2007年09月21日

第56回 全道へき地複式教育研究大会 空知大会

本日、上記の大会(略して、へき複大会)の第2日目、第6分科会が月形町札比内小学校で行われ、午前中の公開授業と研究発表に参加させていただきました。私は複式の授業を見るのは今回が初めてで、新鮮さと驚きがいっぱいで、興味深く有意義な時間を過ごすことができました。
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【1時限目】 5・6年の算数の授業では一般的な複式の授業スタイルである「わたり・ずらし授業」でした。正面と廊下側の壁に黒板が設置され、子供達は学年ごとにそれぞれの黒板に向かって(90°違う方向で)着席しています。先生はその中間に位置し、教えるときはそれぞれの学年の正面の黒板の位置まで移動して授業を進めていました。
5年生を教えている時は6年生は練習問題をしています。その時に時間を無駄にしないよう、黒板に解答を裏返しにして貼り付け、終わったら自分で答え合わせができるようになっていました。その後余力のある子のために次のプリントが封筒に入れられ、これも黒板に貼り付けてありました。

先生は時間配分をしながらあっちに行ったりこっちに来たり、目配りしながら45分間フルに動き続けていて驚きました。それに課題が宝探しのように次から次と用意され、どんどん問題を解きたくなるような工夫がされていて感心しました(私もやりたくなった)。
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【2時限目】 3・4年生の算数は「同時展開を基本とした授業」でした。こちらの教室では、どちらの学年も教室正面の黒板に対して座っているので、一見すると単式のクラスに見えます。
先生は各学年に対して同時に問題を出します。それを各学年のリーダーが中心になって問題を解き、発表できるようにまとめます。その間、先生は各学年をくまなく周り教えていきます。最後に子供達が自分達の考えを発表します。この時は正面と廊下側の壁の黒板を使って、リーダーを中心に自主的にやっていました。

同時展開なので先生が無理なくこまめに子供達の間を廻っているように見えました。ユーモアを交え、工夫した教材を使いながらの授業に「なるほど!」と思いました。
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子供は生まれた地域や時代によって複式だったりマンモス校だったり、学ぶ環境は変わってしまいます。それでも同じように知的好奇心があり、同じに学ぶ権利があります。それを満足させるために「大人の工夫が大切」だというこを今日の授業を通して感じました。それは授業だけでなく家庭の中においてもで、私自身を振り返ってみると・・・反省しました。

そして札比内小学校の先生方が様々な工夫と努力をされていることもよくわかりました。こういう工夫を沢山の人に見てもらいたいです。

現在道内の複式校は全体の40%弱だそうです。これから少子化や過疎化で益々増えるか、統合で無くなるか、自治体の状況で変わってくるでしょう。月形町もこの先どうなるか解りませんが、複式校や複式授業にはこれからの学校教育、家庭教育、地域教育のヒントがあるのではないかと感じます。状況が許す限り、複式校を大事にしていきたいと思いました。

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