2019年03月18日

町外進学高校生には支援しないんだって!【平成31年第1回定例会/その6】一般質問の報告(2)

ここからは一般質問の概要と答弁を1つずつ報告します。ニュアンスが伝わるように日常的な言葉に置き換えて書いてみます。
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1.全ての町民高校生に教育支援を
 
■Q 宮下
 月形高校存続はとっても重要なことだけど、町内には町外に通う高校生もいるのよ。町内外から月高に通う高校生には1人平均年間18.6万円(予算額)の支援をしているのに、町外に通う町民高校生には0円。例えば、岩見沢−月形間の通学バス代は1ヶ月22,200円もするのに、岩見沢市民の月高生には半額助成、月形町民で岩見沢方面に通学する高校生は0円って、なんか変じゃない? 
 
 今年入学する月高生は20人以下で1間口も厳しくなってきた。地域特例校の指定を受けるには月中卒業生のうち半分が月高に進学しなくちゃならない。とても厳しい条件だと思う。
 今の月高は先生の数が減って選択できる授業が少なくなったし、特別支援教育に力を入れていて少し前とは変わった。月高では学べないことが多いのも現実。だから町外進学を選択する子ども達が出てくる。ただ現状では町外に進学した高校生は地元から見放されたような気持ちになるんじゃないかな。また、月高を選ばなかったために親に経済的負担を強いることになり罪悪感も感じているかも。だから、0か100かのような偏重した現状を多少なりとも改善し、月形町民であることを自覚できるくらいの支援が必要だと思う。
 
 月高支援を減らせと言っているんじゃない。今までと同じように支援した上で、町外に進学する子ども達にほんの少し応援してほしい。そういう提案なんです。
 町長は「いつか郷土に戻って地域をもり立てて」とか「郷土愛を育む」と言っているけど、ならば町外へ進学した高校生にほんの少しの支援をしても良いんじゃない? そうすることで郷土愛が育つと思うのだけれど・・・
 
■A 教育長 
 月高存続は重要な行政課題であり教育課題。なんとしても月高を維持する。今、この段階で町外に進学した高校生に支援をしたら月高に進学する生徒は減る。そういう事例がいくつもある。だからやらない。それに生徒達は、月高が優遇されている(月高以外は支援がない)のを知った上で進路を選択している。織り込み済み。
 
 なお、どこの高校に進学しようとも青少年健全育成基金は受けられる。札幌に通う学生がオーストラリアへの短期研修に利用した。
 郷土愛だって町外に進学した子どもにも育っている。先日の道新に、岩見沢農業高校卒業生の「春から札幌の専門学校で学ぶ。将来は地元(月形)に戻って働きたい」という記事が掲載されていた。
  
■A 町長 
 月高に通う生徒は3年間は月形の町民も同然だ。月形町の経済にも貢献してくれている。先日の卒業式では「3年間よく頑張って通ってくれた。おめでとう」と言葉をかけた。
 月高は月形の大切な宝であり自慢。なくすわけにはいかない。だから、月高以外に進学する生徒に支援することはない。

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