2007年10月26日

北海道ペレット(株)月形工場見学

今日の午後、地球を愛する会@月形のメンバー4人でペレット工場の見学に行ってきました。ちなみに、北海道ペレットの三浦社長も私達のメンバーです。(下の写真は事務所で使用しているペレットストーブ。ペレットストーブは日々進化し、今は様々なタイプがある。)
 

髙橋工場長の案内で、原料(建築端材)から工程(粉砕、乾燥、圧縮整形、冷却、選別、袋詰め)、製品までを詳しく見せていただきました。
  
この工場では、乾燥工程の燃料も製造段階で発生する規格外品を使用し、できるだけ化石燃料を使わないよう工夫されていました。また建築端材を使うことにより「ホワイトペレット」と呼ばれる、高熱量で灰分が少なく煙も出にくい製品になっています。

見学後、疑問点を質問してみました。
Q) 建築廃材や間伐材を原料にペレットは作らないのか?
A) 今のところは行っていないが、将来的な原材料として考えている。ただし、建築廃材や間伐材は製造工程で余分なエネルギーを必要としたり、製品の質が落ちる(灰分が多い、熱量が落ちるなど)可能性がある。

Q) 製品を入れるビニール袋は再利用可能なものに変更できないか?
A) 今後の検討課題。ペレットは湿気を嫌うのでそれをクリアする必要がある。

Q) ペレットの原料は?また普及状況は?
A) 道内では松が主(道外は杉)。普及しているのは岩手、新潟、山形、栃木など道外が先行している。皆ペレットストーブを製造している県。道内には今のところペレットストーブを製造している会社はない。ペレットストーブが安価に供給されれば普及も拡大していくと思う。

Q) ペレットストーブやペレットの利点は?
A) 木質燃料の特徴である温もりのある暖かさ。薪ストーブに比べ手間が少ない(+薪割り不要で高齢者向き)。建築端材をリサイクルできる。


中身の濃い見学会でした。私は来週、議員視察で厚沢部町のペレット工場見学に行きます。今日学んだことも含め、新エネルギーについて今後の展開を考えたいと思います。

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