2014年06月18日

原点に戻って【市民派議員のための選挙スクール in 北海道&プレイベント】

先週の土日(6月14日、15日)、旭川市で開催された「市民派議員のための選挙スクール in 北海道&プレイベント」に参加してきました。

これは《市民派議員=無所属議員》を生み出したい有志(実行委員会)が主催した勉強会で、来年度の統一地方選挙を念頭に置いた動きの一つ。と言っても選挙一色ではなく、議員の実態比較や「志」なども話題にされ、予想していたより幅広く奥深い内容でした。参加したのは、議員の仕事に興味のある一般市民と多数の現職無所属議員。皆それぞに収獲があったのではないかと思います。

私はそのプレイベント[議員のぶっちゃけトーク]で、町議会議員の実態(活動内容と時間、報酬、選挙運動・・・)をお話しさせていただきました。いっしょに[ぶっちゃけ]たのは、旭川市議会議員の山城えり子氏と久保あつこ氏、元恵庭市長・元恵庭市議会議員の中島興世氏です。

旭川市議会議員と月形町議会議員とでは報酬に約3〜4倍の開きがあり、政務活動費も有ったり無かったり。年間の議会開会日数も相当違うけれど、議員として取り組む課題は同じ範囲とか。会派主義(多くの市議会)の議会において無所属無会派議員の活動実態、そもそも会派のない町議会での活動実態。なぜ議員になろうとしたのか。市民派(無所属=政党に入っていない)として選挙に出た時の戸惑いや苦労、選挙運動・・・。などなど、会場からの質問にも答える形で[現職議員の実態]を赤裸々に語ってきました。

最後に会場から「議員になろうと思った時、何が必要だと思いますか?」との問いに、登壇していた4人全員が『議員として何をやりたいのか、ハッキリとした「志」を持っていること』と答えたのには驚きましたが、市民派議員としては当然のことですね。

政党や団体の指示や支援がない分、自ら考え行動しなければ活動に結びつかない=市民の付託に応えられないのが市民派議員ですから、その軸となる『志』は絶対に必要です。よく「議員1期目は勉強のつもりで・・・」などと言う人もいますが、選挙で任されたのは1任期の4年間のみ。当選したその時から臨戦態勢になっていることが求められていると、私は考えてます。

もちろん、議員になったからと言って何でもできるわけではなく、解らないことだらけなのは当然ですし、素人的な感覚と発想が議員として大事な要素でもあります。2期8年目を迎えた今の私も毎日格闘と勉強の日々でが、「志=活動の軸=ものさし」を持っていることで物事を判断し進める力が湧いてきます → 実感しています。
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今回、久しぶりに中島興世さんの講演を聴きました。

興世さんが議員になろうとした「きっかけ」や「理想」に触れ、刺激を受けました。こういう刺激、やっぱり必要ですね。備忘録として、キーワードをいくつか記します。

■自治体の役割=地域の暮らしの課題解決。市民が持つ高い課題解決能力を引き出す。
■議員として気にするべきことは、自分の話に共感が広がっているかどうか。ひたむきに、ひたすらに語ること。理事者の答弁は気にするな。
■自分のフィールドを失わない。フィールドを失うと陳腐化する。
■議員は一人で、言葉で戦うもの。
■1930年代のハリウッド映画「スミス都へ行く Mr. Smith Goes to Washington」
■○○市子どもが元気に遊び育つ環境整備に関する条例

それから、今回同席した旭川市議会議員の山城えり子さん久保あつこさんは勉強会仲間ですが、その中で久保あつこさんとは長いつきあいです。私がまだ一市民だった10年ほど前、地方自治土曜講座の夏合宿で同部屋となったのが出会いでした。夜中も朝も話が尽きなかったのはご想像通り。私の中で「市民派議員」「女性議員」のロールモデル(具体的な行動や考え方の模範となる人物)の一人として位置付けられました。

今回、その久保さんと同じ方向を向いているのが確認できて、ちょっと嬉しかったです。

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