2008年04月08日

野鳥の楽園

月形町には春と秋にたくさんの「マガン」や「コハクチョウ」が飛来します。

これは越冬地(本州方面)と営巣地(ロシア方面)を渡る間に羽根を休める、国内最大の寄留地「宮島沼」(=ラムサール条約に登録)が目と鼻の先にあるからです。宮島沼で夜を過ごし、昼間は近隣の田んぼや畑で落ち穂や新芽をついばみます。マガンもコハクチョウも水鳥なので、雪が融けて地面が出てきた頃、ちょうど水溜まりになっているところを目指して、日々場所を変えながら食事をします。

我が家の圃場の周辺にも、例年より2週間以上早くマガンとコハクチョウがやってきました。

昨日は養鶏場のように「こゎっ、こゎっ」「くっくっく〜」などの声と、「バタバタ」「ザワザワ」という羽音、「ピチャピチャピチャ」とえさを食べる音、「ヒュンヒュン」と風を切って頭上を飛ぶ音・・・生きものの息づかいと命の活気に満ちあふれた音でいっぱいでした。

その上「ヒバリ」が「ピピピッピピピー」と頭上高くでさえずり、川縁には「アオサギ」の姿も。もちろんスズメやカラスやトンビだっていますし、名前がわからないような鳥もたくさん!

この時期の月形はきっと野鳥密度がとても高く、まさしく「野鳥の楽園」です。

ああ、でも、マガンとコハクチョウの大集団は、今日は既にちょっと先の田んぼに移動してしまいました。今年は気温が高いせいか田んぼの水溜まりもあっという間に乾いてしまい、マガン達の食事場移動も速いような気がします。
この先もう少し温かくなったら「オオジシギ」や「チゴハヤブサ」などもやってきます。待ち遠しいです。

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