2008年09月03日

平成20年度 樺戸監獄物故者追悼式

今年も樺戸監獄開監のこの日、追悼式が行われました。
今年は篠津山霊園内の慰霊碑の前で行われましたが、開式とともに霧雨から本降りとなり風も付いて、あいにくの天気となりました。ただ、先人の苦労を思えば、悪天候の中での追悼式は思いを馳せるには充分すぎるものがありました。

月形町に樺戸集治監が開設された明治14年9月3日から廃監になった大正8年までの39年間に、病死や事故死のために1,046人の方が亡くなられ(囚人並びに殉職者)、遺族に引き取られなかった1,022人が、今もこの篠津山霊園内の樺戸監獄墓地に眠っています。

この墓地には合葬碑が3基と、個々人の戒名が記された406基の石碑が整然と並んでいます。
その昔、土饅頭状態だったお墓を不憫に思い、過去の記録を頼りに確認作業を進め、戒名を記した木の墓標を建てました。その木の墓標が朽ちて哀れになっていくのを何とかしたいと石碑に替えた(昭和56〜58年)ものが今、目の前にあります。

この確認作業を行ったのが、郷土史研究家で当時役場職員だった熊谷正吉さん。そして、木の墓標を墓石にしたのが、現在名誉町民で当時町長だった鈴木勇三さんです。お二人とも既に80歳を超えていますが、お元気に追悼式にも参列されていました。

追悼式では参列者による献花の後、岩見沢在住のオカリナ奏者・斉藤かすみさんによる追悼演奏(千の風になって、ふるさと他)。オカリナの音色は雨音とともに霊園一帯と私の心に染み入り、自然に感謝と哀悼の気持ちで満たされていきました。

月形町の礎を築いてくださった方々に、合掌。ありがとうございました。

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