2009年06月22日

平成21年第2回定例会(議案)

平成21年第2回(6月)定例会が16、17日開催されました。今定例会の主な議案は

1.平成20年度一般会計補正予算の承認(3月31日付で、最終的に金額が確定したことによる)
 ●歳入歳出 35億1598万4000円
 ●平成20年度は、不足分を補うための基金(財政調整基金・他)の取り崩しはない
  (特別交付税などの大幅な歳入増による)

2.平成21年度一般会計補正予算
 ●歳入歳出 32億1992万6000円
 ●主な歳出項目
  ・農業集落排水事業への繰り出し(市南処理場の電気設備改修)
  ・新エネルギーの啓発活動(雪氷エネルギー)
  ・共和地区の道路補修

3.平成21年度国民健康保険事業特別会計補正予算、および国民健康保険税条例一部改正
 ●国民健康保険税率の改正
  ・平成20年の所得が約13%伸びたことにより、応能応益割合に偏りが生じるため
   適正値にするために税率改正を行う
  ・介護保険分の限度額の引き上げ(9万→10万円)国の基準に準ずる

4.平成21年度農業集落排水事業特別会計補正予算
 ●市南処理場の電気設備改修工事に伴うもの

5.財産取得について(1,500万円以上の財産の取得は議会の議決が必要)
 ●町内の各小中学校の情報機器
  ・パソコン、プリンタ、ソフト、ネットワーク機器、周辺機器
  ・取得金額 2495万8500円
  ・契約   リコー北海道株式会社(随意契約)
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今回の議案で私が特に気になったのは、一般会計の補正予算です。
月形町はここ数年32億円前後の会計規模でしたが、平成20年度は35億円超と大きく伸びています。これは国から景気対策として交付金が増額されたことが大きく影響しています。
今まで「倹約」を念頭に予算執行していたものを、「景気対策」という理由でお金が回ってきても、すぐに切り替えられるかは疑問です。「予算を早急に使うことで景気を回復させる」という目的がある以上、大事に取っておくことも、考える余裕もありません。その結果、無駄に使ってしまわないか不安も残ります。

結局の所、「国の景気対策大盤振る舞い」は、行政や議会が常日頃から「先の一手」を考えていたかどうかを試されているのかもしれません。

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