を説明しないのだろう? 改革を進めるには理解と共感が欠かせない。それには相手を説得することが必要で時間と手間がかかる。だから機会を捉えて想いを伝える必要があるのに。
機構改革は何のためにするのか、誰のためにそれをする必要があるのか・・・ 一義的には職員の理解を得ることなのだが、その先に町民の姿があってこそ。つまり、常に町民を意識し、町民に理解を求める姿勢が大切なのだ。町民に説得する場が議会であり一般質問なのに・・・とても残念だ。

2018年11月03日

投票日は12月16日(日)【月形町議会議員 補欠選挙】

昨晩、IP告知でお知らせがありました。

■告示日 12月11日(火)
■投票日 12月16日(日)

 
ちょっと情報不足(選挙の人数、説明会の日程等)だけれど、選挙が確定したのは良かった。立候補を考えている人は準備を進められるでしょう。
選挙管理委員会のみなさんは急な選挙でお疲れ様です。

2018年10月31日

宮元議員のご冥福をお祈りします。【町議会議員の死去と補欠選挙】

しばらく前から闘病していた宮元議員が亡くなりました。
お通夜は11月1日午後6時〜、告別式は2日10時〜、円福寺です。
 
宮元議員は現在5期目で、同じ市南地区在住。宮元議員は4期で一旦引退したものの、私が町長選挙で辞職したあとの補欠選挙で当選(無投票)されて現在に至ります。私が1〜2期目のときに同僚議員としてご一緒しました。
 
主義主張は全くといっていいほど違うので、深い話しをした記憶がほとんどなくて・・・。大きな声で怒る姿と、満面の笑みで穏やかに接する姿が思い出されます。ご近所(隣の町内会)なんだからもっと話しをしても良かったんですよね〜。寂しい気持ちが残りました。
宮元議員のご冥福をお祈りします。
 
その宮元議員が亡くなったのが10月29日。月形町議会議員の任期は来年4月30日。任期満了の6ヶ月と1日前でした。
 
月形町議会は定数10ですが、1年半前に議員1人が亡くなっていて欠員1。そして今回で欠員2になりました。公職選挙法に従い補欠選挙が行われるそうです。(←任期が終わる前の6ヶ月以内なら行わない。)
なお、月形町議会は来年4月の統一地方選挙から定数を8にすることが決定していますが、そんな状況でも補欠選挙は実施されます。
 
高齢化、人口減少、議員のなり手不足・・・
今回の補欠選挙、地方で起きている様々なことの象徴のような気がします。何とも言えない、複雑な心境です。

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