2008年04月26日

子供会の廃品回収

今日は、地域の「三輪(みつわ)子供会」による廃品回収が行われました。

三輪子供会は市南行政区内の市南1、2、4地区の小中学生(今年度は小学生8名、中学生4名で育成会員(保護者)は9家庭)によって構成されていて、私の子供も在籍しています。
この地区全体で130世帯ほどもあるのに小中学生が12名しかいないのは、少子化と高齢化、独居化の影響です。こんな小さな単位でも日本の縮図になっていることに驚くと共に、今の世の中しかたのないことと諦めている部分もあります。

さて、実際の廃品回収は・・・

紙類 :(1)新聞とチラシ、(2)雑誌(背が糊付けされたもの)、(3)ダンボール
ビン類:(1)一升瓶・茶、(2)一升瓶・緑、(3)ビール瓶、(4)ジュース瓶、(5)一部の焼酎瓶
缶類 :(1)アルミ缶、(2)スチール缶

以上がお金になる廃品とその分類ですが、各家庭から回収してきた品物の中には

・ペットボトル(ラベルとキャップの外していないもの含む)
・死に瓶(再使用されない瓶:ドリンク類、薬、ワイン・・・)
・プラスチック類
・中身の入ったままの瓶や缶
・鍋  等が含まれていました。

これらは町の委託業者が毎週回収している「資源ゴミ」に含まれていますが、実際には町がお金を払って資源化している分別ゴミです。子供会の廃品回収ではお金にはなりません。それでも廃品回収に協力していただいた物と混じっていたものなので、みんなで分別し直して衛生センターに持っていってもらいました。

今回初めて参加した、あるお父さんが
「後から分別するとなるとこんなに大変なんだね。今度からチャンとしなくちゃなあ。」

それから10年以上も毎回参加しているお母さん達からは
「分別の仕方がその時々で変わるんだよね。それにどんどん複雑になっていくし。」
「歳とってから『覚えろ』って言われても覚えられないよね。どう分けていいんだか迷うこともよくあるよ。」
「これから先『もっと細かく、正確に分けろ』って言われるんだろうか。小さい字なんて読めないし、頭だって弱くなるし、どうすればいいんだかね。」

子供達をよそに、大人はゴミ談義をしながら作業は順調に進みました。こうしてみんなで相談しながら作業をしていくうちに分別が身につき、分別の問題点も、工夫のしどころも見えてきます。子供会の廃品回収はとてもよい勉強の場になっていました。

今回は地域の方のご協力により、通常より多く回収することができました。いくらになったか楽しみです。(通常は1万円程度。子供会の活動経費になります。)
__。__。__。__。__。__。__。__。__。

さて、家庭では誰が分別しているのでしょう?  
色々なところで様子を聞いていると、やはり女性が中心になっている家庭が多いようです。
 
これからのゴミ行政、現場を知っている『女性』の力を生かしていくことが重要だと思いました。

1

▲TOPへ戻る