2014年09月17日

積み重ねた月日の重みと想い・・・【月形大谷幼稚園 創立60周年記念うんどうかい】

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9月も半ばとなり、随分日が短くなりましたね。来週は秋分の日です。

ここのところ不安定な天気が続いていますが、一雨毎に空気が冷えていくのを肌で感じます。今朝の月形町の最低気温は9.2℃、しっとりと冷えた空気と雨上がりの虹が綺麗でした。そうそう、昨日、北海道最高峰の大雪山・旭岳は初冠雪! 平年より9日も早かったそうですよ。

気づけば風景も秋色。田んぼは黄金色の稲穂が頭を垂れ、晴れた日には風に乗って稲藁の香ばしい香りが漂っています。町内は稲刈り真っ最中。この時ばかりはあちこちの農道をせわしなく走る車や絶え間ないコンバイン(稲刈り機)の音で、町中に精気があふれています。収穫期は安堵と期待の時ですね。

さて、定例会は予定を位置に残し、9月11日(木)に終了しました。今回も濃い内容・・・この報告は別の機会に。

今日は9月13日(土)に開催された月形大谷幼稚園の運動会の話題です。
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月形大谷幼稚園は町内唯一の私立幼稚園。今年創立60周年を迎え、記念の大運動会が開催されました。例年なら園児と保護者の運動会ですが、今年は卒園生や一般町民にも大々的な呼びかけがあり、20数名の園児と保護者、OB、一般町民など、100名以上が集まったでしょうか。(普段幼稚園に縁のない)私も初めて見学させていただきました。

当日は抜けるような青空と爽やかな秋の空気。前日までの雨の影響は全くなく、素晴らしい運動会日和。プログラムには一般やOBの参加できる種目もたくさん盛り込まれ、園児達を中心にアットホームな和やかな雰囲気となりました。

会場には「60歳、おめでとう!」の文字。そう、月形大谷幼稚園は還暦なのですね。

同僚議員は第1期生だったのだと、この日初めて知りました。そればかりか、顔見知りの役場職員や町内のあの人も、あの人も、み〜んなこの幼稚園の卒園生。それもそのはず、60年も前から月形町内で幼児教育に取り組んでいたのは、この月形大谷幼稚園しかなかったのですから。
月形町が開かれてから130余年。その短い町史の中で60年もの歴史を持つ幼稚園は「町民の心のよりどころ」だったんだと改めて認識できました。

その月形大谷幼稚園も、あと1年半後には閉園することになっています。その決断を下すまで、どれほどの努力や想いが積み重なったことか・・・。今さらながら、その重みを強く感じた運動会でした。

幼稚園は閉園しても、「子ども達にきちんとした幼児教育を受けさせたい」という創設当時から続く「大人の想い」は全く変わりません。その想いを引き継ぐためにも、認定こども園開設に向けて、精力的に取り組みたいと強く心に描いた一日でした。

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