2018年12月06日

傍聴席はもどかしい。【月形町議会12月定例会 議案審議】

定例会2日目の昨日(12月6日)、議案審議を傍聴してきました。
 
私が気になった内容は
1)職員の給与と病院関係手当、常勤特別職と議員の報酬、引き上げ
2)病院嘱託職員(看護師、管理栄養士)の給与引き上げ

3)一般会計 補正予算
・台風21号&胆振東部地震の農業被害への補助
・橋梁工事2件の不入札による工事取り止め

・事業確定による収支調整
4)国保会計、介護保険会計の補正予算
・事業確定による収支調整
5)町議会議員補欠選挙の費用の専決処分
  
給与引き上げ等の「支出が増える」内容があるにもかかわらず、一般会計そのものは895万円の減額になっています。事業が確定して余剰金が出ているのが大きな理由ですが ・・・ 以下のような特殊な事情も含まれています。
 
● 橋梁工事2件の指名競争入札において、指名された業者3者全てが「作業員の確保難」を理由に入札辞退。そのため、今年度の工事を取り止めた。→ 計上した工事費全額(486万円)を減額補正
 
●職員・常勤特別職(町長/副町長/教育長)・議員のボーナスが人事院勧告に従って0.05ヶ月/年引き上げられる(年間4.45ヶ月分)が、増加分(総額不明)は余剰金(退職職員分給与や議員死亡で、支払い見込みの給与等に余剰金が発生している)ので相殺できる。
※ 給与等引き上げの条例改正があったにもかかわらず、一般会計補正予算にはこの部分の記載がなく、さらに説明も質問もなかったので、議会閉会後に総務課に直接聞いて確認した。
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【私の所感】
 
給与条例等を改正をしていながら補正予算には何もでていないことに疑問を抱かない議員に不信感を持ったし、補正の必要はなくてもお金の動きがあるのだから説明する必要があるのにと町側にも不信感を持った。
誰に何を伝えるべきなのかの感覚が、私はズレているのか? 
 
それにしても、人事院勧告にあわせて町長等や議員まで、全て同じに報酬を引き上げなくてもイイと思うのは私だけ?
人事院勧告は「民間企業との給与差の是正」を理由に国家公務員の給与の引き上げを勧告した。月形町では、役場職員給与は国家公務員給与に準拠することになっているが、町長等や議員の報酬は地域の実態に合わせるのが本来だと私は考えている。今年は農作物が不作で基幹産業の農家収入は減るだろうし、災害被害もあった。そういう時に特別職や議員が報酬を引き上げなくても・・・ 
 
それから、町立病院関係の報酬や手当の増額が決められた。特に嘱託看護師の月額報酬は25万円以内→40万円以内、病院管理栄養士(嘱託)の月額報酬は24万円以内→30万円以内に増額された。現在、嘱託看護師はいないが、今後必要になるときのために改正したとのこと。つまり人材確保が難しいことの裏返しで、ここでも町立病院の運営が厳しいことを反映している。改革は待ったなしでは。
 
 
傍聴席はもどかしい。
自分の言葉で、瞬時に発言したい!

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