2013年12月07日

月形の幼児教育環境を守らねば!【大谷幼稚園が平成27年度末で閉園】

来週の定例会、一般質問で取り上げる「月形町における幼児教育の課題と対応について(特に大谷幼稚園閉園にともなう3歳児の教育環境)」。

調査を進めるほどに、町の不作為と深刻な状況が明らかになってきています。

この調査内容を元に、来週水曜日(11日)の午後1時30分から、町理事者(町長、教育長)に真相と今後の対応を聞いていきます。月形町の幼児教育環境をどう整えていくのか、今、決断し動き出さなければならない、重要な局面です。

興味を持たれた方は、ぜひ傍聴にお越しください。場所は、役場3階の本会議場です。
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関連で・・・

大谷幼稚園の餅つき大会を見学してきました。

私はこれまで大谷幼稚園に縁がなく(私の子どもは保育園育ち)、園舎に入ったのは数えるほど。それも、ほとんどは子ども達のいない時でした。なので行事を見るは初めて。

園舎の中央、講堂の端には2つの臼が据えられ、お手伝いのお父さん数名とおばあちゃんがお二人、餅をつき始めていました。子ども達はキラキラした眼でそれを眺め、時には身体をくねらせ、時には声を出して、餅がつき上がるのを心待ちにしていました。

全部で5臼。そのうち何臼かは子ども達が子供用の杵でついて、写真に収まり・・・
園舎の窓は餅の蒸気と子ども達の熱気で水滴がしたたる・・・いや、大雨のよう。

その後の会食では、あんこ、きなこ、砂糖醤油、納豆、海苔、5つの味で大満足。真っ白で柔らかなお餅はどんどんお腹の中に入っていきました、とさ。おしまい。

昔から続く行事は全ての段取りがスムースで、歴史を感じさせる一コマでした。
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大谷幼稚園は来年60周年。月形町に幼児教育の場がなかった時代、当時の円福寺住職の奥さん(坊守)がお寺の境内で始めたのが起こり。子ども達に良い教育環境を与えたいという母親の想いから始まったとのこと。今も昔も変わらない真実です。

少子化の時代、閉園するのは致し方のないことですが、この「母の想い」「親の思い」をしっかり受け継いでいきたい。

一般質問を全力で頑張りたいと思います。

2013年12月02日

保健福祉、幼児教育、二元代表制を問う【平成25年第4回定例会・一般質問/通告】

12月10日(火)〜11日(水)に開催予定の平成25年第4回定例会は、先日一般質問の通告が〆切られ、4議員(鳥潟、楠、金子、宮下)が質問を行うことになりました。
くわしい日程は12月3日の議会運営委員会後に決定します。

以下は私の質問内容です。喫緊の(すぐに取り組むべき)課題を中心に質問します。

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平成25年第4回定例会/一般質問  [質問者:宮下裕美子]

1. 町民の実態とニーズに合わせた保健福祉分野の強化について
                       【答弁者:町長/40分】

 保健福祉は今年度の重点分野として執行方針に明記されている他、高齢化対応や国保・介護会計の改善に向けた予防事業の展開など、一歩先を見通した取り組みが求められている。一方、保健福祉はその性質上人的対応が必須で、強化には増員や人材育成が欠かせない。
 しかし、現実には実態や計画に合わせた増員がなく、現場対応に終始し、先手を打つ事業展開ができていないのではないか。
 この現実をどう改善し、保健福祉の強化につなげていくのかなど、伺いたい。


2. 月形町における幼児教育の課題と対応について
   (特に大谷幼稚園閉園にともなう3歳児の教育環境)
                   【答弁者:教育長・町長/40分】

 月形町の幼児教育は長年、大谷幼稚園と花の里保育園が担ってきたが、その一翼である大谷幼稚園が平成27年度に閉園することが決定した。このことで町内における来年度の3歳児の受入先はなく、幼児教育環境が悪化している。また、他の幼稚園では既に来年度の募集が始まっており、保護者の不安は強い。3歳児の教育環境整備は喫緊の課題である。
 これらの課題に対し、月形町はどのように対応しているのか、私立公立の枠組みでなく、幼児教育という観点などから伺いたい。また、平成28年度以降の月形町の幼児教育環境をどう整えていくのかも合わせて問う。


3. 二元代表制における首長と議会のあり方
   (主に一般質問における議論について)  【答弁者:町長/40分】

 二元代表制における首長と議会は、託された民意を背景にそれぞれの立場を主張し合う関係である。議会は合議体の機関として首長と対峙するが、その前段で、議員は質疑や質問を通して行政の課題や問題点を明らかにし、時には提案する。その過程での充分な議論により、町民の負託に応えることができる。
 昨今の本会議における議論、特に一般質問において、本質に向き合った建設的な議論ができているのか疑問がある。首長は執行の責任者であり、議員は町民の代表者であるという前提が崩れているのではないか。
 どこに課題があり、どう対応すべきなのかなど、町長の考えを伺いたい。

2013年12月01日

議会改革って、何?!【月形町議会中継検討委員会】

先日(11月25日)のまちづくり常任委員会の最後、副議長から唐突に
「私たちの任期も残り1年と少しになってきた。この辺でそろそろ議会改革の話しを始めた方が良いんじゃないか。」(のような趣旨の発言)があった。???

議会改革って、時期を見て始めるもの?

百歩譲って、期限が切られないと「自らの改革」は進められないこともあるから、全員で議論を始めることは良しとしても、何をイメージして議会改革と言っているのだろう?

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というのも、月形町議会では1年以上前から「議会の公開」をめざして、画像配信の話が持ち上がっている。町民のみなさんに少しでも議会に関心を持ってもらうには、議会審議の様子を見てもらうのが一番。でも、役場3階にある本会議場に足を運ぶのは大変(現に傍聴者はほとんどなし)。なので、画像と音声が配信できたら・・・。

それに、議場の様子が配信されれば行政側にとっても良い。まずは、議会で審議されている内容を職員一同ほぼ同時に共有できるから。加えて、予算審議や決算審議の時に議事の進捗状況を自席で把握することができ、担当職員が不要に控え室で待たなくて良いから。相当に事務の効率化ができる。

画像配信はインターネットを使ってオンデマンド放送ができれば一番良いが、町内に光通信網は整っているもののインターネットの接続は1/3程度(光回線を利用したもの。他に無線接続は実数把握できていない)。
ネット配信は次の段階として、ひとまず役場庁舎内だけでも中継できれば、1階ロビーや町民サロンでも見ることができる。もちろん職員も。

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という流れの中で、今年の9月定例会の全員協議会。
この話を詰めるために検討委員会を立ち上げようという事になった。

が、しかし・・・

副議長からは「画像配信/議会中継はいつかは必要と思うが、今すぐに始める必要があるのか。配信の是非も含め検討員会で検討すべきでは。」との意見が出た。

私は「画像配信については昨年から話を進めていて既に承認されていることだから、検討委員会では実際の画像配信に向けた調査と準備(設備、スケジュール、運用等)を進めるべき。」と意見を言った。

(いつものように)何だかハッキリ結論が出ないまま(と言うより、明確な後ろ向き意見は副議長のみで)、正副議長に検討委員会のメンバー選出を一任した。

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月形町議会中継検討委員会のメンバーは、
委員長:金澤議員、 副委員長:宮下、 委員:金子議員、大釜議員。

第1回 10月10日 委員長選出。検討委員会の目的確認と今後のスケジュール確認。
第2回 11月25日 設備業者から、設置機器の種類と費用の説明を受ける。

2回の会議の中で、私以外の3人の委員からは
・画像配信/議会中継は時期尚早。次の任期(再来年春)から始めればいい。
・庁舎内中継に350万円(インターネット配信は+10万円)は、高額。
・費用をかけて全町民が見られる環境が整えられるのならまだしも、一部の人のためだけに予算をつけることを、町民は理解しない。
・果たして議会を中継する意味があるのか。
・庁舎内に議場の画像が流れていたら職員は業務に集中できなくて、かえって支障が出るのではないか。

このような発言に終始し、いつの間にか以下の構図になっていた。
画像配信/議会中継 推進派 1(宮下)
          慎重派 3(金澤、金子、大釜)

で、最も問題なのは、
「画像配信/議会中継を行うかどうかは、この検討委員会では決められないから、12月定例会の全員協議会で状況を説明し議員全員の意見を聞く。その上で検討を続けるかどうか(全議員に)決めてもらう。」
という結論になったこと。

月形町議会中継検討委員会の会議は2回。この中で新たに決めたことも調査したことも何もない。(目的は以前から話し合われていたので文言整理しただけ。設備と予算は1年前に事務局が用意したものと同じ。業者から直接説明を聞いて、不要と思われる機器が1,2個あっただけ。)

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恥ずかしながら、これが月形町議会の実態です。
このように物事は進められています。数の論理で。

このような中で「議会改革」って何をやるのでしょう? 何を議論するのでしょう?
もしかして、もう既に「数の論理」で答が決まっていたりして・・・


もちろん議会だから、最終的に「数」がものを言うのは理解しています。
でも、その前段に是々非々の議論があって、そして「数」でしょ。
最初から「数」じゃない。

民主主義の本質は「数の論理」じゃない。
少数意見の中にある真実をくみ取るための仕組みが民主主義。

「国会」を見ても「地方議会」を見ても、議会不信は増すばかり。

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