2012年04月22日

雪融け! 劇的に変化する風景

4月も中旬以降、穏やかで暖かい日が続き、風景が刻一刻と変化しています。

4月中旬は月形町全体が一日中霧に包まれる日が何度も。

これは日射しが強くなって融雪が進み、たくさんの水分を蓄えた空気が積雪によって冷やされ、地表面に霧が発生したもの。日射しが強く無風状態が続くからこその霧です。

とても幻想的な光景でした。(写真は4月17日撮影)


そしてここ数日は春霞の穏やかで暖かい日が続きました。

朝の気温もいつの間にか氷点下まで下がらなくなり、日中は日射しとわずかな風で雪はどんどん融けていきます。その雪融け水は雪面の端から渾々と湧き出すようにして小川になり、圃場の中を走り去っていきます。

ハウスパイプのように熱を吸収するものの周辺や、地面の高いところで土が顔を出し始めました。いよいよクライマックス、長い冬の終わりで〜す。
(2、3枚目の写真は4月19日撮影)


そして本日。3月中に融雪剤(黒色の炭粉)を散布した所はほぼ全面すっかりと融け、黒々とした土が出てきました!!! (右の写真は4月22日撮影)

と同時に、無残なパイプハウスもあらわに・・・

我が家の場合、雪害で全壊したパイプハウスは 26 棟中 14 棟。部分損壊が 2 棟。
必死で守った越冬ハウス(ビニールを掛けた状態で冬を越したハウス)4 棟は無事=現在、種の発芽待ち&苗の育成&宿根草の生育に活用。
他に雪の下に収納した小さなハウスが 6 棟=こちらはまだ雪の下。

修復し作付けするまでには相当の労力と時間を要しますが、やらなければ収穫も望めないのが現実。ここは一つ頑張るしかないですね。(先日、1棟が修復を終え、ほぼ元通りに復旧できました♪)

とは言え、全ての復旧と作付けを同時並行で進めるのは至難の業。今年は作付け品目/労力/経費と相談し、できる範囲で復旧していく予定です。
具体的には、壊れたいくつかのハウスを修理後合体して1つのハウスに建て直したり、栽培時期に合わせてハウスを移動させたりすることも検討。景気低迷の折、極力負債を抱えず(お金をかけず)に知恵と体力で復活を目指します。

めげそうな程の状況ですが、『ピンチはチャンス』。こういうときこそ作業内容や手法を見直す絶好のチャンスであるはず。必然的に【本当に必要なもの】を見いだすことができます。
転んだからにはタダでは起きませんよ〜! ガ・ン・バ・リ・マ・ス!

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