2010年04月25日

平成22年度 田園空間博物館「樺戸地区」運営協議会

4月16日午後、本年度の「樺戸地区」月形支部総会(月形町役場にて)と運営協議会総会(浦臼役場にて)が開かれました。各総会では、平成21年度の事業及び決算報告、平成22年度の事業案と予算案が審議・了承されました。

運営協議会事業報告では、協議会全体で実施したフォトコンテストの応募が極わずかしかなかったとのこと。また月形支部事業報告では、昨年10月に実施予定だった「サテライト施設見学会」が最小実施人数に満たなかったために中止になったことなどが報告されました。
(いずれも周知方法や開催時期などに問題があったのではとの反省)

今年度の予算では各町からの補助金が減額されましたが、事業は昨年とほぼ同様の内容で組まれました(各町内のお祭りでの啓発活動、広報誌「田空つうしん」の発行など)。ただし、フォトコンテストは再考し展開を検討することになり、また月形支部におけるサテライト施設見学会も開催時期を変更して(10月 → 6月下旬〜7月上旬)の実施となりました。
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田園空間博物館事業は、農村景観や文化の再発見・再評価を目的に、農水省が中心になって全国で進められてきました。事業当初に進められたハード整備は充実し、魅力的なものになっていると思いますし、その発想も大変おもしろいと思います。
しかし、田園空間博物館の認知度は低く、その枠だけで展示物(対象となる建物や景観)を捉えるとその魅力が活かしきれません。観光協会や商工会などと連携し、「地域資源」として幅広く活用できたら・・・これからの課題だと考えます。

今年度、各町からの補助金が減額されましたが、本体の農水省でも事業縮小の動きがあるようです。もともと事業そのものはハード面の整備だけで、その後各地域でその資源を活かし発展させようというのがねらいでした。しかし現実にソフト(運用)に力を入れている地域は全国でもほんの一握り。その中で樺戸地区(月形町・浦臼町)は積極的な活動を展開し、問い合わせもあるほどとのこと。

今まで積み上げたものを活かすためにも、他団体との連携を本格的に考える時期なのかもしれません。

※ 月形町は今年、開町130周年の記念の年で記念行事も組まれています。また浦臼町では郷土資料館に「坂本龍馬縁の人々に関する資料展示」が拡充されました(浦臼町は坂本龍馬の甥、坂本直寛が入植した土地で、坂本家と縁のある町です)。
いずれも田園空間博物館とは直接関係ありませんが、たくさんのお客様が両町に集ってくれる機会です。連携して、それぞれの町の良さを伝えられたら・・・ステキですね。

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