2011年03月17日

平成23年第1回定例会が閉会

平成23年第1回定例会は予定より1日早く、3月17日に閉会しました。

今回の定例会では、平成23年の町政執行方針(今年度、月形町が何を行うのかを町長が語る)、教育行政執行方針(教育分野について教育長が語る)が行われました。他にも、通称コンプライアンス条例や月形町光ネットワークに関する条例など、身近な生活に深く関わってくる条例の制定もありました。
そして何と言っても、平成23年度予算が審議可決されました。

この間、一般質問や質疑等を通して私なりに理事者(町長等)の考え方や姿勢を聞き出したところ(いつものように議論が噛み合わずに最終到達点までたどり着けない話題もありましたが)、輪郭は見えてきました。

■町長「今年度は喫緊の課題やテーマはない。特定の課題や項目を重点的に取り組むのではなく、一つ一つを輝かせるように全てに取り組みたい」とのことです。

ただ3月11日に起きた東北関東大震災で事態は一変したように思います。

これを受けて、最終日の予算審議総括質疑で
●宮下「大震災の復興の財源確保のため地方交付金が予定額より入ってこなかった場合はどうするのか?」と質問したところ
■町長「予算策定時、1億円の財源留保をしている(まだ予算として乗せていない余裕分が1億円ある)。また基金も積んである。もしそれで足りないときには、その時に優先順位をつけて進めて行く。優先順位をつける際の方向性・方針は今はまだ決めていない。」という答えでした。

審議は全て終了しましたが、平成23年の月形町がどういう方向で進んでいくのか・・・
最後まで私にはその方向性が見えないまま。残念でした。

なお、月形町全体としての方向性は見えなかったものの、それぞれの事業や課題についてはしっかり設計・検討されているので、一つ一つを実施していく上では問題ないです。今後報告していきます。
また今年度の方向性については、折に触れ問うていきたいと考えています。

2011年03月12日

東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)

被災したみなさん、救援・救助に参加されているみなさん、それぞれの持ち場で働いているみなさん、本当にお疲れ様です。一刻も早くみなさんがホッとできることを願っています。
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3月11日午後2時46分、地震発生時、私は郵便局にいました。局内に流れるテレビに「緊急地震速報」のテロップと緊急音が流れ、「えっ?!」と思っていると、ゆ〜らゆ〜らとした長周期の揺れを感じ・・・なかなかおさまらない揺れに不安を感じ外を見ると電線が激しく揺れ・・・いつ揺れがおさまったのかもわからない感覚、ずっと目まいがしているようでした。[月形町は震度3]

その時には既にテレビに「大津波警報」に「えっ!!」。これはただごとじゃないと思って急いで家に帰ってからはもう、テレビから目が離せず何も手がつけられません。

次々と映し出される津波の映像は想像を絶し・・・発生から1日半の間、刻々と伝わってくる被災状況、様々に広がる影響・・・震源が面のように広がるプレート型の地震の凄まじいエネルギーにショックを受けました。

「大きな揺れ」「大津波」「太平洋岸一帯での被害」「連動する地震活動」
「原子力発電所でのトラブル」「避難場所の確保」「物資の配送」
「電話やメールの不通」「安否確認」「帰宅困難者」

様々な影響と課題を見せつけた東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)。
現段階では、自然の脅威と畏怖、そして人間の力の儚さを感じずにはいられません。
ただこれから先、きっと人間の底力でこの難局を立て直すと信じています。

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2011年03月07日

広報特別委員会(2011.3.7)議会だよりNo.3 発行

3月7日、町報「花の里つきがた3月号」発行日。午前9時から役場大会議室で折り込み作業が始まりました。

議会からも広報委員(笹木、楠、宮下)が参加して「議会だよりNo.3」を町報に折り込みました。
作業終了後町報は各区行政区に届けられ、近日中に各戸に配布されます。間もなくみなさんのお手元に届くことでしょう。

「議会だよりNo.3」は平成22年第4回定例会(昨年12月)の内容として以下の2点を掲載しました。

■常任委員会報告
 ・総務民教常任委員会
     「国民健康保健特別会計の現状と課題について」
 ・産業建設常任委員会「農産物の付加価値化」

■一般質問
 ・宮元 哲夫議員「いじめ問題について」「道徳教育について」「国旗・国歌について」
 ・宮下裕美子議員「『月形町未来を考える委員会』について」
         「行政に町民の意見を取り入れる手法について(主に一般公募)」

この他、平成21年〜22年にかけ議会内で検討した以下の内容を掲載しています。
■議会活性化に関する協議と検討経過(一部抜粋)
 ・議員報酬および手当
 ・議員研修
 ・議員定数
 ・常任委員会数
 ・議会広報の発行

また、これまでの「議会だより」に寄せられた町民のみなさんからの意見や感想を取り入れ、用紙の色をオレンジから黄色に、答弁部分の網掛けを止めるなど「読みやすさ」にこだわって改良してみました。

記事の内容や体裁など、みなさんのご意見をお待ちしています。

なお、「議会だよりNo.3」をもって広報特別委員会は解散になります。この4月の選挙を終え新しい議会が発足したのち、議会広報をどの様にするのか発行の是非も含め再度検討されます。議会だよりの立ち上げに関わった者としては、より一層の充実を期待していますが・・・

議員の選挙は、これら議会活動とも密接に関わってくる大事な選択です。

2011年03月06日

月形地区「TPP交渉参加反対集会」

3月5日午後1時半から、月形町多目的研修センターで「TPP交渉参加反対集会」が開催されました。

主催はJA月形町「TPP対策本部」。
連携機関としてJA月形町、JAグループ北海道、月形町議会、月形町、月形町農業委員会、月形町土地改良区、月形町農民連盟、篠津中央土地改良区、月形町商工会、そらち森林組合、空知中央農業共済組合、JA月形町青年部、JA月形町女性部が名前を連ねる大規模なものでした。参加者は関係者も含め約200名。

各機関代表者の挨拶の中で
◆「農業」対「他産業」、「都市」対「地方」の単純な対立構図にしてはいけない。
◆道内製造業の6割が食糧関係であり、TPP参加で道内経済は崩壊する。
◆TPP参加交渉は農業分野だけでなく医療や金融など、24分野に影響がある。
◆医薬品承認期間の短縮や、残留農薬基準緩和も含まれている。
等が語られました。

地区別集会は全道各地で計画されているとのことですが、空知管内では月形町が最初とのこと。
また3月16日〜18日にかけて全道一斉行動が計画され、月形町にもキャラバン隊が来て街頭演説を行うとのことです(3月16日午後4時〜、JA前)
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TPP交渉参加について。

私自身は現段階での交渉参加には反対です。やはり充分な議論のないまま、と言うより、ほとんど情報提供がない中で「まず交渉参加」では不安だけが先行します。

また、農業だけが「反対勢力」として捉えられている報道に対しても疑問です。24分野もあるのになぜ農業だけがクローズアップされるのか・・・? 
当初の問題提起として、1分野だけを特化して報道を行うのは良いとしても、もうその段階は過ぎています。報道の責務として「見落としがちな重要な問題点」をあぶり出し国民に提示していくべきで、その点で不満が残ります。

現段階では最も危機感の強い農業者や農業団体が行動を起こしていますが、そのことでより一層「TPPは農業と他産業との対立問題」と捉えられかねません。反対運動の主催者は反対集会だけでなく、広く町民(国民)向けに正確な情報を伝える講演会や勉強会なども実施していかないと、問題の本質が曲げられてしまうように感じました。
(今回の参加者の多くが、必ずしもこの問題を充分理解した上での参加ではないと感じます。私自身もまだまだ知らないことだらけです。だからこそ、自信を持って反対と言えるような情報提供をしていかなければ、永田町は動かせないようにも思いました。)

別件ですが・・・
こういう外圧がかかると必ず持ち出されるのが「食糧自給率」です。食糧の自給そのものは絶対に必要なので、自給率を高めることに異論はありません。ただ今示されている数字を追うのはどうかと思います。今の仕組みで自給率が向上したからといって、国民の食卓が確保された訳ではないです。守られるのは穀物を中心とした食糧であって、食のバラエティーはどうなのか? 
食事はカロリーだけでなく、栄養素(食品の種類)も必要です。そういう政策が打ち出されなければ、真の自給率向上にはならないのではないかと思っています。

2011年03月02日

平成23年第1回定例会は3月3日から(日程)

明日は3月3日、桃の節句です。
我が家の居間では桃の花が次々に咲き出し、季節感を醸し出しています。これにお雛さまがあればバッチリなのですが、今年も出せずじまいで終わりそうです。(お雛さま、ごめんなさい。)

さて、明日から平成23年第1回定例会が始まります。日程は以下の通り。

3月3日(木)  9:00〜 ◆全員協議会
       10:00〜 ◆本会議(第1日目)
            ・平成22年度補正予算
            ・町政執行方針
            ・教育執行方針
3月4日(金)〜13日(日)□本会議休会
 ★7日(月)      ◆一般質問〆切
 ★8日(火)      ◆議会運営委員会(一般質問に関する協議)
            ◆全員協議会
3月14日(月)     ◆本会議(第2日)一般質問
3月15日(火)〜17日(木)◆平成23年度予算特別委員会
            ・予算審議および関連議案審議
3月18日(金)     ◆本会議(最終日)
            ・予算特別委員会報告
            ・意見案
            ・会議案

2月28日に議案書が配布され、議案や予算書などを読み込みました。いくつか(かなり?)疑問に思うところがあるので、きっちり質問を行い明解な答弁を引き出したいと思います。

特に、平成23年度予算案の関連議案として提案された「月形町職員の公正な職務の執行の確保に関する条例(コンプライアンス条例)案」については、これまで様々な検討や協議を加えてきましたが、「それらが充分活かされた条例になっているのか」「この条例を施行することで再発を防止することができるのか」という視点で審議していきたいと思います。

一般質問については、この第1回定例会に限り通常の内容に加え、執行方針に対する質疑も含めるという変則的な様式になっています。昨年は8名の議員が一般質問に立ち、丸1日を費やしました。4回ある定例会の中で最も活気のある一般質問でしたし、傍聴者もいつもよりは多かった(?!)ように記憶しています。

年度末でお忙しいとは思いますが、どうぞ傍聴にお越し下さい。

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