2010年01月23日

私も”曲げられない女”

先日、何気なくテレビをつけたらインパクトのあるドラマが・・・。

主人公は弁護士をめざす32歳の独身女性。子どもの頃のイジメにまつわる経験から「弱い立場・つらい境遇の人のための弁護士になりたい」と、弁護士事務所でアルバイトをしながら司法試験を受け続けている。ある案件で会社の利益を優先する上司(=経営者)と対立、信念を貫き通して会社を辞めた。心配する友人に対して、主人公が熱く真情を吐露・・・

『私だって、お金が欲しいわよ。お腹いっぱい食べたいわよ。みんなみたいにラクしたいわよ。でもね、自分を殺すって、自殺って書くのよ。私はそんなの絶対にイヤ!

この台詞で一気に引き込まれてしまった! そう、私もそう思ってた。
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周りに「大人になれ」「もっと上手くやる方法を考えたら」「時には妥協も必要だ」と言われても、どうしても自分を殺せない時が私にはある。

きっと誰しもがなにがしかの”曲げられない”ポイントを持っていると思う。ただ、私の曲げられないポイントと周りのポイントが違うから、あるいは私が異質な所に飛び込んでいるから、私の”曲げられない”ポイントが異様に映るのかも・・・。
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色々考えは巡るけれど、このドラマの主人公は魅力的。現実であり、理想だからか。それに上司(経営者)の立場や行動も現実的で理解できる。それぞれの正義が正直に貫かれているのがよかった。
ちなみに、このドラマは菅野美穂主演の『曲げられない女』。3月までの放送だが、どこまでこのリアルさが続くのか興味深い。

このあと勢いで映画を1本見た。

クリント・イーストウッド監督、アンジェリーナ・ジョリー主演の映画『チェンジリング』・・・1920年代のロサンゼルスで起きた実話をもとに、謎の失踪を遂げた息子を取り戻すため、当時の退廃的な警察組織を相手に、権力に屈することなく闘い続けた母親の話。
「息子は生きている。取り戻したい。」と信じてブレない母親の愛に心打たれた。

さあこれで心の栄養補給も完了。また始めるぞ。

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