2008年03月21日

『話す』と『書く』の違い

『話す』ことで考えをまとめたり新しいアイデアを得ていた私にとって、人に会うことや議論すること、たわいのないおしゃべりも「人生の栄養」でした。
議員になって『話す』機会は増えましたが、『書く』ことも数段増え(ブログの書き込み、活動報告書の作成、一般質問の原稿づくりなどなど)、結果ここ数ヶ月は『書く』ことが私の表現の中心になっていました。

こうなると自分の考えを『話す』のがヘタになってくるから不思議です。結果、伝わらなくなり、人と『話す』のが億劫になっていきました。
本来『話す』ことで人生の栄養を得ていた私が話さなくなる → (人生の)栄養不足で疲れが見える。勢いがない。新しい芽が出ない。 → ますます人と話したくなくなる → ますます萎びる → → →どんどん悪循環に・・・。

そんな折り「地球を愛する会@月形」「まちづくりNPOふきのとう」「ママさんバレー・ポパイズ」の活動を通して仲間と『話す』、3月定例会で『話す』、家族とこれからについて『話す』・・・
次第に感覚が戻ってくるのを感じました。

『話す』ことと『書く』ことは表現の仕方も、思考の仕方も違うんですね。

『書く』ことは考えをダラダラと帯のように吐き出し、それを後から切ったり貼ったりして一つのストーリーを作っていく作業。これに対して『話す』ことは瞬間の技。口から後戻りのできない「力の球」を瞬時に投げ合う緊張感のある行動。

日本の英語教育が『書く』ことから入ったがために、いつになっても『話す』ことができないことも、メールで会話することによって『書く』ことは歴史上最も活発に行われているにもかかわらず、周囲の人と『話す』ことができずコミュニケーションが取れない人が増えていると言われていることも、実感として理解できました。

『話す』ことと『書く』こと、どちらも大事。
だからこそ適度なバランスをとっていきたいと思います。

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