2020年02月12日

愛光園でエプロン畳み【月形町赤十字奉仕団ボランティア】

今日は、月形町赤十字奉仕団のボランティア当番日。午前9時から、町内にある愛光園(特別養護老人ホーム)で、利用者さんが食事の時に使用するエプロン1週間分を畳んでまとめる作業(約1時間)をしてきました。
 
このボランティアは月形町赤十字奉仕団が年間を通して週1回、団員2人1組で活動しているもので、団員1人あたり年1〜2回当番が当たります。今回、私は息子の同級生のお母さんと一緒だったので、こどもことや地域のことなど四方山話に花を咲かせ、作業はあっという間に終わりました(笑)
 
新型コロナウィルスが問題になっている今、老人ホームの対応が大変だという新聞記事を読んだばかりだったので、園長に確認してみたところ・・・ 最新情報を収集しながら、普段からのインフルエンザ対策+αで対応している。マスクの在庫は充分有るものの、更なる入手は困難などの状況でした。早い終息を願うばかりです。
 
園長からは「働いてくれる人(=アルバイト)いないかな〜」という要望も。
人手不足が深刻な福祉業界。愛光園では「家事の延長」程度の仕事を担ってくれる人を募集していました。例えば
・ちょっとした物の移動(←日常生活で必要な物を倉庫から持ってくるなど)
・掃除の補助(←施設全体の掃除は業者が入っているので、個人的に掃除したい人の介助やちょっとした掃除など)
・洗濯の補助(←全ての洗濯物は業者がやってくれるが、個人的に洗濯したい人の介助など)
これらの他にも「ちょっとした仕事」がいっぱいあるので、働く人の都合(働きたい日時や季節:朝6時〜1時間、週2回、12月〜3月だけ・・・等々)に合わせて対応してくれるとのこと。3〜4人で1人前の仕事量でも全然問題ないそうです。もちろん賃金が支払われるので「ちょっとした隙間時間に手助けの感覚で来てもらえたら助かる〜」とのことでした。
 
ほんの1時間のボランティアですが、活動を通して地域の現状に触れる良い機会になってます。

2020年02月06日

住民説明会の報告【月形町地域拠点施設整備等審議会】

2月4日(火)午後6時から役場大会議室で開催された住民説明会。「バスターミナル複合施設建設・皆楽公園整備・道の駅」という大型公共事業に関係する住民説明会です。
 
位置づけとしては、審議会が主催し、審議会の審議内容をまとめた【答申案】を住民に説明して住民の意見を聴くというもの。このあと審議会を開催し、住民説明会での意見等も参考に【答申】を決定、町に提出するという流れになっています。
なので、今回の住民説明会は「町の方針(=決定事項)ではない」ということが最初に強調されました。
 
さて、当日の住民側の参加者は15人ほど。住民説明会常連組だけでなく、普段あまり参加されない方も参加している一方で、バスターミナル複合施設の建設予定地とされた「月形小学校」周辺の住民や学校関係者(PTA含む)の姿はあまり見らませんでした。住民説明会開催の周知が充分でなかったか、現段階の住民説明会に興味を持てなかったのか・・・ 
 
説明会では、まず事務局から答申案の説明がありました。といっても資料となる「答申案=文章」の読み上げ中心で、残念ながらいつもの役場スタイル。この審議会は若者や女性を多く登用し、ワークショップ形式を取り入れ、自由闊達な意見交換を行ってきた「新しいタイプの審議会(←ずっと傍聴してきた私は知っているけれど・・・)」だったのですが、“いつもの”説明会になってしまって、審議会の良さや答申内容が伝わりにくかったのが残念でした。
 
個人的には「説明会は、住民に対するプレゼンテーションの場」だと考えているので、住民が解りやすいように地図やイメージや写真などを使って審議内容をプレゼンし、共通理解の上で意見交換という流れが理想です。それこそが「住民を巻き込んだ議論」への第一歩になると思っているので。
 
とはいえ、途中で皆楽公園やバスターミナル複合施設候補地が掲載された地図(←審議会のたたき台となった、コンサルタント作成の資料)が配布され、説明のあとには質問や意見も多く寄せられました。
 
【答申案】の内容は・・・ 
○バスターミナル複合施設を建設するなら月形小学校グラウンドだが、教育関係との充分な議論が必要。複合施設に何を入れるか(入れたいか)のアイデアは示したが、最終的には財政負担も含めて設計段階で必要な機能を充分精査する。
○皆楽公園再整備のコンセプトやターゲットを示したが、事業実施の優先順位は財政状況を勘案して検討必要。
○道の駅については、結論を出すような検討はできなかったので、継続検討。
・・・という感じで、さらに意訳すれば(答申全体の雰囲気としては)
○バスターミナル複合施設も皆楽公園再整備も月形の未来に関わる大きな事業なので、簡単には決められない。少し時間をかけ、もっと多くの町民を巻き込んで議論していきたい。今回の答申はその第一歩で、次の議論のたたき台のようなもの。
・・・という印象を受けました。
 
そもそも、この審議会に諮問された内容がとても広範囲で規模の大きいものなのに、8ヶ月程度(当初は半年)で答申を出さなければならないスケジュールが組まれていて、本当に大変だったと思います。答申の中に明確な結論が書かれなかったのは、審議委員のみなさんが誠実で真摯に取り組んだからだと私は理解しています。結論はなくても課題整理はできたので、審議会の成果はあったといえるでしょう。
 
一方で「合意形成できた」というのは無理があるでしょう。議論の余地が大いにあります。よって、この答申をもって建設計画を進めることにはならないでしょう。ある審議委員も言っていましたが「話し合いのスタート地点に立てた」ということなのだと思います。
議員として、この想いを次につないでいきます。

2020年02月03日

住民説明会は、2月4日(火)午後6時 役場大会議室【月形町地域拠点施設整備等審議会】

おはようございます。
バタバタしてたらあっという間に節分!
また今日から投稿始めます。よろしくお願いします。
 
取り急ぎ大事な連絡です。
 
「月形町地域拠施設整備等審議会」つまり、バスターミナル複合施設・皆楽公園・道の駅などを検討してきた審議会が、検討内容を住民に説明する集会です。1度しか開催されないので、ぜひ聴いて欲しいです。
 
私はこの審議会が公開されているときは全て傍聴してきました(全体会議は公開・グループ会議は非公開)。様々な意見がでる興味深い審議会で、傍聴も楽しみでした。
自由な発言が保証されている場では新しいアイデアも出るし、現実の課題を掘り下げる場面もあって、参加した誰もが何かしらの「気づき」を得た一方で「迷い」も感じていた印象でした。
 
最終的な「答申」は一つの形ですが、それまでの苦悩やその裏の事実を町民のみなさんにも知って欲しい。(これから最終判断を下す役場幹部や議員には特に聴いて欲しい!)
 
住民説明会がどんな展開になるかはわかりませんが、大きな予算が動く、月形町の岐路になる事業の説明会ですので、ぜひご参加ください。
もちろん私も行きます!!

2019年12月10日

この意見をどう盛り込むかが、役場の力の見せどころ【令和元年第3回月形町創生総合戦略審議会/傍聴】

昨日午後4時から今年度3回目の創生総合戦略審議会があったので傍聴してきました。
 
今回の審議会では、前回(11月25日)示された第2期総合戦略の原案(役場内部組織が作成したもの)に対して、委員が具体的な意見を言う場でした。前回いくつか質問が出ていたのでその回答と参考資料が提示されましたが、原案の見解を裏付けするための資料のようなモノで(委員が問題視した視点で解析したわけではないので)新たな知見は示されませんでした。
 
会議は原案の章ごとに意見を募る方法で約1時間半行われ、数名の委員からは積極的で具体的な質問や意見が出ていました。その中には現状確認の質問があり、団体代表の委員が最新情報を提供するなど、このメンバーならではの展開もあってよかったです。
 
で、問題はこれから。様々な意見を受けて原案をどう修正するかは事務局(役場)に任されました。
今回出された意見の中には個人的見解や想定以上の最新感覚を持ったものも含まれていたので、それをどう取り入れるのか、どう活かすのか、役場職員の力の見せどころになります。町民参加の「審議会」組織を作って審議しているのですから、そこはぜひ活かしていただきたいです。
 
次回は1月。今回の意見をふまえた修正案=答申案が出されるとのこと。個人的には、これで答申案をつくるのはとても乱暴だと思っているのですが・・・これが町の進め方。できれば最低でももう1回審議の時間をとり、同意形成に向けて議論する時間を必要だと思っています。

次回も傍聴する予定です。

2019年12月06日

心づくしがいっぱいの愛光園【月形町赤十字奉仕団研修会】

今日午後は、月形町赤十字奉仕団の研修会・ミニ講話「みんなで老人ホームを考えよう」に参加してきました。
 
会場は町内にある特別養護老人ホーム月形愛光園。愛光園は定員50人の民間の特別養護老人ホームで、要介護3から入所でき、ショートステイやデイサービスも実施しています。
愛光園の開設(昭和59年)以来、月形町赤十字奉仕団はずっとボランティア活動をしているのですが(現在は週1回のエプロン畳み)、「老人ホーム」の詳細は“何となく知ってる”程度だったので、理解を深めるために伺いました。
 
最初に施設見学(←私は途中から参加)のあとには職員さんとのQ&A。介護認定の仕組みや入所基準など専門的なことも。
以下は私の備忘録。
 
■老人ホームの基本
・介護度は《介護にかかる時間》で決まる。
・利用者は必ずしも住所を移さなくていい。
・愛光園では《生活の中でのリハビリ》を取り入れている。
・入所には身元引受人(親族、成年後見人等)が必要。
 
■ソフト食 ←他では提供できない食事。写真参照。スゴイ❗️
・調理済みの食材をミキサーにかけ滑らかにし、固形化凝固剤を加えてさらにミキサーにかけた後、形を成形したものが《ソフト食》
・食材単品ごとにソフト食をつくり、最後に盛り付けをするので、見た目は普通の食事のよう。食材それぞれの味を感じることができる。
・全ての食材を一緒にしてミキサーにかけるのとは全く違う。とても手間のかかる食事だが、食べる意欲を湧かせる。
・対象者(現在6、7人)に、これを1日3食提供している‼️(ソフト食に高エネルギー食品などを組み合わせる場合もある)
・職人的厨房スタッフの技術と熱意の賜物。他ではできない。
・食事の形態は様々《常食・粗刻み・超刻み・ミキサー・ソフト食》。利用者の状態を見ながら常に調整。
 
■緊急時・災害時
・緊急時・災害時は要相談で対応。登録者や家族や地元地域等を優先的に受け入れるが、できるだけのことをする。
・町内に福祉避難所の指定はないが、愛光園を代替施設と考えて使ってほしい。困ったときは訪ねてきて。
・愛光園には様々な状態の高齢者に対応した食料や備蓄品や職員がいる。24時間、物や技術が揃っているので活用してほしい。
・昨年のブラックアウト時にデイサービスは休止したが、職員は町内の独居高齢者宅を回って安否確認をしていた。
 
■その他
・介護の補助的アルバイト募集中。短時間、短期間でも可。「もし何かしてみたいと思ったら連絡ください」とのこと。
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研修会に参加して、愛光園のきめ細やかで心づくしの取り組みを知ることができて本当に良かったです。ボランティア活動などは相互理解と信頼と尊敬が必要ですが、今回がとても良い機会になりました。企画してくれた奉仕団役員のみなさん、ありがとうございました。
 
そして何より愛光園の職員のみなさん、大変お世話になりました。職員のみなさんの意欲に満ちたキラキラした目が印象的でした。ありがとうございました。
 
それにしても「ここまでやるの?!」とビックリすることがたくさん。愛光園のみなさんの介護に対する心構えと誇りと使命を感じると同時に、介護保険という制度が確立していることで民間事業として成り立ち、様々な工夫も生まれているのを実感しました。
 
と同時に、先日の「学童保育」とは対照的なのも痛感。背景には制度の弱さがあるんですよね。だからこそ《公》が取り組む課題であるとの想いを一層強くしました。

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