2008年01月13日

平成20年 月形町成人式

成人の日を前に、1月12日(土)に月形町成人式が行われました。
今年の成人式参加者は30人、対象者の8割くらいの参加だそうです。新成人のほとんどが現在町外在住の学生や社会人ですが、町内の福祉施設に入所している人も参加していました。女性は色とりどりの振り袖、男性はダークスーツ。華やかながらも緊張感もあって、凛々しく美しく見えました。

式典では新成人が「宣言文」を朗読。その中で、両親や地域への感謝、正義と愛、責任と義務、平和と幸福のための助け合い等がうたわれ、また会場内全員で「月形町民憲章」の唱和もありました。

 
続く「成人を祝う会」は、お菓子とお茶を囲んで中学時代の恩師のスピーチ。先生の暖かなまなざしと、それをはにかみながら聴いている新成人の表情が、何とも微笑ましい光景でした。その後「お祝いの餅つき」となり、その餅でお雑煮が振る舞われました。
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質素ながらも心のこもった手作りの成人式に、ほんわかとした温かみを感じたのは私だけではないでしょう。式典での宣言文や町民憲章の朗読は、新成人に自覚と誇りの種を播いただけでなく、参加している私にも「大人の生き方」を考えさせる一コマになりました。

祝う会の餅つきに供されたもち米は、今年月形小学校の教材園で小学生が育てたものです。食べ物を介して地域や世代が幾重にも繋がっている月形町の底力を感じるとともに、郷土への愛着が一層増した、とても素敵で感動的な成人式でした。

それから、この成人式の数日前に月形学園(少年院)でも成人式が行われました。事情がある人にとっても人生の節目は同じように訪れ、それをお祝いする会が開かれているということは素晴らしいと思います。そして月形では、それが当然のように受けとめられていることに懐の深さを感じました。

成人式に新成人が参加するかどうかは本人の選択ですが、それを迎え入れる大人は、「節目」を大切にする日本人の伝統や感性を後世に伝えるべく、これから先も「お祝いの場」を提供していくべきだと強く感じました。

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