2012年01月19日

全員協議会(2012.1.18)介護保険、119一元化、雪害

平成24年第1回臨時会にあわせて開催された全員協議会では以下の内容が協議されました。概要を報告します。
なお、「ごみの広域処理」については別項目で詳しく説明します。(→こちら

※写真は全員協議会当日(1月18日)の役場南側の風景です。どこも屋根雪がスゴイですよね。
この日は1日で50cmも積もるような降りでしたが、屋根の雪下ろしをしているところがありました。待ったなしの状況です。
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【議員間協議・報告事項】主たるもの

◆平成24年度予算(議会費、監査委員費)要求について
[議会費]議員活動経費:4397万5千円(−563万7千円)
     議会事務経費:144万2千円(−3万円)
・議員年金がなくなったことにより、議員共済費の公費負担分が大きく減少(−630万円)
・旅費増の要因は、正副議長の全国研修経費と、道外視察研修5名分(+66万円)
・議会事務経費は議員活動に伴って増減あり。備品購入完了が減要因
[監査委員費]監査委員活動経費:121万9千円(±0円)、監査事務経費:6万2千円(±0円)

【町側からの協議・報告事項】

◆ごみの広域処理について(詳しくは→こちら
・広域処理施設建設費用の試算が提示される

◆第5期介護保険料の推計について
・第5期(平成24〜26年)は施設入所者が増加する予想。
 特に平成24年4月からの藤の園30床増に伴う町内入所者増が大きい。
・毎年数千万円単位で介護給付費が伸びると推計された。
  ↓
・この推計を基にすると基準段階で 3,309円/月 → 5,964円/月(+80.2%)
・激変緩和措置として、一般会計から介護保険会計の基金へ5,000万円投入したい
 (平成23年度末までに対応することで、来年度の予算では保険料を抑えられる)
※3月定例会に補正予算提出したいとのことで、質疑はなし(質疑と審議は本会議で)

◆119番一元化と出動計画の変更について
[現状]・町内の固定電話で119番通報 → 月形支所:出動指令、本所への応援要請
    ・携帯からの119、緊急通報装置 → 岩見沢本所 → 月形地区分は月形支所へ転送
[一元化]平成24年10月〜を予定
    ・固定電話、携帯電話、緊急通報装置の全てを岩見沢本所通信室が受信 → 一括出動指令
      → 月形支所担当地区(月形町全域+北村地区の一部)が対応
・情報と判断を一元化することで、様々なメリットがある。
  例)時間的ロスの解消(応援要請や転送)、人員確保の迅速化、高度工作車の利用

◆雪害対策について
□降雪/積雪状況[平成24年1月16日 午前9時現在: 月ヶ岡での観測値]
 ・降雪量 812cm(前年同日比 +448cm)・・・過去最高値 1,299cm(昭和60年)
 ・積雪量 225cm(前年同日比 +149cm)・・・過去最高値  248cm(昭和60年)

□経過と対応
 ・1月11日〜 保健センターが【高齢者の見守り】の啓発活動開始(行政区長、IP告知)
 ・1月14日〜 消防が【落雪注意】【除雪事故防止】の啓発活動開始(広報車、IP告知)
 ・1月16日 「災害対策連絡会議」を役場庁舎内に設置。職員による対応を開始
   ○75歳以上の単身世帯(105世帯)と80歳以上の夫婦等世帯(29世帯)を対象に戸別訪問
    出入口、窓、煙突などの除雪状況を確認(職員2名×10班体制で対応)
    ↓
   ○以上の項目は問題なし。屋根雪に危険箇所あり。
   ☆ほとんどの世帯が既に対応できていた=地域で支えられていた。

□その他
 ・社会福祉協議会の除雪ボランティア(札比内地区4団体、新田地区)
 ・福祉除雪サービス(高齢者事業団に委託:本人負担1/2)
 ・緊急除雪支援(保健センター、地域担当職員)
 ・大規模災害時の協定に基づき、自衛隊等に情報提供をしている。

□懸案事項(検討課題)
 ・ビニールハウスの倒壊・・・既に7件(8棟)発生。今後の降雪と雪解けで誘発される可能性大。
 ・農地の融雪遅れ

□近隣の状況
 ・岩見沢市 12月16日 「豪雪対策本部」設置(1月13日現在の積雪量:165cm)
 ・三笠市   1月13日 「豪雪対策本部」設置( 同上      :162cm)
 ・美唄市   1月16日 「豪雪対策本部」設置( 同上      :134cm)
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[介護保険]
第5期の保険料が上がることは予想していましたが、これほどとは!!! 
激変緩和措置は必要です。ただ推計を見ると介護保険の支出総額は毎年増え続けるとなっていて、先の改善が見込めません。また介護保険料改定は3年に1度なので、来年度以降に対応も気になります。これらは将来の事業展開を見通す上でも重要な事項なので補正予算審議の時にきっちり確認します。

それにしても、いろいろな面で後手に回っているとしか思えません。介護保険基金が底をつきそうなのは2年以上前には明らかになっていましたし、私も指摘してきました。いつも「制度的に対応は難しい」との答弁で何ら対策を打ってこなかったために、「一気に」という感覚に陥ったと思います。地方分権時代なのにあまりにも中央の顔色を伺いすぎていたのではないかと・・・他の自治体のような「独自施策」が今の時代は求められているのでは。

[雪害]
職員が高齢者宅を巡回したところ「ほとんどが地域の支えで対応できていた」との報告は嬉しい限りです。雪の多さは尋常ではありませんが、それを想定しての町並みや家の配置があり、除雪装備も拡充してきた月形だからこそ、都市部より積雪が多くても被害が少なくなっているのでしょう。また地域の力や知恵があるのも心強いです。

加えて、「大規模災害等に関する協定」により既に自衛隊等に情報提供しているというのも心強いです。協定の運用も「今がその時」という認識を持てるかどうかだと思います。月形と同じような協定を各機関と結んでいる岩見沢市であっても自衛隊派遣要請でのトラブル(認識違い)が先日ありました。月形でも心して運用すべき事項だと感じました。

今のところ雪害による死亡事故は起きていませんが、ケガ等は発生しているとのこと。くれぐれも皆さん気をつけてくださいね。あと少し、乗り切りましょう。

それにしても昭和60年の記録はすさまじいですね!! 総降雪量が13mで、積雪も2.5mとは!!!

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