2008年07月05日

自然エネルギー都市会合(1)プログラム

今日は、札幌コンベンションセンターで開催された『自然エネルギー都市会合(Renewable cities' Summit)』に参加してきました。サミットの名にふさわしく、海外や国内各地の最新情報、世の中の動きなどについて盛りだくさんの内容でした。

私にとっては短期集中詰め込み講座のような感じでしたし、午前中の基調講演と特別講演は途中に通訳が入るものだったので、十分理解できているか不安です。しかし、この会合から様々なことを学び、感じてきましたので、これから何回かに分けて報告したいと思います。

まずはプログラム。
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『自然エネルギー都市会合』
主催:北海道グリーンファンド、環境エネルギー政策研究所


基調講演「都市は世界の自然エネルギー促進の指針となる」
      エリック・マルティノ(REN21/環境エネルギー政策研究所)
特別講演「気候への挑戦ーロンドン」
      チャールズ・セクレット(ロンドン市気候変動アドバイザー)
特別講演「ソーラーシティに向けてーテグ市のとりくみ」
      ハン・ドンヒ(韓国キョンクプ大学)
講演  「東京都の再生可能エネルギー政策」
      谷口信雄(東京都環境政策部環境政策課)


市長セッション
◆阿部守一 (横浜副市長)
◆志賀幸弘 (北九州副市長)
◆曽禰純一郎(川崎副市長)
◆上田文雄 (札幌市長)
都市・自然エネルギー政策ディスカッション
◆講演者4名+市長セッション参加者4名+飯田哲也(環境エネルギー政策研究所所長)


「国会における自然エネルギーの推進」フロアーとのディスカッション
◆小杉 隆 (衆議院議員・自民党):自然エネルギー推進議員連盟
◆川田龍平 (参議院議員・無所属):自然エネルギー推進議員連盟
◆福島みずほ(参議院議員・社民党):自然エネルギー推進議員連盟
◆近藤正道 (参議院議員・社民党):会場内から飛び入り参加
◆鈴木 亨 (北海道グリーンファンド事務局長)
◆飯田哲也 (環境エネルギー政策研究所所長)
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2008年07月04日

月形小学校:授業参観と懇談会

今日の午前中、息子の通う月形小学校で授業参観と懇談会がありました。

数十年前、授業参観には「着物」を来て・・・等という話がありますが、今は皆ラフな格好です。ただ子供を見る目差しは昔も今も変わりなく、どの教室でも保護者が後ろにズラッと立って、ほとんど私語もなしに(時には微笑みながら)授業を見ていました。

この授業参観は地域の人に一般公開されており、玄関の用紙に氏名を記入すれば誰でも参観することができます。今日は一般の方の参観はなかったようですが、実に多くの保護者が学校に足を運びました。月形小は全校児童140名余り、約100世帯の中規模校ですが、授業参観へはその6〜8割、その後の懇談会へも半数以上が参加していました。

毎年、近隣の大規模校から転入してきた先生が一様に驚くのが「授業参観や懇談会への保護者の参加が多い」ことと「保護者の協力もとても良い」こと。確かにそうかもしれません。
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この「子供への関心の高さ」「参加率の良さ」=「まちの力」です。子供たちを取り巻く様々な問題がマスコミで報じられていますが、月形ではそれらについて「まちの力=地域の力」で対処できる部分が大いにあり、不安は少ないです。

この安心感、際だった行動でなく、毎日の極自然に行われているちょっとした会話や行動の積み重ねで築かれているのでしょう。日々の努力で勝ち得たものだからこそ、地に足が着き、しっかりしたものになっているのだと思います。

と言うことで、「授業参観や懇談会への参加者が多い」とただ喜ぶだけでなく、その中で問題意識を持ったり、横や縦の繋がりを強化したり、自分を磨いたり、声を掛け合ったり、その場その場で気になったことを話し合ったり、何気ないことを大事にしていきたいなあと思いました。

2008年07月02日

平成20年度 月形町戦没者追悼式

  
今日の午前中、町内赤川にある樺戸神社境内の忠魂碑前にて、戦没者追悼式が行われました。

追悼式には、遺族の方々の他、北海道知事(代理)、町内宗教関係者、町議会、各種団体の代表者など50余人が参列し、130人の戦没者に追悼の気持ち現しました。普段はひっそりとした忠魂碑の前に祭壇が設けられ、ひときわ華やかだったのが印象的でした。

式典中「式辞」や「追悼のことば」で戦後の大変な状況が幾度となく語られました。戦後63年を経た今でも遺族の方々にとっては「戦後」は続いているのだと感じ、このことに無頓着になっていた自分を恥ずかしく思いました。
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私事ですが、既に他界した私の祖父は太平洋戦争時、南方へ出兵しました。
私が通っていた中学と高校では、夏休みに「戦争体験者の話を聞いてレポートにまとめる」という宿題が必ず出され、その時は普段戦争の話をしたがらない祖父も、思い出したように少しずつ語ってくれました。子供だった私にとって戦争の話は暗く恐ろしく、「宿題でなければ聞きたくない」ものでした。それでも聞かせてもらった体験談は、20年以上経った今も心に残っています。

もし今の私があの時の祖父に会って話を聞けたなら、また別の見方ができたでしょうし、多くのことを吸収できたと思うと、残念です。ただ、訳が分からなくても、イヤであっても、「戦争体験者の話を聞く」という機会を与えてくれた中学と高校の先生には感謝しています。本やテレビではわからない「全身に伝わるもの」を与えてくれたのですから。
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戦争や戦没者追悼に関しては様々なイデオロギーがあり、単純にはいかない大人の事情が存在します。しかし、今日の追悼式に参列して「体感」することの大切さを再確認しました。事情は色々あるのでしょうが、事実として
◆過去に日本では戦争があり多くの人がその犠牲になったこと、
◆そして戦後63年経った今でもその傷が残っていること、
◆さらにその実体験を語れる人が年々少なくなっているということ、
をしっかり受けとめ、伝えていかなければならないと思いました。

今日はこの夏一番の暑さでした。夏の陽射しで忠魂碑を囲む濃緑の木々からは「樹の香り」が立ち上り、それを乾いた爽やかな空気が私のもとまで運んできました。この香りを嗅ぐ度に、今日のこの気持ちを思い出すかもしれません。

2008年07月01日

平成20年度 北海道町村議会議員研修会

本日午後、札幌コンベンションセンターにて上記の研修会が開催されました。これは毎年この時期に開催されるもので、全道から町村議会議員が一堂に会します。

この研修会、私は2度目の参加なので(2,000人もの人がいても)冷静に落ち着いて講演を聴くことができました。また去年は同僚以外に知り合いの議員や事務局員はなく、ただただ席について講演を聴くだけでしたが、この1年間で多くの繋がりができ、会場内のあちらこちらで顔見知りの方とお会いすることができました。1年間の重みと経過を実感する場にもなりました。

さて研修会は、以下の2人の講師による講演で、いずれも普段私の考えていることを言葉にしてくださったような内容でした。共感でき勇気づけられるとともに、今の私の立場で実践できることも多くありました。ただ現状では力も知識も不足しているので、もっと学び取り組む必要があると思いました。
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『分権改革と地方議会のこれから』 朝日新聞編集委員 坪井ゆづる氏


朝日新聞が全国の地方議会や国民に取ったアンケート結果を基に、現状と今後について様々な分析と解説、展望をお話しされました。

◆全国の町村議員数は46,000人(1995年)→16,000人(2006年)
 平成の大合併の影響で町村が減少したのに加え、議員定数削減により大幅に減少している。

◆個人の採決時の賛否を議会便りやホームページで公開しているのは、5.4%にすぎない。議員は住民から負託を受けているのであるから、どのような判断をしたのかは公開するのが当然ではないのか。(先進例)三重県伊賀市では賛否と反対理由を議会便りで公開している。

◆議会は首長のサポート役ではない。チェックを行い緊張感を保たなければならない。
 現状は首長のサポーターになっている議会が多いでは。

◆議会と住民全体と距離を近づけることが重要。住民主権を形にすること。
(先進例)栗山町の議会基本条例、岩手県宮古市の住民投票条例、千葉県我孫子市の自治基本条例

◆今後、地方分権が進めば議会の権限や責任は大きくなり、力を持つことになる。この時に住民との距離を近づけることが最も重要。そのためには報酬や定数(プロ化とボランティア化)の検討だけでなく、顔ぶれを換える必要がある(現在の地方議会は「老男」→これを「老若男女」へ)。

◆町村議員にしめる女性の割合は6.9%(2008年5月)
 女性を増やさなければならない。すぐにでも取り組める方法として「後継者を女性」にする。

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『混迷する政局と日本の進路』  政治評論家 三宅久之氏


話術に長けた三宅氏は、政界との交流による情報や自身の経験を交えながら現政権について批評していきました。また、今後もっとも重要な問題として『人口問題』をあげ、最需要課題として取り組むべきとのこと。

◆国立人口問題研究所のデータによると、2050年には日本の人口は1億人を切り、65歳以上の高齢者が40%を超えると予測している。(=人口の逆ピラミッド化)

◆日本の社会保障制度は、人口がピラミッド型であることを前提に作られているので、近い将来立ち行かなくなる(あるいは既に破綻している)。

◆30歳前半の未婚率40%。年収200万円以下の労働者は、全労働者の1/3にもなっている。

◆円ブリオ基金によるデータでは、近年「中絶された胎児の数(推計)」が「出生数」を上回ったとのこと。
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ブログ更新、再会いたします

みなさん、お久しぶりです。いかがお過ごしですか?

いつの間にか夏至も過ぎ、夏の眩しい陽射しが降り注ぐ季節になりました。
ここしばらくは晴天続きで夏日も多く、私も随分と日焼けして健康的な小麦色になってきています。

「やりたいこと」や「やるべきこと」は相変わらずの私ですが、7月になったことを機に、ブログの更新を再開したいと思います。日々の更新はもちろん、6月分についても順次。
というわけで、今日の「全道町村議会議員研修会」を手始めに。

どうぞみなさん、これからもよろしくお願いいたします。

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