2008年11月14日

つきがた水環境を語る集い

「花の里つきがたの水と緑を愛する会」が主催する「つきがた水環境を語る集い」が、本日の午後6時から開催されました。場所は「月形排水機場」内の多目的ホール。200人もの人が集まりました。

この集いの第一の目的は、会場である「月形排水機場」の役割を広く知ってもらうこと。月形排水機場は皆楽公園内に設置され、石狩川の支流・須部都川に月形市街地の内水(堤防の内側の水)を排除するために作られたもので、これまで何度も石狩川の氾濫や洪水による被害を受けた月形町にとって、なくてはならない施設となっています。

もう一つの目的は、水環境やその周りの自然を身近に感じてもらいたいということ。石狩川の支流・幾春別川の映像+オカリナの生演奏(岩見沢在住のオカリナ奏者:斉藤かすみさん)という素敵な企画も用意されていました。

オカリナの演奏を聴きながら「水」について想いをめぐらせる1時間はあっという間。まるで水辺を散歩したような感覚に包まれ、心が安らぎ、名残惜しい気持ちで会場をあとにしました。
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「水」・・・月形と水とは深い関係・・・そんなことが浮かんできました。

・明治の始め、月形を拓くために先人は石狩川からやってた。
・月形は幾度となく洪水に襲われた。
・月形は豪雪地帯。雪は水の変身した姿。
・月形には石狩川の忘れ形見:三日月湖があちこちに。
・月形を支える農業は「水」があってこそ。米もメロンも花も・・・。

2008年11月13日

平成20年度 町政(まちづくり)懇談会

今週初めから町内各地で、平成20年度の町政(まちづくり)懇談会が開催されています。今日は午後6時から多目的研修センターで、私の住む市南行政区と、南耕地昭栄行政区、知来乙行政区が対象の懇談会が開かれました。

参加者は住民が約20人(うち女性が1/3)。町側からは理事者(町長、教育長)、担当課長(総務課、住民課、産業課)の他、地域担当の職員を合わせて約20人でした。

懇談会の内容は、櫻庭町長から「2期目の町政執行に望む決意」の話があり、その内容や事前に寄せられた質問への回答、新たな質問や要望など、会場から次々と手が上がり活発な質疑、意見の交換が行われました。詳しい内容は後日町報で案内されますが、今日の話題としては以下の通りです。

・月形町の少子高齢化対策
・月形町の将来展望(農業振興なども含む)
・町内の雇用対策
・行政区と住民の関係
・月形町の財政
・町立病院の状況と存続

そのあとH21年4月完成予定の月形町交流センターの説明と、裁判員制度の案内等があり、約1時間半に及ぶ懇談会は終了しました。
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今年は3行政区合同だったこともあって参加者が増えたように思います。特に女性の参加者が多く、意見も出してくださったので意義ある懇談会になったのではとも思います。

今年の開始時間はどの会場も午後6時からだったので、小さい子どもを持つお母さんや、移動の足のない高齢の方などには外出できない時間帯です。行政区単位での開催ではこのような時間になってしまうのは仕方ないので、「対象者フリー、町の中心部で昼間の時間」に懇談会の設定があってもいいのではと思いました。
行政区単位(しかも合同)で行っても参加者が最大20人くらいであるのであれば、「組織なし・昼間開催」でほとんど人が集まらなかったとしても問題はないと思います。参加人数云々と言うより、その時間にしか来られない人に配慮することの方が大切だと思うのですが・・・。

住民の意見を聞く(広聴)の機会は、担当課と個別に話す場合を除けば、この町政(まちづくり)懇談会しかありません。その数少ない機会が「行政区」という一枠しかないのは残念です。既に何年も前から今と同じ形式で町政懇談会が開催され、毎年参加人数が少ないことが悩みの種でした。だとすれば、何か足りない、何か問題があるのかもしれません。条例や補助金、ダムなどの公共工事も長い年月には状況が変わり見直しの必要が出てきます。この町政懇談会も見直しの必要はないのでしょうか。


皆さん、どんな設定だったら、どんな雰囲気だったら、どんな内容なら、町政(まちづくり)懇談会に参加しますか? 町民の生の声を直接行政に伝えましょう!

2008年11月12日

月高の『ちょこっとゼミ学問体験』してきました!

今日は午後から、月形高校の『ちょこっとゼミ学問体験』に参加してきました。

この『ちょこっとゼミ学問体験』とは、大学・短期大学と連携し、「学問や研究に対する知的好奇心を高めること」「生徒の進路選択の一助」を目的に行われる授業で、年1回開かれています。生涯学習の一環として町民や保護者にも開放されていたので、今年初体験してきました。

様々な分野から10講座が開設され、その専門教官(大学等の教授や准教授、講師の先生方)が90分1コマを使って模擬授業を行ってくれます。1,2年生と一般参加者を合わせ各講座十数名という少人数の授業なので、とても濃厚で丁寧な学問体験になりました。

以下、私の体験談です。
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私が選択したのは、
芸術・美術分野から「折り紙建築をつくってみよう」
講師は 道都大学教授 安藤淳一先生 です。

美術学部建築学科ということで、建物や空間のデザインが主だった研究テーマとのこと。私のイメージ「建築=構造計算、設計」とは始めから違っていましたたが、高校の家庭科で習った「家の間取り」みたいなものかな?と、興味が湧いてきました。

また授業の冒頭、先生から「芸術家は自分の想いを作品に仕上げ、それを売る(自分本位の作品づくり)。しかし建築家はスポンサー(施主)の考えをもとに形にしていく(相手が気に入るものを作る)。よって芸術家と建築家は根本的に違う。建築家はスポンサーに認めて貰えるようプレゼンテーション(発表・説明)する力も必要になる。」
なるほど! 建築デザインの分野で行っていることは、社会人の色々な場面で応用できそうだと益々興味が湧いてきて、私は授業にのめり込んでいきました。


さて、授業は1枚の紙(←)からモチーフを切り抜くところからスタート。実線部分をカッターを使って丁寧に切り抜き、その後、破線に従って山折り谷折りをして立体にしたてます。ちょっと根気のいる作業のため投げ出し気味の生徒もいましたが、安藤先生は丁寧に声かけして全員ひとまず完成。

このモチーフに色紙の台紙を加え、それぞれの発想で「作品」に仕上げていきます。「モチーフの使い方も、見せ方も自由。立体や台紙を切っても貼ってもいい。好きなようにやってみよう。」と先生。時間が経つごとに生徒達も真剣になって、色々な台紙を試してみたり、もう一枚切り出してみたり。私も夢中になり自分の世界に没頭していました。

そして最後は、みんなの前でプレゼンテーション。作品の特徴や工夫した点、何に見立てたのか等、1人1分の制限時間を使ってアピールしました。みんな恥ずかしがりながらも自分の作品を手に、しっかりアピールしていました。

ちなみに(←)が私の作品。木(年輪)をイメージしたもので、題して『成長の歪み』。
【外側の青い台紙が木の表面で、外から見ると真っ直ぐに成長しているようでも内部の年輪(モチーフ部分)には歪みが生じている。】
短い時間とはいえ、頭をフル回転させて考え作った作品なので自然に愛着が湧いてきて、「上手く伝えたい!」と一生懸命になっている自分の姿がありました。

授業の最後に安藤先生から、とても素敵なメッセージがありました。
『技術は頑張れば誰でも身につく。でもアイデアは違う。一人ひとり違ってくる。だから発想が大事。色々考えてみて。何かに縛られることなく自由に考えてみて。そうしたら限りなく広がっていけるから。』
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私は農学部農芸化学科出身で理系の勉強をしてきました。なので今回の芸術分野の授業は、手法も話の流れもとても新鮮でした。それなのに先生のおっしゃった『発想が大事、考えることが大事』ということは、私が今まで(学生として、社会人として)学んだこととも共通していたので驚いたのと同時に、「学問の根っこは繋がっている」ということを再確認しました。

高校生時代にこういう授業を体験できる月高生は幸せですね。

とても良い体験をさせていただきました。安藤先生ありがとうございました。
そして素敵な企画を実施してくださった月高の先生方にも感謝です。


月高の存続問題が月形町の課題の一つですが、こんな風に新しい発想のもと、工夫を凝らしながら「学問」「教育」に取り組んでいる先生方の「想い」や「行動」を多くの人に伝えることが、月高の存続に繋がるのではないかと感じました。現役高校生がこの素晴らしさに気づくのは難しいかもしれません(比較するものがないため)。だとしたら、地域の大人が積極的に関わって、自分の感じたことや体験したことを、自分の言葉で情報発信する必要があると思います。

期成会等で金銭的援助をするのも一つの方法ですが、今不足しているのは「生の声」なのかもしれないと感じました。

何の訓練?

昨日の午前中、ちょっと用事があって街中に向かうと歩道に看板(→)
同じ場所を午後から通ると、須部都川の河川敷で(←)テントと人。

河川への油流出に関する防災訓練をしていたとのこと。
(正確には、午後からの訓練。私が目撃したのは準備作業。)

石狩川下流域(岩見沢、美唄、月形)の自治体で、毎年持ち回りで訓練をしているとか。
月形町からは役場の総務課危機管理係(と、消防署の職員)が参加していたとのことです。

知らないところで、私たちの暮らしを守る訓練が日々繰り返されているんですね!
ありがとうございます。
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にしても、滅多に見ることのできない訓練の様子、近くで見てみたかったです。
私の場合、たまたま看板を見つけて「へ〜、訓練やってるんだあ。」と解ったけれど
一般の町民の中にも「そんな訓練やっていたなら見たかったなあ。」と思う人もいるのでは?
まして消防団の方なら「参考までに見てみたい。」なんて思ったりして。

大きく宣伝はしなくてもいいけれど、どこかに情報がでていたらいいのになあ、と思いました。

行政と住民、相互理解を進めるには「まずは知ること、知らせること。」
こんな事まで(!?)と思われるかもしれないけれど、
小さな事の積み重ねが、心に響いてくるように思うのですが・・・

皆さんはどう思いますか?

2008年11月11日

国保運営協議会(H20年度第2回)

今日の午後1番で平成20年度第2回月形町国民健康保険運営協議会が開かれました。
今回の議題は「出産育児一時金の支給額改正」について。
以下の説明と審議の後、全会一致で了承しました。

【現状】
被保険者が出産したとき、現行では35万円の出産育児一時金が支給される。

【支給額改正とその理由】
 35万円 → 38万円

・H21年1月から産科医療保障制度(分娩事故で脳性麻痺となった子どもに対して保証金が支払われる制度)が開始されます。その保険料掛金(3万円)の負担が新たに発生(出産費用に加算)することが見込まれるので、その分を出産育児一時金に上乗せして支給しようということ。

【補足】
・出産育児一時金は、各自治体の国保で給付の有無も金額も決めることができる「任意給付」
 どのようにするかは国保運営協議会で決められる。(最終決定は議会)
・H21年1月から施工するためには12月の定例議会の承認が必要。
・道内の産科医療機関は全て産科医療保障制度に加入(全国では未加入の医療機関も一部にある)
・月形町国保加入の妊産婦が出産する場合、ほぼ全てが産科医療保障制度加入の医療機関で出産すると考えられる。よって一律に3万円の引き上げをしても問題ない。
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産科医療保障制度については、昨今の医療事故訴訟や産科医不足などの問題も絡み、大急ぎで発足した制度です。新聞等の情報によると、補償内容や対象事例に改善の余地があるものの早急に立ち上げなければ産科医療の崩壊に繋がる等々、せっぱ詰まった実情があるようです。

背景は色々あるにせよ、子供を産む環境が整うことは良いこと。こういった改訂は歓迎です。
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別件ですが、情報提供。【出産育児一時金からの出産費天引きについて】

出産費用の踏み倒しや、出産費用支払いの手間などを解消するために、出産育児一時金からの出産費天引きが行われている地域があるということを聞き、月形町ではどうなのか確認しました。

・天引きを行うためには各医療機関等(産科病院や医師会など)と個別に契約が必要。
・月形町の場合、町内に出産施設はなく、対象者が出産する医療機関も多方面(岩見沢、札幌、それ以外もあり)にわたり特定できない。
・年間の出産数も少ない(現在、国保が関係する対象者は10件前後)

以上のことから、月形町では出産一時金からの出産費天引きは行っていません。

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