2010年03月20日

第7回町民ドッヂビー大会

今日は午前9時から総合体育館で、月形町体育協会主催の「町民ドッヂビー大会」がありました。

例年この時期に開催されるドッヂビー大会、回を重ねること7回目!!とは、驚きです。それに今年から主催も体育指導委員会から体育協会へ(=お試し期間を過ぎて本格的な月形町の体育行事に)、加えて「日本ドッヂビー協会DBJA」の認定大会となりました(=DBJA協会認定大会は道内初らしい。認定料等はなく、普及に向けた活動が中心。DBJA協会理念が地域スポーツと共有できる)。

大会に参加したのは8チーム125名。年齢制限はありませんが、中心は小中学生。チーム構成に縛りがないので(他の大会は行政区対抗とか、子供会対抗とか・・・)、少年野球・塾&部活・学童保育・少年剣道&剣道部・学級など、年齢も性別も混じり合った仲間での参加でした。

気の置けない『放課後の仲間』チームだからこそ、子ども達も普段とは違ったリラックス感、楽しさ、真剣さ、ひたむきさ、優しさがあふれていて、本当に楽しい大会でした。
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そうそう、今年はお試しでドッヂビー大会終了後「長縄跳び大会」も行われました。
参加チーム毎に長縄を跳ぶのですが、ここは中学生中心のチームが優勢でした。やはり中学校体育大会の「学年対抗」でしのぎを削った体験が生きていたようです。小さい子にとっては敗北感と共に、中学生の姿が眩しく映ったことでしょう。

ちなみに、長縄跳びの見本として主催者の大人が最初に飛んで見せたのですが、足がもつれたり、タイミングが合わなかったり。それでも飛ぼうとする姿や、久しぶりの団体競技に熱くなる姿など、格好悪い大人の姿がまた「格好良かった」です。
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このドッヂビー大会、参加の中心が子どもと言うことで、入賞賞品は全て『キャンディー』、優勝チームには袋にいっぱい7kgも!! 
ひと抱えもあるほどのキャンディーをもらって喜ぶ中学生達。どうするのか見ていると・・・

まずはチームメイトとひとつかみずつ分け合って、優勝を実感!
次には、まだまだキャンディーのたっぷり入った袋を持って他のチームのところへ。
「取っていいよ〜」「ありがとう。」 あっという間に人だかりができて・・・

それを遠くから(物欲しそうに)見てた小1くらいの子どもに、6年生の子が声をかけて 「欲しいんだったら"ちょうだい"って言ってごらん。分けてくれるよ。一緒に行こう。」
とその輪の中に・・・

行動は、そのまま心の現れです。

同じ「分け合う」行為でも「やるから来い!」でもなく、ばらまいて「さあ拾え!」でもなく、「どうぞ」と差し出す行為は優しさにあふれ、本当にステキな素敵な光景でした。

そして「ちょうだい」と素直に言える雰囲気、「きっと分けてくれるよ」という安心感、「自分で言ってごらん」と自分から行動することを教える姿、どれもこれも月形の宝です。
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こういう大会運営ができるのは、現場で子どもを見ている人が企画するからこそ。
そのアイデアを「おもしろい」と感じる仲間がいるからこそ。
権威や慣習より、喜ぶ姿を良しとする責任者がいるからこそ。

お金をかけなくても、アイデア1つで「豊かさ」は実感できるんですよね♪

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