2009年11月28日

全員協議会(2009.11.27)

第5回臨時会にあわせて全員協議会が開催されました。
臨時会前は議案の説明。
臨時会後から午後にかけて、以下の項目の町側からの説明と協議が行われました。
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1. 冷湿害対策について
・平成21年6月以降の全道的低温・多雨・日照不足により、品質・収量低下の被害が発生
・月形町の被害:170戸、総額 3.2億円(10月1日現在、道とりまとめ)
  水稲 1.7億円、 小麦 0.4億円、 果菜類 0.5億円、 花き0.4億円、 大豆 0.2億円
・被害農業者の営農継続や、来年度以降の営農基盤強化への対応か必要
・国や道も対策検討中(12月の道議会に提案)
・月形町も融資利子の負担軽減など、JA月形町と共に支援措置を検討
 (国や道の決定を受けてから、町の支援策を議会に提案する予定。1月の臨時会以降の見込み)

2. 地域情報通信基盤整備事業について
・全事業費の2/3を占める臨時交付金の予算決定は未だ下されていないが、
  事業実施および工期の関係から着手しはじめなければならなくなった。
・見込みではあるが、補助率等最低ラインの設定で12月定例会に予算計上をする。
・もし、補助率が見込みを下回った場合は再度議会にはかる。(その場合は中止の方向)
・事業実施の最終決定は、平成22年1月末〜2月頃(入札前) 
・新篠津村と広域連携で事業実施(月形町が代表者:事業費が大きいため)
・プロポーザル方式を採用

3. 今後のゴミ処理について
◆南空知地域ごみ処理広域化検討協議会の動向
 ・可燃ゴミの広域処理、正式に断念
◆今後のゴミ処理方法の検討
 ・堆肥化、高温高圧処理機による燃料化(町単独または美唄市との広域)が考えられる
 ・美唄市とは既に情報交換をしている(美唄市は来年度から着工の予定)
 ・美唄市と広域で行う場合、12月中に参加の意向を伝える必要がある(→迅速な判断必要)
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2.の光回線事業は国からの確定の通知がないためにモヤモヤした状況が続いています。光回線は、都市部での状況を考えれば必要不可欠な情報インフラで、これの有る無しが地方の生命線にもなってくるでしょう。国からの補助金がなければ絶対に進められません。どうか、予定通りの回答が早急にありますように。

3.のゴミ処理については急な展開に驚いています。

月形町の最終処分場は町民の資源ゴミ分別により延命化され、平成27年度まで使用可能ということで、地域住民との情報共有や理解をはかりながら新しい処分方法の検討や第2処分場の建設などを進めて行くものだと思っていました。
また、私は一般質問(平成20年3月)以来、月形町のゴミについて調査や研究を進めてきました。この高温高圧処理機についても先日視察してきたばかりですが、一般ゴミ(廃棄物)を資源と捉えて活用する方法はまだ始まったばかりで、検証が必要な部分がいくつも残っています。ほんの数年待てば各地の的確なデータが集まってくることでしょう。

広域化は道の進める方向ですが、それは焼却炉を中心とした時代のこと。バイオマスとして捉えた場合、広域化が果たして適当な選択肢なのかどうか疑問です。また、全道各地「広域ゴミ処理」が様々な問題を抱え立ち行かなくなっているのも事実です。これらを含め、近いうちに環境に配慮した新たな施策が出てくるのではないでしょうか。

月形町は町民の努力によって時間的余裕を与えられました。それを目先の「補助金」に食われてしまうのは・・・。
とは言え、一応の結論を出さねばなりません。少ない時間でも出来るだけの検討を重ね、判断できればと考えています。

この問題に関する次回全員協議会は12月10日、定例会後に開催される予定です。お時間がありましたら、傍聴にお越し下さい。また、皆さんのご意見もお待ちしています。

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