2008年10月11日

地域の核「ちらいおつ遊び塾」

今日は町内知来乙地区にある「ちらいおつ遊び塾」で秋祭りが行われました。
私は残念ながら参加できなかったので直接の感想をいうことはできないのですが、準備段階から「ちらいおつ遊び塾のブログ」で様子を見ていたので親近感が湧き、参加したつもりになっています。

「ちらいおつ遊び塾」は知来乙小学校の跡地を利用して、昨年9月1日にNPO法人ファミリーサポートセンター聖十字広場(岩見沢市)によって開設されたものです。開所から1年間の様子はブログでも紹介されているとおり盛況で、NPO法人関連の幼稚園や学童保育所の利用の他、個人の遊び場や合宿所としても利用されています。
今回のようなイベントの時はもちろんのこと普段からも地域との結びつきは強く、ちょっとした管理や修理などを含め、地域の方達が気にかけて積極的に交流している様子がブログにも紹介されています。


「地域から小学校が無くなったら地域がさびれる」という意見があり、廃校後一時はそんな雰囲気にもなりかけましたが、今こうして「ちらいおつ遊び塾」のお陰でもう一度【地域の核】ができたように思います。これも地域をもり立てようとするNPO法人関係者と区長さんをはじめとする地域の方達の努力で、素晴らしい【まちの力】【まちの宝】です。
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町内にはここ数年内に廃校になった小学校が3つあります。が、それぞれに個性的な施設に生まれ変わって有効利用されています。

昭栄小学校  → 昭栄の里(障がい者福祉施設つきがた友朋の丘分場、鶏卵の生産)
中和小学校  → 就労支援センターオプス
        (障がい者支援施設 雪の聖母園の分所、納豆の生産)
知来乙小学校 → ちらいおつ遊び塾(NPO法人ファミリーサポートセンター聖十字広場)

建物はそこに人が集ってこそ生きるもの。生かされて輝いています。

2008年10月10日

第56回北海道女性議員協議会の第7回実行委員会

前回(第6回実行委員会:9月25日)は所用があり参加できなかったのですが、前回は、参加者のいる議会事務局宛に総会議案(6件)とオプショナルツアー(2日目の午後:岩見沢市内施設見学)の案内を送付する作業を行いました。今日現在の参加申し込みは約70名。

今回は本大会(総会とDIG)前の最終打ち合わせです。

まず、大会2日目DIG(災害図上訓練:Disaster(災害) Imagination(創造力) Game(ゲーム)のお手伝いをお願いしている岩見沢消防署の本間さんと杉本さんから、DIGの概要と当日の進め方について説明がありました。本間さんと杉本さんは講師の佐々木先生の元で研修を積まれ、DIGファシリテーターの資格を持ち活動されている方です。
本間さんから「DIGの本質は【気づきと学び】です。DIGに正解も間違いもありません。ゲームを楽しみながら、普段意識しなかったことを一つでも気づくことができれば成功です。」というお話しがありました。
当日はお二人の他に江別消防署からもファシリテーター3人が加わることになっています。5人のファシリテーターのご協力で、私たち実行委員も一人の参加者としてDIGに集中することができます。益々楽しみになってきました。

次に実行委員全員で当日の流れと担当、配置などを確認。私は総会の司会を担当します。

あとは当日配布する資料等の袋詰めです。その中には実行委員各人が持ち寄った地元の観光パンフレットも入れることになっていて、私も月形町と樺戸博物館の観光パンフレットを役場からいただいてきました。全道から女性議員が集まる大会なので、月形町をしっかりPRしたいと思います。

大会まであと1週間を切りました。ワクワクにちょっとドキドキが混じり始めました。

2008年10月08日

月形町子育て講演会「子どもの笑顔を消さないで」

今日は午後から、平成20年度月形町子育て講演会が多目的研修センターで開催されました。
演題は「子どもの笑顔を消さないで」 〜子どもの思いを受け止めて豊かな子育てを〜
講師は、札幌もみじ台南保育園園長の三浦由美子先生です。

ご存じの方も多いと思いますが、三浦先生は月形町花の里保育園の初代(H11〜13)の園長で、花の里保育園の開設にご尽力いただきました。ちょうど同じ時期、私の子供たちも保育園に通っていたので親子ともども大変お世話になったのはもちろんのこと、開設当初、保育や運営など様々な場面で三浦先生と議論しあったことが懐かしく思い起こされました。今の私がこうしてあるのも、先生とのかかわりが影響していると言えなくもありません。

さて講演会は約20名の参加者があり、赤ちゃんを抱いたお母さんから小学生を持つお母さんまで、現役子育て世代がほとんどでした。手振りを交え情熱的に語る姿は、花の里保育園園長時代と全く変わらずパワフルで、聞き手を先生の世界にぐいぐいと引き込み、あっという間に90分が経過していました。

以下に心に残ったいくつかの言葉を記します。
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◆だだこねの時間が長い子ども、切り替えのできない子どもは、保護者が善悪の判断基準を雑に教えてきたため。言葉を覚えたての頃(1歳半)から丁寧にキチンと教える必要がある。
◆自我が目覚め、それが自我肥大を起こすとワガママになる。2〜3歳の頃にその境が現れる。
◆子どもは「切り離された」「突き放された」と大人の何倍も強く感じる。
◆見通しのある言葉かけが重要(例)ルールが守れるんだったら戻ってきてね。

◆むやみやたらに誉める教育の弊害
 ・ちょっと叱られただけで大きなショックを受ける
 ・人としての器ができない
 ・失敗を乗り越える力がつかない
 ・子どもの「体験する機会」を奪う
◆厳しすぎる子育ての弊害
 ・本当のことが言えない→ウソをつく(自己防衛のため)
 ・本当のことを言ったら認めてもらえるという経験を積ませる
 ・本当のことを言うのは勇気がいる。勇気を認める
 ・本当のことが言えるよう、導きの言葉が必要
 
◆躾とは、人が見ていないときでもできる力
◆子どもは育てたように育つ 
◆母親が「子どもの気持ちをわかりたい」という気持ちになるだけで、子どもの気持ちに近づける
◆「抱きしめる」「突き放す」「見守る」この3つをタイミング良くできれば、子育ては上手くいく
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講演会終了後、花の里保育園時代の教え子(現在中学生)が数名、先生に会いに駆けつけていました。三浦先生の保育も子育て教育も、月形の地にしっかり根付いています。3年間と短い期間ではありましたが、三浦先生の情熱に触れることができた私は(月形は)幸せだなあと思います。またいつか機会がありましたら、お話を聞かせてください。

2008年10月06日

Aコープのマイバッグ運動・第2弾

「Aコープつきがた」は以前から環境活動「NO!レジ袋運動」に積極的に取り組んでいましたが、この10月1日から、更なる取り組みを始めました。

それは「レジ袋をご利用になるお客様には、レジ袋1枚1円以上の募金をお願い致します」というもの。

レジで精算するときにレジ袋は出ず、袋詰めする台の上にこのポスターとレジ袋と募金箱が置いてあります。今までの「マイバッグ持参でメロンスタンプ2枚進呈」を一歩も二歩も進めた運動に感心しました。

今回の運動は始まったばかりなのでまだ充分に浸透していないものの、マイバッグを持つ人やダンボールの利用が確実に増えたそうです。現状(大まかな感覚として)、マイバッグ3割、ダンボール3割、レジ袋4割といったところとか。

今回の取り組みは政策を考える上でとても重要なヒントを与えてくれました。頭で理解していることを無理なく実践に移すためには、経済の原理を応用することが重要ということです。
「1枚1円以上の募金」は金額にすれば本当に些細なものです(1円程度は特売品かどうかですぐに元が取れる金額) が、それが賦課されただけで運動が急速に進むのだから不思議です。

2008年10月05日

第15回 友朋祭

yuuhousai.jpg穏やかな秋の陽のもと、町内にある障がい者福祉施設「札親会 つきがた友朋の丘」のお祭りが開催されました。お祭りは連年同様バンド演奏(月形ベンチャーズ)やヨサコイ踊り(月形おらおら組)、腕相撲や抽選会など多くの人でにぎわい、その様子が時折秋風に乗って市街地まで届けられて、町中和やかな1日になりました。

この友朋祭には出店もたくさん出ていました。
・友朋の丘厨房関係の唐揚げ、おにぎり、焼きそば、漬け物、クレープ、かき氷・・・
・地元町内会の型抜き・ヨーヨー
・親和会(役場職員親睦会)の椎茸バター焼き、とうきび焼き(椎茸・とうきびは友朋の丘産)
・月形ライオンズクラブのくじ
・民生委員の飲み物コーナー
・各障がい者施設の物産品(パン、ケーキ、石けん・・・)
・月形そば打たん会のそば
・町内焼き鳥店の焼き鳥
・フリーマーケット       等々

「友朋祭」と銘打っていますが、今ではすっかり月形町民のお祭りになっています。

町内で開催される催しでは、それぞれ主催者・出店者・参加者がグルグルと入れ替わり、みんなそれぞれの役割で楽しんでいます。主役になるときもあれば脇役にも、縁の下の力持ちにも・・・こういう経験が積み重なって月形町の地域力が高まっているんだなあ。ほのぼのとした一日でした。
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余談ですが、毎回イベントの度に美味しいおそばを食べさせてくれる「月形そば打たん会」の方に石臼を見せていただきました。

石臼は2つの石が金属製の心棒で接続されたもので、石と石がこすれる側にはすり鉢のような溝が切ってあります。上の石には穴が空いていて、そこにソバの実を落とし回転させると、石と石の間の溝ですりつぶされ、粉と殻になって石と石の隙間から外側に押し出されてきます。だいたい10粒落として3回転させると良い粉がひけるとか、手間と時間のかかる作業です。

この石臼で引いた粉で打ったソバもあるそうですが、多くのお客さんを満足させるため普段は機会引きの粉を使っているとのこと、ごもっともです。そばの石臼引きは、お祭り等の会場で体験できます。

月形そば打たん会の皆さん、いつも美味しいおそば、ご馳走様です。

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