2008年08月20日

農家としての超繁忙期

 またもご無沙汰してしまいました。

 8月始めからの約半月、我が家の家業=農業(切り花の生産)では超繁忙期を迎え、日付や曜日、時間も忘れるほどの毎日を過ごしていました。というのも、我が家の主力生産品「白輪菊(写真)」はお盆向けで、この2週間足らずに数万本の出荷を行ったからです。

 今年の菊市場は本州方面の高温の影響で主産地が咲き遅れ、全国的に品薄状況になり、市場が活況を呈しました。これは数年(イヤもっとかな)ぶりの出来事です。(ちなみに昨年は物がだぶついて最低の価格でした。)

この期間、出荷に追われていたとはいえ考えさせられることがたくさんありました。
◆人手不足・・・生産地(過疎地)では慢性的な人手不足
◆高齢化・・・・生産者は確実に高齢化している。生産力の減少
◆価格の極端な変動・・・生産原価とは関係なく、物の値段が決定するシステム
◆生産状況、流通に関する情報の薄さ
◆地球温暖化・・高温障害を引き起こす
◆石油高騰・・・作型の変化。石油を使わなくても生産できる時期へのシフト(特に本州主産地)。
◆便利さを追求した商機と、それにともなう無駄
◆慣習の変化・・墓参りもお盆期間に限らない

 私は町議会議員ですが、農業も行わなければ家計は成り立たず、また農業をしたくて月形町にやって来た新規就農者としては、農業をしているときが至福の一時です。こうして超繁忙期を迎えると両立することにもかなり努力を要しますが、議員の仕事だけでは感じられない「社会の動き・問題点」が直接肌に刺さってきます。大変でも両立していきたい仕事です。

comments

コメント・フォーム

(ゆみこの日記 にはじめてコメントされる場合、不適切なコメントを防止するため、掲載前に管理者が内容を確認しています。適切なコメントと判断した場合コメントは直ちに表示されますので、再度コメントを投稿する必要はありません。)

コメント・フォーム

▲TOPへ戻る