2008年02月21日

農水省・農業再チャレンジ推進事業のお手伝い

 (財)札幌市青少年女性活動協会が、農水省の農業再チャレンジ推進事業を受託し「農業体験〜きのこ作りを体験しよう〜」というイベントを月形町北農場の「ふぁーむまーと旬」で実施しています。

 このイベントは2月17〜24日にかけて計5回実施され、JR札幌駅を午前9時に出発、貸し切りバスに揺られて月形にやって来て「きのこ作り(ほだ木に菌を植え付ける作業)」を経験し、夕方5時にJR札幌駅で解散となります。定員は各回10名(16〜39歳までの男女)、参加費無料。

 この農業体験には、昼休みの30分間を利用した講義時間があり、そこで私は「私にとっての農業」というお話しをしてきました。新規就農するきっかけや、農業のおもしろさ、農業の実態など今感じていることをお話しできたと思います。参加者の方々が「職業として農業をしてみたい」と考えている人達ばかりではないようなので、ピンぼけだったかもとちょっと反省しつつ、新しい出会いと機会を与えてくださったコーディネーターの方に感謝しています。
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 農作業は単純作業の連続で、一見つまらなさそう、簡単そうに思えるでしょう。事実、作業自体は簡単だと思います。ただ、それらを組み立て栽培し収穫することや、自然の変化に即時に対応すること、時代の流れを意識して戦略を練り経営することなど、農業は奥が深く難しい職業だと思います。

 私は農業を始めてその難しさに気づき、そして今はそれが面白さに変化しています。奥が深いからこそ挑戦しがいもあるし、自分の思考や適正に合わせて力を発揮する場を選ぶこともできます。単純作業もまた楽しいです。
 それから、農業者は直接的な利害関係が地域外にあるために、自由な立場と自由な発言力を持っています。これもまた農業の魅力です。そして何より一生現役! 自分に決定権のある仕事、物を生産する仕事を一生涯続けていけるということは素晴らしいです。

2008年02月19日

農業用ペレットストーブ(温風器)導入実験・現地視察

 月形町では農業用暖房の熱源としてペレット(木質バイオマス)が使えないかと、3年間の実証導入実験が始まりました。

 今年度予算で道より90万円、町より90万円の補助と、残りを月形町農業用ペレットボイラー導入推進協議会が拠出(約90万円)して農業用ペレットストーブ(温風器)を購入、花き生産農家のビニールハウスに設置されました。燃焼用のペレットや灯油、電気代は設置農家の負担です。

 この農業用ペレットストーブ(温風器)は、ペレットの他に電気と灯油を併用するハイブリット型です。点火スイッチを押すと、まずペレットが3分間投入されます(ハウス内の貯留箱から一定のスピードでペレットが燃焼室に送られ、ペレットの山を作る)。その後3分間灯油バーナーが燃焼しペレットに着火させます(燃焼中もペレットは一定スピードで投入され続けている。初期に灯油を使うことにより瞬発的な温度上昇にも期待)。その後はペレットだけの燃焼になり、スイッチを押してから約15分で安定します。これら全てを電子制御で行い、送風も電気を使っています。

 現在、農業用ペレットストーブ(温風器)設置から約1ヶ月が経過し、初期の燃焼実験や微調整がほぼ終了したと言うことです。この後、外付けの大型ペレット貯留タンクへのペレット搬入実験なども行われて、3月中旬にはこのビニールハウスにデルフィニュームの苗が植え付けられて本格的な実証実験が開始されると言うことです。

 この農業用ペレットストーブ(温風器)は、以前私が七飯町で見た物より格段にコンパクトになっていましたが、それでも200kgという重量があります。灯油温風器のように簡単に移動することはできなさそうです。
 また設計上、縦方向の煙突の長さが必要とのことで、このビニールハウスでは高さが足りず地面を20〜30cm掘り下げて設置してありました。春先の雪解けで地面がぬかるむのが常ですが、ここはどうなるのか・・・。
 ペレットの燃焼が安定するまでに15分かかると言うことで、急激に気温が落ちたときにどのようになるのか?、停電時の復旧体勢は?、栽培時のペレット湿気対策は?、燃費は?・・・。

 様々な疑問が湧いてきますが、それらはこの実証実験中に答えが出てくるでしょう。注意深く見守りたいと思います。設置農家にとっては手間と労力がかかり大変な実験になると思いますが、よろしくお願いします。
 

2008年02月18日

第56回北海道女性議員協議会の第1回実行委員会

 今年の10月16日(木)〜17日(金)に、第56回全道女性議員協議会が岩見沢市で開催されることになりました。この会は、全道の女性地方議員(道議、市議、町議、村議)が超党派で任意参加し、議論を重ね意見書等をまとめ上げる総会と、意見交換や学習会などその時の実行委員が企画運営するものにより構成されています。
 私は昨年初めてこの会に参加し、白熱した議論を体験したことと、普段組織分けされて知り合う機会が少ない他の議員さん達と情報交換できたことが大きな収穫でした。

 今回は岩見沢が開催地となったため近隣から女性議員が集まり、本日実行委員会を立ち上げました。私もその中の一人として、企画準備段階から携わります。
 空知は女性議員の割合が低い地域なので実行委員会のメンバーは広範囲に広がります。新たな出会いや習練の場として、積極的に参加していきたいと思っています。

 ちなみに、道内の女性地方議員の数は全体の約8%(全国平均並)にすぎません。人口の半分が女性であることを考えれば、極端に少ないのがわかります。

 私自身、政治にかかわることなど考えもつなかかったのも事実です。ただ実際に議会で仕事をしていると女性の視点の重要性を感じたり、自分が女性議員であることを再認識する場面が多々あります。物事を男性と女性で単純に区切ることはできませんが、現在の日本では社会構造上や教育上、また選挙で選出される際の支持層等も男女間で差があるのも事実です。この差を差としてとらえながらも、より公平で公正な議会や行政を実現するために、もっと女性議員が増えることを望んでいます。
 私自身はすでに議員として活動している身ですので、女性議員との情報交換を通じて問題を共有し、力をつけていきたいと思います。

2008年02月17日

行政区対抗ミニバレーボール大会(2008)

今日は行政区対抗のミニバレーボール大会でした。毎年この時期に行われ、地域が一体となってなかなかの盛り上がりを見せます。今年は男子13チーム、女子10チームがエントリーし、私も「市南Bチーム」として参加しました。

結果はなんと準優勝。苦節○○年。今まで予選を勝ち上がることもできなかったのに、こんな結果に驚いているのは当の本人達でした。また男子の「市南Bチーム」も4位と検討し、その後の祝勝会で美味しいお酒をいただいたのは言うまでもありません。

私の住んでる市南行政区は去年の4月に3つの行政区が合併し、約260戸もの大きな集団になりました。同じ地区とはいえ普段は顔も会わせない人がほとんどです。それが、この「ミニバレー大会」の呼びかけで集まり、同じ目的で一日楽しい時間を過ごす・・・、それも若い人から中年まで。

こんなことが成立するのも「月形の宝」です。

それにしても残念なのは、試合に夢中で写真の1枚も取れなかったこと。せめてメンバーの集合写真があったら良い思い出になったのに・・・。

2008年02月16日

劇団がたっこ「ザ・シェルター」

 月形にある児童劇団「がたっこ」の第3回公演が本日午後5時30分から行われました。あいにくの天気(大雪)で汽車が遅れるなどしたため、開演が多少遅れるというハプニングはありましたが、130人ほどの観客を集め多いに盛り上がりました。

 今回のお話しは、4人家族(夫婦と娘とお爺ちゃん)が核シェルターのモニターとしての体験を演劇にしたものです。場面は核シェルターですが、世代が違う家族同士の心の交流や葛藤などを描いていて、身近にある問題や幸せを気付かせてくれる作品になっていました。
 出演は4人だけ、場面もシェルターだけとシンプルだったので、子供達の演技力が公演成功の鍵でしたが、第一声からぐいぐいと引き込まれ見応えがあり、アッという間の1時間15分でした。

 昨年の公演後団員が減少し、今回の公演にかかわった団員は9名。出演した4人の他は照明や音響、大道具などで活躍していました。少人数ながら「第3回公演」を形にして成功させたのは素晴らしいし、それを支えた大人(月中の河合先生:演出、文化連盟の釣崎さん:世話人、地域の企業や協力者:資金や技術援助)の連携も見事だと思います。
 
 月形も少子化で子供の人数は目に見えて減っていますが、「やりたい!」と素直に心の声を発する子供がいるということ、その子供の気持ちを汲んで環境を整える大人がいるということ、そしてそれを見に来る、応援する仲間がいること、全て「月形の宝であり、力」だと思います。

 月形の宝に乾杯!!!

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