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2017年03月08日

議会はそれぞれ。違いを比較しよう。【恵庭市議会の傍聴】

ただ今、各地の自治体議会が定例会のまっ最中です。今年度最後の補正予算や新年度予算を審議したり、条例を改正したり。私も例年なら自分の議会で忙しい時期なのですが、今年はフリー。なので都合が合えばあちこちの議会を傍聴したいと行動してます。

今週初め、3月6日(月)は恵庭市議会の一般質問最終日だったので傍聴してきました。

恵庭市議会は議員定数21(男性18人、女性3人)です。会派制をとり、自民党会派12人、公明党会派3人、無所属市民の会2人、諸派(民進党1、共産党1、無所属2)4人の構成です。一般質問最終日は諸派3人が質問に立っていました。

【傍聴受付と傍聴席】
議場は市役所の3階にあり、傍聴席は議場の裏手から狭くて暗い階段を上がって中2階部分にあります。

まず、傍聴席の下にある受付で個票に氏名と住所を記入し、設置されたポストに投函(個人情報保護の観点から最近はこの方式が広がっている)。置いてある資料(当日分の通告書、傍聴規則、アンケート)を持って、暗くて狭い階段を上がって傍聴席の扉を開けると・・・

中2階という傍聴席の配置と議場の壁の白さで、とても開放感のある議場です。(写真は傍聴席入口の反対側=リフトが設置されている側から撮影)。


傍聴席左手端には、傍聴者用車いすリフトが設置されていました。リフトはガラス張りで視界が遮られないようになっているため、圧迫感がありません。傍聴席最前列には車いす専用のスペースも設けられています。傍聴席は昨年、傍聴者用車いすリフトを設置したのに合わせて改修されたそうです。

※ 月形町議会の傍聴受付は一覧表に記入する方式。どこの誰が傍聴に来ているのか廊下を通る人にも丸見えでで、個人情報に配慮できてません。議会事務局にその旨を指摘しているのですが改善なしです。さらに、傍聴席の入口には階段があり、傍聴席内にスペースもありません。議場のある役場3階まで上がる手段も人力(エレベーターはない)ですし、車いす対応トイレは町民サロン(1階)のみ。車いすの方が傍聴したい場合はバリアフリー化された町民サロンで議会中継を見ることになるでしょう。役場3階の議場がバリアフリー化されるのはまだまだ先ですね。

さて、本題。

一般質問の内容はそれぞれの自治体の課題と直結しているので詳細は省きますが、論点はどの自治体でも同じだと感じました。より一層の市民参加を求める議員と現状で十分という行政、市民福祉の向上を求める議員と効率化のための方策という行政・・・

【質問と答弁】
一つ気になったのは、議員の質問や提案に対して行政側が「それは考えていません」「実施する予定はないです」と即時に全否定していたこと。私も議会で理事者に対して厳しい一般質問をしましたが、一応の提案の趣旨は受け止めた上で「現状ではできないが、今後検討することもある」という答弁をされていたので、提案の全否定の姿勢には驚きました。これまでいくつかの議会を傍聴していますが他でも聴いた記憶がないので、これにはちょっとビックリでした。


【質問時間】
恵庭市議会では、会派毎に基礎時間1時間30分+会派人数×20分で時間が振り分けられ会派内で配分するそうです。諸派の場合は1人50分まで。この質問時間は、質問者と答弁者の両方をあわせての時間なので、不必要に長い答弁は時間を浪費し予定質問が終わらないことも。そのあたりは質問者の運びもありますが、議長采配も関係するでしょう。質問の量と質とにもよりますが、50分は短いと感じました。

※ ちなみに、月形町議会も質問と答弁を合わせた制限時間があります。ただ、自己申告で最大質問時間を設けられるのと、質問者が質問1つについて何分という時間設定ができるので、重たい話題の場合は(良識の範囲で)相当の時間をとることができます。私は1問40〜60分で、合計2時間くらい要求していたような・・・ 長くやれば良いということではないのですが、問題の本質に迫るにはそれなりの時間も必要だと思います。

【一問一答制】
恵庭市議会では、最初に質問者が通告書に書かれた全ての内容を流すように質問します。それに対して行政側(概ね市長)が、通告内容に対する答弁を項目全てに対して簡潔に行います(ここまでで10分程度)。そのあと、再質問は回数制限なしの一問一答制になり、一つ一つの項目に対してかなり細かい質問と答弁の応酬にになっていきます。回数制限のない一問一答なので、会話のように展開されるのを初めて見ました。気のない会話風であったり、丁々発止の臨場感であったり、質問者によって雰囲気が違っているのを感じられるはライブならではです。

※ 月形町議会の場合は、回数制限(往復4回)のある一問一答制。1つの項目について通告書の趣旨に基づいた質問を議員が行い、それに対する答弁を町長か教育長が行います。再質問は3回までなので、答弁内容を掘り下げながら意見や提案を盛り盛り込んで3回で着地できるように進めて行きます。込み入った内容の時は答弁漏れの扱いが微妙になりますが、質問者側が時間を設定できるのと1つの話題に集中できるので、これはこれで良い方法だと感じています。ただ、議員数や質問者数が多い議会では難しい方法でしょう。

【議場の配置】
恵庭市議会では最初の質問を議長席下の演台で行っていました。国会のイメージです。(再質問は自席)。予算審議等は議員席側に「質問席」を設えて対峙するとのことですが、一般質問は違っていました。

※ 月形町議会では、一般質問は議員席側に質問席(演台と着席できる席)を作ります。1回目の質問は質問席演台から、2問目以降は着座できる質問席で起立して行います。最初から最後まで行政側と対峙しながらできるので、どんどん盛り上がっていく感じはあります。
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以上、恵庭市議会と月形町議会を比較して、議会の姿をレポートしました。

みなさんの地元の議会はどんな議場で、どんな傍聴席で、どんな議論のやりかたですか?
気になったら、ぜひ議会を見に行ってみましょう。住んでいるところだけでなく、他の自治体の議会を見るのも面白いです。違いがわかって気づくこともありますし、熱心に傍聴に来ている地元の人と会話するのも楽しいです。恵庭市議会の傍聴席でも毎回傍聴に来ているという高齢の男性と話が弾みました。若い(?!)女性が傍聴に来るのは珍しいので、どこに傍聴に行っても必ず声をかけられ議会談義で花が咲きます。これも私の楽しみです。

このブログでは報告していませんでしたが、昨年12月に道外を旅行する機会があったので、三重県議会の常任委員会と、足立区議会の特別委員会も傍聴してきました。いずれ報告をしたいと思っています。

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