2009年09月01日

月形消防演習(札比内小学校にて)

今年も8月の最終日曜日(今年は年8月30日)に、月形消防演習が開催されました。

例年、月形小学校グランドを使っていたこの演習、今年は数十年ぶりに札比内小学校のグランドで行われました。これは「消防団は地域と共に」という団長さんはじめ関係者の考えと努力で実現したもので、素晴らしい展開だと思います。

会場には消防団員70名と消防職員の他、来賓として消防事務組合関係者、議会、地元行政区役員、札比内小学校校長、庁内企業など数十名、そして子供たちを含むたくさんの地域住民の方々の参加がありました。
今まで開催場所が遠く、間近で「お父さん」の勇姿を見ることができなかった子供たちや奥さん、お婆ちゃんの喜びと誇り満ちた表情と、会場からの「お父さん!」のかけ声に照れながらも微笑むお父さん団員の姿が印象的でした。きっと、いつもより数倍緊張したことでしょう。
また、女性団員の一生懸命走る姿も印象的でした。この演習に参加した全ての団員と職員の気持ちを現した姿だったように思います。

演習は「小隊訓練」「小型ポンプ操法」「ポンプ車操法」が行われましたが、それと平行して会場内では「煙体験ハウス」「消化器体験」「消防車乗車体験」の体験コーナーが設けられ、演習に集まった人達が楽しく参加しました。

私も「煙体験ハウス」に入ったのですが、真っ白な煙は濃霧よりも濃く、手が届く範囲でさえも見えないほど。ハウス内は煙が充満しているので姿勢を低くしても視界は開けません。入り口からほんの1〜2mのところで前の人のお尻が見えなくなると、一瞬パニックを起こしそうになりました。

何とか気持ちを立て直して再度出発! 窓から入る灯りで何となく方向を確認し、壁伝いに手探りで前に進むと「やっと」のことで出口にたどり着きました。しかし、出口が開いていたにもかかわらず煙でわからなかったのも事実。完全に外に出て視界が開けるまでは不安でいっぱいでした。

こんな私の煙ハウス初体験でしたが、実際の火災では熱さが迫り、刺激臭がしたり、有毒ガスが混じっていたり、窓がない部屋で暗かったり、考えただけでも恐怖です。パニックを起こさないで脱出できる自信がありません。
それでも今回体験できたお陰で心構えができました。私と同じように感じた人はたくさんいたようで、とても良い企画だったと思います。

消防団の行事は年に2度(夏の消防演習と年始の出初め式)ですが、いつも「自治と誇り」「清々しさ」を感じさせてくれます。消防団の皆さん、ありがとうございます。

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