2011年11月18日

平成23年度 町政(まちづくり)懇談会

11月に入り、町内4ヶ所で毎年恒例の「町政(まちづくり)懇談会」が開催されました。

この「町政(まちづくり)懇談会」は1年に1度、町民の皆さんに町の施策(どんなことをしているのか)を説明する、町側(行政)主催の懇談会です。例年11月上旬に開催するのは、この時期が来年度の予算査定直前だからで、皆さんの要望を来年度の予算に反映することも可能だからです。

会場には町長をはじめ副町長や教育長、各課長も勢揃いしてどんな質問にも答えられる体制をとり、また簡単な問題ならその場で解決することもできる、町側にとっては重要な場になっています。

さて懇談会の内容ですが、町側から説明があったのは以下の2点です。

■ごみ広域処理について
・岩見沢市・美唄市・月形町で広域ごみ処理(焼却処理)
・処理施設(焼却炉、破砕機等)と最終処分場を岩見沢市に設置。岩見沢市に業務委託。
・月形町は生ごみ&一般ゴミの全てを焼却
  → 焼却灰、破砕後に出る燃やせないゴミは岩見沢市の最終処分場へ
・家庭で分別した不燃ゴミは月ヶ丘の衛生センターへ(現状通りそのまま埋立)
・広域処理のために、町内にストックヤードやパッカー車等の増車が必要になるかも
・費用(建設費、運営費)は今後精査。費用負担はゴミ量割。
・各首長が基本合意。今後検討を進め協定を結ぶ。

■介護保険料の見直しについて
・平成24年度は3年に1度の保険料改定時期。
・介護保険を利用する人や施設入所者も増えたことから、支払いが増大
・保険料を据え置いてきたことから、基金が極端に減少
  (前回の改訂時「まず基金を取り崩して対応するように」と道からの指導あり)
・来年度からの介護保険料(対象:65歳以上)は1.5〜2倍に
・急激な上昇を緩和するため、福祉関係の基金を取り崩し充当する意向あり

この他、各会場では質問や意見交換、情報提供などが行われました。私が出席した懇談会では、
●閉校後の札比内小学校について
●温泉施設(ゆりかご・温泉ホテル)の民間による指定管理について
●河川管理・魚道の設置
●公衆電話廃止後の対応
等、身近な話題もでてきました。
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町政(まちづくり)懇談会は、毎年参加者がとても少ないのが現状です。私が参加した懇談会(11月9日(水)午後6時〜 多目的研修センター)は、市南行政区、知来乙行政区、南耕地・昭栄行政区が対象でしたが(対象世帯:約430戸)、町民参加者は行政区の役員を中心に15名程度。役場側からは約20名(理事者、管理職、説明者、事務担当者、地域担当者)でした。

「どんな質問にも答えられる体制」「年に1度の重要な懇談会」を重視するあまり、参加者より主催者側の人数が多いのはどうでしょう? それに役場職員はほぼ黒系のスーツ姿。そして会場の前方ひな壇には町長を中心に理事者と管理職がテーブルを前に並び、後方には地域担当者と事務担当者がぐるっと取り囲んでいて、威圧感たっぷりです。中央に置かれたイスに座った私は居心地の悪さを強く感じました。

このような状況で発言するのは本当に勇気がいります。

それに行政区単位でしか町政懇談会を行わないことも、もう限界かもしれません。町民の意見を聞く場とするなら、もっと別の切り口で対象者を集めたり、時間帯を工夫したり・・・

目的を達成するための決断が求められています

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