2010年11月24日

平成22年度町政(まちづくり)懇談会

今年も町政(まちづくり)懇談会の季節になりました。
私は地元の懇談会(11月22日午後6時〜 多目的研修センター。対象地区:市南行政区、南耕地昭栄行政区、知来乙行政区)に参加してきました。

会場には行政側として理事者と管理職(説明員と担当者)9名、懇談内容に絡んでNTT関係者4名。住民側として町民11名と各地区の地域担当職員9名の参加でした。

今年の町政(まちづくり)懇談会の次第書には
1 開 会
2 町長挨拶
3 議題 ・IP告知端末機の設置について
     ・光ブロードバンドサービスについて
4 その他
5 閉 会
とありました。議案がIP告知と光の2点しかなかったことにまず驚きました。

町長挨拶の中で「TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)反対の動きと状況説明」があり、次いで「切手事件」についての説明(?)ともお詫び(?)ともつかない話しがなされました。

そこで私が気になったのは、町長の発言とその場の雰囲気が他人事だったことです。
「町民の皆さんにはお詫び申し上げるところでありますし・・・」とは言うものの、最高責任者として頭を下げるわけでもないし、町長がそう言っている時に他の理事者や管理職はお詫びの姿勢を示していたか・・・何だか言葉だけが上っ面を滑っている様な感じでした。

「切手事件」は触れたくない(触れられたくない)事実だと思いますが、1年に1度、町側が町民のところに出向いて町政の話しをするせっかくの機会です。この事件の発覚から処分に至る一連の経過後初めて広く町民の前に理事者が出向く場なのです。切手事件に限らずこの1年に起きたこと、これから行うことを腹を割って話し合えるせっかくのチャンスだったのに・・・残念です。

もちろん「その他」で「地域の皆さんから何かありませんか? 何でもお答えします。」という問いかけがありましたが、町民が誰も口を開かなかったのも事実です。だからといって何も問題がないと捉えているのでしょうか? 声なき声(サイレント・マジョリティ)の存在を感じなければならないと思います。

結果の如何に関わらず、「自らが積極的に関わる、伝える」という姿勢も大事なのではないでしょうか。例え町民が何も言わずとも、やるべきこと、やらなければならないことは使命感を持って進めなければ信頼回復や信用は生まれないでしょう。
町民に聞きたいことはなかったのでしょうか? 伝えたいことはなかったのでしょうか?

結果、いつになっても「つまらない町政懇談会」から脱却できないと思います。

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