2020年05月03日

「新しい生活様式」に共感と期待【新型コロナウイルス対策】

5月1日の専門家会議の記者会見を音声のみのリアルタイムで聞き、今(正確には2週間前まで)がどのような状況なのかが解った。
 
そこで示された「今後のイメージ図」と「新しい生活様式」という考え方にとても共感できた。

全世界を巻き込んだ新型コロナウイルスとは長い付き合いになるのは必須だから、経済活動を以前のように戻そうとしたら必然的に「新しい生活様式」をするしかない。だとしたら、できること、できないことを見極めて、私たちの未来につながる「新しい生活様式」を取り入れたい。苦しい今だからこそ、未来に希望を持ちたい。
 
■専門家会議の詳細なレポートは以下から(厚生労働省HP)
新型コロナウイルス感染症対策専門家会議 「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(2020 年 5 月 1 日)
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000627254.pdf

2020年05月02日

なるほど なるほど なるほど〜/久米さんのラジオに西浦先生【新型コロナウイルス対策】

今日(5月2日)放送のTBSラジオ「久米宏のラジオなんですけど」のコーナー「今週のスポットライト」のゲストは、厚生労働省の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するクラスター対策班のメンバーである西浦博先生(北海道大学大学院医学研究院教授)。去年3月生出演の再放送。西浦先生が数理学を研究することになった経緯や、集団免疫と数理モデル、基本再生算数、インフルエンザの集団予防接種の意味・・・  
 
新型コロナウイルスの影響で私たちにも耳馴染みになった専門用語。番組では久米さんと西浦先生のやり取りで、その意味や考え方をわかりやすく説明・解説しています。当時(去年3月)は新型コロナウイルスは影も形もなかったわけで、今、聴くからこそ理解も深まると思います。
 
番組は、ラジコプレミアムで 5月9日(土)まで聴くことができます。
「今週のスポットライト」は 14:00〜 
 
久米宏 ラジオなんですけど | TBSラジオ | 2020/05/02/土 13:00-14:55
http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20200502130000

ぜひ、聴いてみてください。

2020年04月30日

ここまで来てる。遺伝子解析で解ること【新型コロナウイルス対策】

個人的に興味を惹かれた記事があったので紹介します。

【遺伝子解析=ゲノム解析】という言葉を聴いたことがある方も多いでしょう。ウイルスの遺伝子(ゲノム)を解析することで拡散経路も解る時代になっています。
新型コロナウイルスは中国を発祥地に、全世界に広がる過程で遺伝子が変異し少しずつですが形を変えています。その違いを解析することで感染経路が解るという研究の成果が報告されました。

この記事の元になった情報は
国立感染症研究所病原体ゲノム解析研究センター
「新型コロナウイルスSARS-CoV-2のゲノム分子疫学調査」
https://www.niid.go.jp/niid/ja/basic-science/467-genome/9586-genome-2020-1.html?fbclid=IwAR0bCjRej8rLVGtWtSDCYoJ2BvkcIU1slLbzDoot0Xox0vnRECVY2zRJcU0

せっかくの情報(科学的知見)を政策に反映するには、科学的基礎知識が必要です。基礎知識があれば、説得力のある説明ができて信頼につながるように思うから。
ドイツのメルケル首相は物理学者。

新型コロナ、日本で拡大中のウイルス 欧米から流入か ◆ 4/28(火) 15:01配信 TBS News 

 新型コロナウイルスのウイルス株の変異の状況から、日本で現在感染が拡大しているウイルスは欧米から流入した可能性が高いことが、国立感染症研究所の調査で分かりました。
 国立感染症研究所は世界各地で流行している新型コロナウイルスの遺伝子の変異を調べ、どのウイルスが広がっているかを調査しました。
 その結果、日本国内では、「ダイヤモンド・プリンセス」を起点とするウイルス株は検出されておらず、また中国・武漢からの第1波の感染クラスターも抑え込まれていたことが分かりました。
 一方、3月末から全国各地で確認されている第2波の「感染リンク不明」の症例はヨーロッパやアメリカからのウイルスで、旅行者や帰国者からもたらされ、数週間で全国各地での感染拡大につながった可能性が高いということです。(28日13:54)

2020年04月23日

専門家会議の記者会見と「人との接触を8割減らす10のポイント」【新型コロナウイルス対策】

昨夜の「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」の記者会見をネット中継で見た。科学者が本気で取り組んで行動している姿と言葉に、いつもながら納得させられる。日本に専門家会議があって良かった。
(専門家会議のみなさんは休む間もなく調査や分析をしているというのに、2時間を越える夜間の記者会見の間ずっと真摯に説明し質問に答えていた。機器トラブルや今更の質問があってもその姿勢は変わらない。その姿に頭が下がる。心から感謝。)
 
記者会見では、緊急事態宣言から2週間の状況説明があり、効果が出ているところと意外な盲点なども語られた。詳しい内容は記事を検索してほしい。人との接触8割減はまだ達成されていない。
 
現状を受けて「人との接触を8割減らす10のポイント」が示されました。とても具体的で解りやすいので紹介します。
 
1)実家などへの帰省を避け、ビデオ通話によるオンライン帰省
2)スーパーでの買い物は、1人または少人数で、空いている時間に
3)ジョギングは少人数で行い、公園はすいた時間・場所を選ぶ
4)急ぎではない買い物は通信販売で
5)飲み会はオンラインで
6)診療はオンラインなどによる遠隔診療
7)筋トレやヨガは自宅で動画を活用
8)飲食は持ち帰りや宅配も
9)仕事は在宅勤務で行い、通勤は医療・インフラ・物流など社会機能維持のための業種に限る
10)会話はマスクをつけて

 
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000624038.pdf
 
これは科学的知見による、新型コロナウイルスを封じ込めるための提言。封じ込めに必要な行動が示されている。これを受けて、社会としてどうすれば良いかは政府が発信するはず。封じ込めと同時に社会の維持が必要だから。そこは政府や政治の担当分野。

「接触」の数え方/コロナ専門家有志の会【新型コロナウイルス対策】

「人との接触8割減」を達成するために、「接触」の数え方を知ることは重要。接触を避ける具体的な行動がとれます。
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今回のコロナの対策に限った新たな目安として、
「一人の人が相手と1m以内の距離で2〜3往復の会話をしたら、1接触と数える」
「一人の人が相手と握手をしたら、1接触と数える」

と考えてみることを提案します。


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