2010年03月12日

第63回月形中学校卒業式

63tukichuu2.jpg3月12日、毎年この日は月形中学校の卒業式です。今年も31人の卒業生が巣立っていきました。
毎年のことですが、月形中学校の卒業式は「15歳まで育った私たちの子ども達をおくりだす」という家族的な暖かみに包まれています。

町内唯一の中学校の子ども達は、町民にとって小さい頃から顔見知りです。町報に活躍が紹介されたり、商店で買いものをしている姿や自転車で遊ぶ姿、与えられた仕事を夢中でやっている姿・・・。
直接子どものことは知らなくても、親や親戚を知っていたり、仕草や顔立ちが親にそっくりだったり・・・。

家族や親戚の枠を超えて「地域の子」として育ってきたからこそ、会場に集まった在校生や保護者、先生方、来賓(町長、議会、教育委員会、小高の校長、評議員、郵便局、保育園、福祉施設、駐在所のお巡りさん、PTA役員)の誰もが、清々しさと希望を胸に送り出せるのでしょう。

そんな卒業式でしたが、今回一番心揺さぶられたのは太田校長先生の姿でした。卒業証書授与の時、卒業生一人一人と握手を交わしながら卒業生の目をしっかり見据え、その子に向けた言葉をかける・・・卒業生はそれに答えるようにうなずいたり、握った手を振ったり。
非常に真面目で真剣に物事に向き合う太田校長先生の姿は、そのまま月形中学校の雰囲気にも反映されていて、安心感に結びついているように思います。その中で育った子ども達は、その環境を素直に受け入れ、愛情と安心に包まれてのびのび育ったように感じました。

一人一人抱える問題も違うでしょう。多感な年頃故にたくさん迷い悩んだことでしょう。
でもそれを大きく包む環境があることは本当に幸せなことです。

今年も、とても素敵な卒業式でした。

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