2011年12月15日

議会だよりNo.4 発行の裏側【2011.12.13 広報特別委員会】

今までも何度か書きましたが、月形町議会の「議会だより」は企画・編集・制作・印刷・製本・折り込みまで業者を全く入れず、全て議員と議会事務局で行っています。

私はこの方法が必ずしもベストではないと思っていますが、過去の全員協議会において「議会だより発行に対して、新たな予算を組まない」という前提で発行が了承された経緯があるので、今まで4回同じ方法で発行してきました。

右の写真は、11月13日の広報特別委員会の作業風景。

この一連の作業の中で最も改善の余地があったのは「製本」。今まではA3の両面印刷物を手で折り、組み合わせてからパンチで穴を開けていました。全ての作業に、3人で8時間近くかかってしまったことも。どうにか改善できる余地はないか・・・

と、ここで登場したのが「紙折機」。
夢のようなスピードで紙が折られていきます!!!

以前、私たちが手作業で紙を折っていることを知ったある女性が「紙を折るのだったら、紙折機というものがあるのよ。うちにあるから。」と教えてくださいました。
そして先日、町内某所で使われていたものをお借りしてきたのです。

最近は両面コピー機が発達しほとんど使われなくなったという紙折機。多少の不具合はありましたが、調整してちょっと手を添えると現役時代のようにキッチリ仕事をしてくれました。素晴らしい!!
今回、この機械のお陰で全ての製本行程を、3人×約2時間半で終えることが出来ました。

紙折機とその関係者の皆さん、本当に助かりました。ありがとうございました。
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「議会だより」の発行は、議会の広報活動にとって重要なことは言うまでもありません。だから発行するための労力も惜しむことはないと思いますが・・・

発行に関わる全ての作業を自分たちで行うことで、様々な作業スキルがアップすることは歓迎します。ただ、印刷機の限界で写真が鮮明でなかったり文字が読みにくかったり、あまりにも非効率的であったり、限られたスキルを持つ人にしかできない作業があったり・・・課題はたくさんあります。

議会の広報広聴活動として、私たち議員は議員にしかできないことに時間を割くべきではないか・・・

広報誌作成に関わる予算を確保することで、より情報の質にこだわった議会だよりを発行したり、町民の皆さんと直接対話する「議会報告会」開催に力を注いだり、議員個人の活動を活発にする等、議会の本来の目的を達成するために出来ること・やるべきことがたくさんあると、私は考えます。

ただ、議員の多くは私とは違った考えなので来年度の予算化も難しい状況ですし、議会だより以外の広報広聴活動への展開も実現までは遠い道程です。

議会は何をすべき機関か。
議会は何を求められているのか。
議員として何が出来るのか。

最低でもこれらの部分で議員間の合意がなければ、現状のまま。合議体故の結果です。

確かにお金(予算)は限られている。けれどそれ以上に私たちの持っている時間も限られている。
このことは充分に頭に入れておく必要があると思います。

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