2008年08月27日

「2008地方議員向けサマースクール」に行きたかった!

上記のサマースクールが今日から2泊3日の日程で始まりました。これは北海道大学公共政策大学院が主催するもので、地方議会の活性化と地方議員の能力向上を目指し、北大での座学や夕張での実地調査等を通して、地方議員が今必要とされる理論と実践を積む画期的なセミナーです。

この募集を知った時、私も「ぜひ参加したい」と強く思ったものでした。
議員になって2年目を迎えますが、残念ながら普段の議会活動では「議論の実践」「問題解決のための理論の構築」などはほとんどできていません。また町村議会議員では専業で議員活動ができるわけではなく、(私自身は)量的にも質的にも目標に届いていないように思います。
さらに様々なところで研修会が開かれていますが、多くは講義形式です。ゼミように講師陣や研修生同士が議論し合うようなものは極わずかで、私の最も求めているものでした。

とはいえ、農繁期のこの時期に丸3日間家を空けることができず、また他の議員活動の予定も入っていたので、今回は申し込みを断念しました。
議員として成長したい気持ちと、家業を守らなければならない現実、これからも葛藤は続くでしょう。いつか対処をキチンとして、向学心を満足させられるよう時間を作りたいです。

今回の定員は20名でしたが、50名以上の応募があり選抜されてセミナーに臨んだとか。私と同じように実践的なセミナーを求めている人が沢山いると言うことは心強いです(でも選抜されるということはライバルにもなるわけですね)。知り合いの道議会議員がこのセミナーに参加されているので、あとで様子や感想などを教えていただこうと思っています。楽しみです。

それから(要望があれば)ウインターセミナーの実施も検討されているそうなので、こちらに期待しして、まずは目の前の課題に取り組まなければ・・・(目下のところ、9月定例会の一般質問〆切が明後日に迫っています。)

2008年08月24日

生産地は人手不足!

我が家は切り花を生産する農家ですが、今年は春から人手不足です。例年通りハローワーク等を通じてパートさんを募集しているのですが、応募してくる人は少なく、特にこの1ヶ月は皆無に近い状態でした。

条件等は今までと同じ、世の中は不景気。変化があるとすれば「石油の高騰」です。

最寄りのハローワークは岩見沢にあり、そこに足を運んでいるのは岩見沢市内や近郊の人がほとんどで、月形まで通うには距離(約23km)があります。交通費がかさむ今、あえて遠いところまで働きに来る人はいないのでしょう。

町内で人手を確保しようとチラシを出しても、これもまた厳しい状態です。仕事をしたい(できる)状態の人は既に仕事を持っていますし、働き盛りの人口は減少中。
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この人手不足は我が家だけの問題ではありません。

今まで町内で人手を確保していた農家(花、米、野菜など)では、パートさんの高齢化が徐々に確実に進んでいます。不足分を新たな人手で確保しようにも、それは我が家同様見つからないとか。
町外の人材派遣会社などを利用して当座をしのいでいるとのことですが、仕事の熟練度や単価など問題もあり、長い目で見れば問題解決には至っていません。
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生産地とは農産物を作り出すところ。
そして「物」だけでなく「労働」も「お金」も作り出すところ。

しかし今(あるいは、これから)、生産地では農産物を作り出せないほど人手不足に。
せっかく「モノ」を作り出す力があるのに・・・。
都会にはニートと呼ばれる若者が沢山いるのに・・・。

「最低賃金の改定」
「生産資材の高騰」
「単価の低迷と経費の向上=手取りの減少」
「農業の生産性(換金率)の低さ」
「地球温暖化(環境の変化 → 作型・栽培種の変化)」

農業を続けていくために考え、工夫しなければならない点がたくさんあります。

「ピンチこそチャンス」 視点を変えねば!

2008年08月20日

農家としての超繁忙期

 またもご無沙汰してしまいました。

 8月始めからの約半月、我が家の家業=農業(切り花の生産)では超繁忙期を迎え、日付や曜日、時間も忘れるほどの毎日を過ごしていました。というのも、我が家の主力生産品「白輪菊(写真)」はお盆向けで、この2週間足らずに数万本の出荷を行ったからです。

 今年の菊市場は本州方面の高温の影響で主産地が咲き遅れ、全国的に品薄状況になり、市場が活況を呈しました。これは数年(イヤもっとかな)ぶりの出来事です。(ちなみに昨年は物がだぶついて最低の価格でした。)

この期間、出荷に追われていたとはいえ考えさせられることがたくさんありました。
◆人手不足・・・生産地(過疎地)では慢性的な人手不足
◆高齢化・・・・生産者は確実に高齢化している。生産力の減少
◆価格の極端な変動・・・生産原価とは関係なく、物の値段が決定するシステム
◆生産状況、流通に関する情報の薄さ
◆地球温暖化・・高温障害を引き起こす
◆石油高騰・・・作型の変化。石油を使わなくても生産できる時期へのシフト(特に本州主産地)。
◆便利さを追求した商機と、それにともなう無駄
◆慣習の変化・・墓参りもお盆期間に限らない

 私は町議会議員ですが、農業も行わなければ家計は成り立たず、また農業をしたくて月形町にやって来た新規就農者としては、農業をしているときが至福の一時です。こうして超繁忙期を迎えると両立することにもかなり努力を要しますが、議員の仕事だけでは感じられない「社会の動き・問題点」が直接肌に刺さってきます。大変でも両立していきたい仕事です。

2008年08月11日

平成20年度第3回月形町土地開発公社理事会

本日午前、急遽理事会が開催されました。
と言うのも、法律の改正にともなう定款の改正が必要になり、手続き上、この時期に行わないと間に合わないためです。(新しい法律の施行が平成20年12月1日からで、その前に知事の認可を受け、その前には議会の議決を得るなければならず、9月の定例会への提出が必要。で、そのためにはこの時期に理事会の議決が必須。)
ほんの少しの定款変更でも、様々な手続きや段取りが必要なことを改めて実感しました。分かり切っていたことではあるけれど、お役所の仕事は「軽いフットワーク」とはいかないものなんですね。

今回改正されるのは、
民法第59条の「監事の職務」が削除されるため、
定款の第7条第3項中の「民法第59条」部分を「公有地の拡大の推進に関する法律第16条第8項」に改正

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