2009年05月09日

平成21年度 月形町ふれあい大学(入学式&始業式)

「月形町歌」がご縁(月形町歌を町内で唯一合唱しているのが、このふれあい大学の入学式・始業式だということ)で、昨日行われた月形町ふれあい大学(昨年までは月形町高齢者大学。今年度名称変更)の入学式・始業式を、初めて見学させていただきました。
会場の多目的研修センターの窓からは、「愛光園」の満開の桜を望むことができ、気分もまさに入学式でした。

この「ふれあい大学」は60歳以上の「学びたい」意欲のある方々が在籍していて、今年度は74名の生徒さん(うち新入生6名)が名を連ねています。

ふれあい大学の教育課程は本科(4年卒業)から始まり、大学院(2年修了)、研究科(2年修了)、長寿科(1年ごとに修了、無制限)と体系的にくまれ留年まであること、今年度の最上級生2人は長寿科16年!(入学から24年!)ということに驚きました。皆さん生き生きとした表情と、熱心に聞き入る姿勢に「若さ」を感じ、学びたいという意欲に年齢は関係ないことを改めて感じさせてくれました。

カリキュラムも充実しています。昨日の入学式・始業式から11月の卒業式までの半年間で13日間26講座が組まれていて、古典や環境問題、栄養教育などの座学の他、気功体操やそば打ち体験など多岐にわたっています。また講師陣も素晴らしく、月高や月中の先生方や地域で活躍する専門家など、身近にいながらなかなか聞くことのできない本格的なものです。
これに加え体育大会、学園祭、町外研修旅行などの行事の他、課外活動(クラブ活動:ダンス、カラオケ)、授業準備や掃除、運営委員会まであって本物の学校のよう。私も「入学したい」と本気で思うほどでした。

この日は入学式・始業式のあと、新しいクラブ活動として「健康体操」のデモが行われ、私も一緒に身体を動かしてきました。先生の動きを見ながら音楽に合わせて身体を動かすのですが、なかなかどうして私は思うようにできません。ふれあい大学の学生さんは上手にリズムを取っている人も多く、日頃のサークル活動(皆さん社交ダンスやフラダンスサークル等で活動してらっしゃる)の賜だと「流石ですね〜!」と感心しきり、楽しいひとときでした。
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このふれあい大学、対象者が60歳以上ということで、様々な場面で年齢に配慮されていました。
・入学式・始業式の時「礼の時、無理に立ち上がらなくてもいいですよ」と事前に声かけ
・式の冒頭に「亡くなられた先輩方に対し黙祷」
・言葉が聞き取りやすいように、ゆっくりした口調と常にマイクを使用
・登校に際し、スクールバスを運行
・足下の安全な5月から11月上旬に開校(雪が降り始めると危険)
・地域ごとに毎年記念撮影

また、式の合間に何人かの方とお話しできました。
「私達高齢者だからね。先のことはわからないから。今楽しまないとね。」
「今まで高齢者大学って名前だったから何だか入りづらかったのよ。ふれあい大学になって少しは入りやすくなったと思うわ。」
「興味はあったけれど入るきっかけがなかったんだけれど、運営委員の人や保健推進員さんや保健師さんも声かけしてくれたから入れたんだと思う。入ったら楽しいんだけれどね。」
「最近は若い人(60代前半)の入学も増えてるのよ。」

皆さん「ふれあい大学」を楽しみに、そして自分自身で楽しんでいるようで、明るくて希望に満ちた目が印象的でした。私も元気と力をいただきました。ありがとうございます。
様々に繋がって成り立っている「ふれあい大学」。素晴らしい企画と運営、参加者。月形の宝です。

※月形町歌については次回で


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