2008年04月16日

田園空間博物館「樺戸地区」運営協議会

本日、上記団体の月形支部総会と協議会の総会が相次いで行われました。
私は今期から委員となり、各総会で副月形支部長と協議会幹事の役目をいただき、これから2年間活動することになりました。みなさん、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、この【田園空間博物館】とは農水省所管で全国に56地区あり、都市と農村の交流、地域の文化的・歴史的遺産の発掘と活用などを目的に進められています。
月形町では平成13年から隣の浦臼町と共に【樺戸地区】を形成しています。なかでも月形エリアでは旧樺戸集治監本庁舎を中心に様々な歴史的建造物等が指定され、活発な活動がなされています。

この運営協議会は平成18年4月から本格稼働し、町報への記事掲載や夏祭りでのパンフレット配布など、啓発活動を中心に行ってきました。今回2期目となり、散策ルートマップやホームページの作製などの事業の他、他の文化活動と連携してより多くのみなさんに利活用してもらえるよう活動したいと考えています。
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私は以前から「田園空間博物館」に興味があり、月形町内のサテライト(歴史的建造物や施設)はほとんど見ていました。どれも歴史の積み重ねによって得られた財産で趣があり、一朝一夕にはできない重みがあり魅力的です。その素晴らしい財産を利活用する協議会に参加できたことはとても光栄ですし、企画部会に籍を置き関われることが非常に楽しみです。

今後このブログでも情報発信していきたいと思います。

2008年04月14日

第56回北海道女性議員協議会の第2回実行委員会

本日午後、岩見沢市役所会議室において前回に引き続き第2回実行委員会が開かれました。

参加者(順不同)は平出会長(道議)、(岩見沢市議)山田さん・酒井さん、(美唄市議)吉岡さん、(三笠市議)岩崎さん、(江別市議)鈴木さん・高橋さん、(砂川市議)中江さん、(滝川市議)大谷さん、(栗山町議)重山さん、(長沼町議)吉本さん、(南幌町議)熊木さん、(月形町議)宮下の13名で、前回より広範囲から多くの参加となり本番へ一歩近づいた感があります。

今日は、協議会当日の日程や役割分担を決め、大まかな形が見えてきました。
◆1日目は総会のみを行い議案審議に充分に時間をとること
◆2日目にはDIG(災害図上訓練)の手法に関する講演会や演習を行うこと
◆交流会では実行委員の出身自治体のPRを行うこと

私が最も楽しみにしているのは、1日目の「議案審議」です。超党派の議員達が議案に対し意見をぶつけ、納得できる(あるいは妥協できる)点を導き出し「全会一致」で承認できる意見書等(後に関係機関に提出)を作製します。このやり取りや議長団の裁き方などを間近で見ることができるだけでなく、裏方として別の側面からこの場面に参加できるのは実行委員ならではのもの、考えただけでもワクワクしてきます。また、この興味深い内容に充分な時間が与えられているということにとても嬉しく思います。

またDIG(災害図上訓練)に関しても、参加者が自分の地域に持ち帰り応用できるような企画で準備を進めています。単純な情報だけでなく、身近で実践的であり女性の視点を生かすような内容で、こちらも興味深いです。

今日で2回目の実行委員会でしたが、顔なじみも増えて打ち解けた雰囲気になってきました。新しい出会いとチャレンジの機会に、多いに楽しみながら学びたいと思います。

2008年04月11日

ついに4,000人を切りました

今日、何気なく月形町のHPを見ていたら、
平成20年3月31日現在の月形町の人口に目が留まりました。

男 1,974人  女 2,016人  合計 3,990人

とうとう4,000人を切ってしまいました。

つい先日配布された「町報4月号」には2月29日現在のデータが載っていて、そちらには
男 1,993人  女 2,033人  合計 4,026人
とあったので、この年度末の移動で「もしかしたら・・・」とは思っていたのですが、
これ程までとは!! 予想していたこととはいえ、ショックでした。

とはいえ、未来に向かって明るい話題も多い、今の月形町。
この現実しっかり踏まえ、郷土に誇りの持てるような取り組みをしていきたいと思います。

2008年04月10日

さけ稚魚放流会

「わたしたちの川に 大きくなって 戻ってきてね」
サケの稚魚は、月形小3年生、札比内小2〜6年生、花の里保育園年長組の約50人による「願いの言葉」をかけられ、約4ヶ月間育てられた「ふるさと」を後に、長くて大きな旅に出発しました。

このサケの稚魚は、昨年10月12日に恵庭市の道立ふ化場で採卵され、12月3日に発眼卵の状態で月形町にやってきました(約1,000個)。月形小、札比内小、花の里保育園、月形町役場でそれぞれ大切に育てられ、仔魚から稚魚へ、体長も約5cmとなって今日の日を迎えました。

飼育途中、あまりの低温に水槽全体が凍ったり、水が合わなくて弱ったりしたこともあったそうですが、最適積算温度を保つために水槽の場所を変えたり、月形の名湧水「北郷の名水」をわざわざ汲んで使用したり、ひとかたならぬご苦労があったようです。
飼育の担当者や、育ち具合を毎日観察していた子供達にとって、今日の日を迎えられたことは感慨もひとしおだったことでしょう。私も役場玄関を入る度に「サケ」が気になっていたので、我が子の旅立ちのようで嬉しいです。【観察日記1
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さて実際の放流は、ちらいおつ遊び塾裏手の須部都川で行われました。主催者である月形町と「花の里つきがた水と緑を愛する会」のみなさん手作りの「放流台」は、雪解け水で増水した川に安全にゆっくりと放流できるように工夫されたもので、竹製の樋(とい)がくくりつけられていました。

放流は保育園生から始まり、小学生、そして大人へ。総勢120余名。

稚魚が数匹入ったコップを手渡されると、中のサケが勢いよく暴れ出し
「ぼくは生きてるんだ。さあ、旅に出かけるぞ!」
と、サケの意気込みが手の中から私の全身に伝わってきました。それを樋(とい)の淵から水といっしょにゆっくりと流すと、サケが遡上するように水の流れに抵抗してしばし姿を留めています。しかしそのうち川面に落ち、水面付近でスルスルッと身体をくねらせて
「じゃあ!」
と言って力強く川の流れに消えていきました。

放流の後は、(財)石狩川振興財団 沖さんによる「川のお話」。
・今日放流したサケが、これからどういう経路をたどるのか
(須部都川 → 石狩川 → 石狩湾 → アリューシャン列島(2〜3年)→ 同じ道を戻る) 
・紙芝居「川の水はどうして無くならないのか」「どこから来るのか」

そしてその後の交流会では、月形産ジャガイモ「北あかり」と月形産米のカレーライスを囲んで今日までのご苦労をねぎらうとともに、この先サケが戻って来られるように「須部都川の魚道の整備※」の話をして解散になりました。
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「サケの放流事業」は今年初の試みでしたが、私は「サケ」という生きものを介して、実に多くの関連性を学びました。
・月形には良い水があり、それを守っている人がいる。
・水を守るために森があり、森に関係したたくさんの仕事がある。
・サケが戻ってくるためには、帰れるような川にしなくてはならない(魚道の整備)
・生物多様性と遺伝資源の保護
・サケの稚魚の飼育により、子供達が「サケ」「郷土」に関心と愛着を持つ。
・この事業を進めるにあたり、関係する公的機関は多方面におよび、様々な繋がりと協力が必要なこと。

折しも放流をした場所は「知来乙」。アイヌの言葉で「イトウの住むところ」。
昔イトウが悠々と泳いでいたところに、今度はサケが泳ぐ姿を想像しています。

※須部都川の魚道・・・現在、石狩川から須部都川の放流地点までの間に3つの堰(約1m)があります。サケは下ることはできても上ることはできません。大きくなって戻ってくるまでの間に、魚道を整備していただきたいと切に願っています。
(現在建設中の石狩川頭首工には3種の魚道が整備されています。)

2008年04月08日

野鳥の楽園

月形町には春と秋にたくさんの「マガン」や「コハクチョウ」が飛来します。

これは越冬地(本州方面)と営巣地(ロシア方面)を渡る間に羽根を休める、国内最大の寄留地「宮島沼」(=ラムサール条約に登録)が目と鼻の先にあるからです。宮島沼で夜を過ごし、昼間は近隣の田んぼや畑で落ち穂や新芽をついばみます。マガンもコハクチョウも水鳥なので、雪が融けて地面が出てきた頃、ちょうど水溜まりになっているところを目指して、日々場所を変えながら食事をします。

我が家の圃場の周辺にも、例年より2週間以上早くマガンとコハクチョウがやってきました。

昨日は養鶏場のように「こゎっ、こゎっ」「くっくっく〜」などの声と、「バタバタ」「ザワザワ」という羽音、「ピチャピチャピチャ」とえさを食べる音、「ヒュンヒュン」と風を切って頭上を飛ぶ音・・・生きものの息づかいと命の活気に満ちあふれた音でいっぱいでした。

その上「ヒバリ」が「ピピピッピピピー」と頭上高くでさえずり、川縁には「アオサギ」の姿も。もちろんスズメやカラスやトンビだっていますし、名前がわからないような鳥もたくさん!

この時期の月形はきっと野鳥密度がとても高く、まさしく「野鳥の楽園」です。

ああ、でも、マガンとコハクチョウの大集団は、今日は既にちょっと先の田んぼに移動してしまいました。今年は気温が高いせいか田んぼの水溜まりもあっという間に乾いてしまい、マガン達の食事場移動も速いような気がします。
この先もう少し温かくなったら「オオジシギ」や「チゴハヤブサ」などもやってきます。待ち遠しいです。

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