2011年12月03日

12月定例会の一般質問は、12月6日(火)10:00〜

平成23年第4回(12月)定例会は、12月6日(火)〜7日(水)に開催されます。

一般質問は11月25日(金)に通告書が締め切られ、11月29日(火)の議会運営委員会を経て確定しました。今回は大釜議員と私の2人が一般質問を行います(私は2番目、午前10時半頃の見込みです。)

私の質問は以下の3点、いずれも町長に対する質問です。
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1.特定非営利活動法人コミュニティワーク研究実践センターの活動把握と認識、今後の支援について

 特定非営利活動法人コミュニティワーク研究実践センターは、都市部における就労困難な若者を対象に、地域コミュニティの力によって新しい働き方や暮らし方を見いだし自立できるように支援する団体である。町内で数年前から準備を重ね、今年度本格的な活動を開始し実績を上げている。
 私は、この活動が過疎化・高齢化の進む月形町にとっても有益な点があり、今後の展開に期待を寄せている。
 そこで町長に伺いたい。町はこの団体の活動をどの程度把握・認識しているのか。また、支援等は考えられるか。


2.月形町の歴史遺産を活かすまちづくりについて (1)ビジョンと施策

 樺戸集治監と囚人労働による北海道開拓の歴史は月形町にとっての歴史遺産とも言え、それを提唱した桜庭町長の功績は大きいと認識している。
 しかし、現状では町長の個人的な思いと単発の事業にとどまり、「歴史遺産を活かしたまちづくり」には至っていないのではないか。今後も予算を使って事業を展開するのであれば、町民が共有できるビジョンと総合的な施策が必要である。
 町長の「歴史遺産を活かしたまちづくり」のビジョンと、それを実現するための施策を伺いたい。


3.月形町の歴史遺産を活かすまちづくりについて (2)物故者追悼式のあり方

 物故者追悼式は長らく続く月形町としても重要な行事の1つであるが、近年規模が拡大し、また追悼式の有り様も変化したと感じる。
 「歴史遺産を活かしたまちづくり」ビジョンの中で、今後どの様に進めるべきと考えるのか、伺いたい。
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今回は今まで以上に、町長の考え方や方向性を問うものにしたいと考えています。

※【追記 2011.12.11】一般質問の答弁と感想は → こちら

comments

 今回の質問は,町長の町づくりのビジョンに対する考えと取り組みを知るうえで,とてもよかったです。宮下さんならではの質問と思い,さすがだなあと思いました。
こういう質問は町長や行政側に問題意識を強くもってもらううえで,大切なきっかけになると思います。ビジョンを問う質問は議会ではあまりされないのでしょうね。なぜならこういう質問は,答える側だけでなく質問をする方としても難しいからだと思います。質問者自身が自分のビジョンを持たないとできないことで,それには相当の勉強が必要になってきますものね。

 質問の1ですが,私は月形について知らないことだらけで,このコミュニティワークのことについても初めて知りました。これはとてもよい取り組みですね。
町長も意義を認められているようでした。今後ぜひ支援を充実させて,発展させていって欲しいなと思いました。
この活動は,目的も明瞭で,月形町の豊かな自然資源とコミュニティ力を存分に生かせるわけですから,住民も意義を認識し,参加しやすい面があると思います。

 これに対して,質問の2で挙げられた“歴史遺産”に関しては,町長は,開催されたいくつかのイベントや町の歴史に関する副読本のことなどを挙げておられました。私もイベントは大切だと思いますが,まちづくりの活性化につなげるためには,その中味もさることながら作り上げる過程が重要になってくると思います。宮下さんは,“歴史遺産をまちづくりにどう活かすのかのロードマップが必要”“連携”が必要”と主張されました。町長と話がかみ合わないように見えたのは,宮下さんの,“連携”とか“ロードマップ”の意味が抽象的でわかりにくかったので,答えるほうも抽象的な答弁になってしまったのだろうと思います。なんにしても時間が足りなさすぎました。宮下さんが挙げられた網走市などの例も,もっと具体的な説明が聞きたかったところなのですが時間切れで残念です。でも,私たち一般住民にとっても今後のまちのあり方を考えさせられる,とても意義のある質問だったと思います。

これは,常々私が考えていることですが,“歴史遺産を活かしたまちづくり”というのは,それをつきつめると,囚人労働によって開拓が行われたということが,町民が町に愛着と誇りを持つことにどのように関係してくるのかという問題がそもそもあるのではないかと思うのです。
 矯正関係者にとっては,物故者に厚く哀悼の意を表していただき,町ぐるみで矯正のことを暖かく受け止めてくれているのはこんなにうれしいことはないのですが・・・
 確かに,過酷な条件の中,命を削って原野を切り開いてきたのは,囚人たちですが,ではその歴史に,この月形の自然環境や住民たちは,どう関わり支えてきたかということにもっと目が向けられてもいいような気がします。掘り起こせばいろいろと面白い話も出てきそうですよね。月形を北海道で最初の集治監の地として選んだのは,もちろん地の利があってのことですが,月形潔さんの第六感に訴える,希望の光を感じさせる何かがこの地に感じられたと考えるのは,穿ち過ぎでしょうか。
私は,歴史遺産を活かしたまちづくりをするには,町民がもっと自分たちの目線で歴史を掘り起こすプロジェクトに参画していくことが必要だと思います。

そして,今も,月形町には刑務所や少年院があるわけで,そういった矯正施設とどう理想的な関係を築いていくかの問題も内に含むことになるでしょう。
そう考えると,矯正施設側としても,もっともっと地域と親しく関わっていく必要がありそうですよね。(またそれは別の問題になってしまいますが)

宮下さんのおかげで,今まで考えられもしなかった議会の傍聴をする機会を持てるようになったこと,本当によかったです。今回は小学生がたくさん傍聴に訪れましたが,ふだんはほとんど住民の姿を見かけないので,傍聴人が増えるといいなあと切に思います。

  • 佐藤和枝
  • 2011年12月07日 12:03

  •     

佐藤和枝さん、コメントありがとうございます。
返事が遅くなり申しわけありません。

本会議の傍聴者が少ない中、毎回の傍聴とこのような感想・ご意見をいただけて、とても有り難く思っています。貴重なご意見と感想は今後の議員活動に活かしていきますので、これからもよろしくお願いします。

私の感想などをここに書き込もうと思ったのですが、長くなりそうなので別項目にします。
もしよろしければ、そちらでも感想等いただければ嬉しいです。

  • 宮下ゆみこ
  • 2011年12月09日 15:31

  •     

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