2007年10月20日

第55回 北海道女性議員協議会総会の報告

  
北海道女性議員協議会に行ってきました。左の写真は総会で議案審議をしているところ。右の写真は2日目の分科会の様子です。
期待していた以上に中身が濃く、有意義で刺激的な2日間でした。参加して良かったです。

さて詳しい内容です。
この総会の対象者は全道の地方議会(道議、市議、町議、村議)の女性議員で現在224名、今回参加したのは83名でした。この協議会は超党派で、参加者の全員一致を原則に議案を審議し、要望書の形で国などに働きかけていくことを目指しています。
右から左まで様々な考えと立場の超党派の協議会なので、短時間に全員一致となるまで議案の内容を詰めていくのは大変な作業になります。喧々囂々、熱のこもったの議論が繰り返されました(私が体験している普段の議会より数段白熱し、実戦として大変勉強になりました)。結果、提出されていた議案は全て、原案または修文可決されました。

記念講演は法テラス旭川の神山昌子弁護士による「日常と法律」でした。 
その中で特に印象に残っているのは、
■法律(や条例)は多数決で決まる。決める場面(議会)にいるのはほとんどが男性。女性の考えも反映した法律になってほしい。
と言うことです。確かに地方議員の中でも女性は8%にすぎません。マイノリティ(少数派)は多数派より、より大きく力強く声を上げなければ、多数決の場面では受け入れられないのだということを再認識させられました。

2日目は「環境」分科会で話し合いました。ノーレジ袋運動やゴミ処理問題など、地域によって実態も取り組みも違うことが明らかになりました。またゴミの分別に関しては、ムリをした中で進めていくと必ず逆行することも分かりました。今後高齢化が進み、完璧な分類は難しくなるでしょう。「お助け隊」のアイデアや、本当に必要な分別、施設の改善で簡素化できる点など、改良の余地はまだあると感じました。
他に拡大生産を前提としたリサイクル法の問題点や、新エネルギー推進(バイオマスなど)、地球温暖化なども話題になりました。
これらのことを月形の実態と比較してみて、環境に関して進んだ取り組みをしていることが分かりました。ただ、制度上整っていても実践がともなわなければ絵に描いた餅です。月形ではこの「実践や普及」に注力すべきと考えられました。


この協議会総会の来年度の開催は岩見沢市になりました。近隣自治体も含めて役員になると言うことで、たぶん私も役員になると思います。こういった興味深い会議の企画から参加できることは、大変有り難いことです。またこれをきっかけに近隣町村の女性議員の連帯感も強まり、勉強の場も増えるかもしれません。これからが楽しみです。

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