2010年01月31日

全員協議会「議会活性化」議会会報の発行(2)・議員定数

1月27日午後、「議会会報の発行」について2回目の全員協議会が開かれました。

前回(1月13日)は方向性を見いだせずにいた議会会報の発行方法・内容でしたが、今回の議論で「広報委員会による議会会報の発行」という結論が出て、一歩前進しました。
また来年4月に改選期を迎え「議員定数」が検討されましたが、現状のまま(定数10)で決定しました。

これら詳しい内容を以下に記します。
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【議会会報の発行】

[議会事務局からの情報]

■町報のページ数を増やす場合の経費(印刷会社へ発注)
(1ページあたりの金額(単価)。発行部数2,100部。実質経費=単価×ページ数×発行回数)
・町報への掲載 ・・・・・ 5,785円/ページ
・お知らせ号への経費・・・ 7,885円/ページ
・議会単独発行の場合・・・ 6,300円/ページ    
※自分たちで印刷をした場合(町の印刷機を利用、紙は実費)、ほとんど経費はかからない。

[最終的に合意した決定事項]

■広報委員会を立ち上げる(特別委員会として)→ 3月定例会に提案予定
■広報委員は、笹木、楠、宮下の3人
■発行責任者は議長
■まずは広報委員会で「たたき台」を作り、内容や発行方法、回数等を検討


【議員定数】 現状のまま(定数10)と、1減(定数9)の意見に分かれた。

■現状のまま(定数10)の理由
 ・人口規模からいって、定数10は妥当な数字。
 ・月形町は財政的にひっぱくしているわけではない。
 ・民意を吸い上げるには人数が多い方がいい。
 ・定数削減して予算を削るより、議会活動を活発にして経費に対する効果を上げるべき。
 ・町を活性化するためは議会の資質向上が重要、そのためには人数も必要。
 ・地方分権等、ますます議会の重要性や仕事が増す。
  人数が減ると各議員の負担が増え、議員にでられる環境の人が減る
 (=議員専業は報酬の面から難しい。時間的負担が増えると兼業が成り立たない。)

■1減(定数9)の理由
 ・自立宣言したのでしばらくの間単独で頑張らねばならない。
  財政は悪くはないが、先を見据え議会の歳費を削減する必要ある。
 ・議会自ら先を見据え経費の削減をするべき。

[最終合意した決定事項] 議員定数は、来期も現状のまま(定数10)とする


【次回の予定】

『道内外視察研修(回数)』と『議会選出議員の取り扱い』について、3月定例会の休会時(予定では3月8日〜12日の間のいずれか)に開催する
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『議会会報』に関しては、ひとまず前進したので良かったです。(議決はまだですが)広報委員会の一員となったので、【開かれた議会】に向けアイデアを出し、実践していきたいと思います。

『議員定数』に関しては、私自身は非常に迷いました。もともと「民意を反映し議論を尽くすには、議員数は多い方がいい」という考えだったからです。
ただ現実の議会を見ると、人数が多いだけで民意を汲めたり議論が活発になるわけでもありません。また議会歳費はこれ以上増やせる状況ではないので、人数を増やせば必然的に議員報酬を減額しなければなりません。そうなれば現状(手取り12、3万円程度)以下となり、議員になれる環境の人は少なくなったり、偏ったりするでしょう。

そう考えると議員定数減も考えられます。私としては、議会歳費を現状でシーリング(=限度額、基準額)とし、定数1減で浮いた分の歳費を議会の活性化のための経費(議会としての研修や調査、広報公聴活動の経費。議員の資質向上のための経費)として活用するということも考えました。

全員協議会の議論の中で定数維持も定数減も一長一短があり、私は確信を持ってどちらかを選ぶことはできませんでした。ただ最終目的の「議会の活性化」「住民参加の議会」は定数がどうあろうとも(多少進め方は変わるかもしれませんが)達成することはできます。
現行定数維持という決定事項には納得しているので、それをふまえて今後の「議会活性化」議論も進めていきたいと思います。

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