2010年05月03日

この時期の仕事は・・・農作業(定植と草取り)

今日は議員活動から離れて。

ゴールデンウィークまっただ中ですね。役場もお休みなので、公的な議員の仕事もほとんど無いこの期間、私は農作業に精を出しています(我が家は切り花生産農家)。

ここ最近の仕事は、お盆用輪菊の定植(育てた苗をハウスの中に植え付ける作業)と、苗床の草取りです。写真はハコベ(雑草)に覆われてしまった小菊の苗を救出しているところ。3週間前にも1度草取りをしているのですが、生育旺盛なハコベは陽光と気温の上昇を受け、取り残した小さな芽から巨体を作り上げていました。

小菊の苗は摘芯(成長点を摘んで脇芽を育てること。1本の苗から数本の切花を採ることが出来る。)してあるので、小さな脇芽が育ち始めています。その脇芽を欠かないように株間に慎重に手を入れ、ハコベの根までしっかり抜き取る作業はかなりの集中を要します。でもこれが快感!!
 
無心で目の前の課題に取り組める至福のひとときです。

「無心」と言いつつも、身体と頭は意外にも切り離されているんですよね。
そんなわけで農作業のお伴はラジオ。時事ネタから人生相談、川柳や流行曲まで、結構情報通です。一緒に作業しているパートさんと笑ったり、文句言ったり、考えたり。
思考を巡らせるにもいい時間・・・今月末に迫ったシンポジウムのテーマを思案したりして。
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農業をしていると必然的に視野が広がります。農作物を作るだけでなく、稼ぐことも考えねばならないし、政治にも翻弄されるから。

大変なようで実に楽しい。新たな課題は目の前にゴロゴロ。日々変化。
終わりがないから楽しい。終わりがないと言っても、毎日ちょっとした達成感は与えてくれる。
身体はきつい、けど楽しい。生きているんだなあ、身体を使っているんだなあと実感できる。
自然を全身で感じられて楽しい。風の匂い、空気の重さ、太陽の力、鳥のさえずり、虫の変態、水の潤い、雲の流れ、月の満ち欠け、星の瞬き・・・

農業を始めて良かった。
農業のお陰で自由に発想できるようになった。
農業のお陰で「繋がり」の大切さが身にしみた。
農業のお陰で自分に自信が持てた。

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