2013年02月17日

テーマは豆。超難しい〜【第6回うんまいべ!料理コンテスト】

この週末は行事が目白押しでした。
その第1弾は、毎年恒例、今回で6回目を迎える地産地消料理コンテスト『うんまいべ!』。主催は月形町地産地消計画推進協議会(会長:桜庭町長)、2月16日(土)に開催されました。

今年の応募作品テーマは
「広めよう!豆のチカラ〜我が家の豆料理
   〈月形産の豆を利用した創作料理〉」

月形町は転作等の関係で豆の生産(主に大豆。他にインゲン系の豆もあり)も盛んです。また、月形産大豆「トヨムスメ」を100%使った「まんまる納豆」が、障がい者支援施設・雪の聖母園の就労支援センター・オプスで月2万食も製造・販売され、好評を得ています。


さて、本題の料理。「豆」って、食物繊維や栄養素が豊富で身体に良い食材なのは分かっていますが、なかなか食卓に上らないですよね。豆料理の種類と言って頭に浮かぶのは・・・

我が家では黒大豆を毎年たくさんいただくので、黒大豆入りキーマカレー、黒大豆入りミネストローネ(スープ)、黒大豆のサラダなどに使っています。が、どれも「豆」の料理としてはありきたり。
大豆は味が染みこみにくく、かといって大豆の風味は弱くて負けてしまうので、「豆」の存在感を出すのは結構大変。料理コンテスト参加に向けて新たなレシピ開発はかなり苦戦しました。

そんな中での料理コンテスト。応募作品は主食・副菜・デザートと様々、どれも工夫されていて一つとして同じものはなく計26作品(13の個人・グループが参加)。見た目もきれいで美味しそうなものばかりでした。創造的で可能性が広がっているのが料理なんですね。
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それでは入賞作品をご紹介します。

★グランプリ  :「とら豆とコーンのスープ」           齊藤 香さん

★準グランプリ :「ソイ・ミルクレープ」            チームビーンズ

★特別賞    :「まんまる肉納豆」               今井 学さん

         「超簡単!黒千石をそのまま食べよう!」
              NPOコミュニティーワーク研究実践センター月形事業所

         「大豆がゴロゴロ ソイアップルパウンドケーキ」 金澤絵美さん

★会場賞    :「とら豆とコーンのスープ」           齊藤 香さん
        
         「青大豆バター」                  JA女性部

★まんまる納豆賞:「まんまる納豆・黒千石豆もやしの春巻き」    新谷禮子さん


入賞の常連さんに混じって、新しい顔も。特別賞の今井さんは今年初参加の男性。お料理上手で今年出品した4作品のどれも「おいしい〜」と人気がありました。

また、同じく初参加で特別賞のNPOコミュニティーワーク研究実践センター月形事業所。都会から月形町内に暮らしを移し、共同生活をしながら就労体験や生活体験を積んでいる若い男女のグループで、月形で冬を越すのは初めての彼ら。「うんまいべ!」の雰囲気に圧倒されていたようですが、出品作品は高く評価され、自信に繫がったのではないでしょうか。
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色々な作品の中、私が最も気になったのは、まんまる納豆賞も受賞した「まんまる納豆・黒千石豆もやしの春巻き」
黒千石大豆を使って自ら「もやし」を作り、他の野菜や納豆と合わせて春巻きにしたもの。大豆を「もやし」にして使うというその発想にまずは感動しました!!

もちろん味も1級品。一口食べると春巻きのパリッとした食感。次に野菜たっぷりの具は繊維質豊富でしっかりとした歯ごたえ。そしてゆっくり噛みしめるほどに豆もやし、納豆、にんじん・・・と様々な味が口いっぱいに広がっていきます。食感が楽しく、素材の味もしっかりした絶品でした。


そうそう、私の出品作は「まんぷく肉団子」。
生姜の効いた豚肉団子の表面に黒大豆をまぶして揚げたもの。肉団子の中にはチーズと練り梅が入っています。食べ進めるほどに食感と味の変化があり、大豆の効果で満腹感も大な一品です。

入賞はできませんでしたが、友人や家族には「おいしい」と言ってもらえました♪
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「うんまいべ!」は回を重ねること6回目。毎回、出品作品は工夫が凝らされ感心することしきりですが、企画や運営も毎回少しずつ変化・工夫されてきています。今回から見学・試食に来た人たちに投票券が渡され「会場賞」が設けられました。自分がコレと思うものを選べるのって、良いですよね。

それから今回のテーマの一つ「まんまる納豆」を使った作品のみを対象に、まんまる納豆を製造販売しているオプスの責任者が受賞作品を決める「まんまる納豆賞」もnice!
自分たちが製造したものが料理として変化し、それを味わうのは、製造者として本当に嬉しいでしょうね。地域にある事業所ならでは。まさに地産地消の賜だと思いました。

色々進化している「うんまいべ!」ですが、ここでの発表された作品が、暮らしの中で日の目を見ないのが何より残念です。レシピとして紹介されるだけではやっぱり物足りない。
商品化するのは手間やコストなど様々な課題はあるでしょう。それでも何かしらのエッセンスを活かし、どこかの飲食店で食べられたり、学校給食の一品として提供されたりしたら、考案した甲斐があるでしょうね。

ずっと参加している料理好きな一町民の、ささやかな夢です。

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