2007年05月22日

土曜講座(討論から)

「地方分権改革をさらに推し進めるビジョン」をテーマにした討論の中で、
いくつかの印象に残る言葉がありました。


・通達は命令ではない。自由な発想が大切。
・イメージの良いものばかりを追っていくと不信感がつのる。
・手間暇を掛けてしっかり構築したものこそ住民のためになっていく。
・これからは「議会関係者が望まない改革」をしなければならない、のではないか。
・議員が自らの活動をPRすべき。
・政治の原点は、困っている人をしっかり見て、聞くこと。
・不都合な一般のルールを変えることが政治。個別の問題を解決するのではない。


どれも議員活動をしていく上で示唆に富んだ言葉で、
土曜講座に参加した甲斐がありました。

土曜講座(西尾氏の講演から)

西尾 勝氏は「地方制度調査会」に市町村合併に関する「西尾私案」を提出した方です。

その西尾氏から第一次分権改革や西尾私案について詳しい解説がなされました。
今まで、市町村合併=財政問題として語られていたのに対し、分権(権限委譲)など細かな配慮のもとに進められていたことを知りました。

それから、いくら素晴らしい制度であっても、
その伝え方や受け手のとらえ方によって本質が伝わらないという事実、
立場によって見方も変わり、対応も変わるということ、
本質を見極める事は難しいということなども考えさせられました。


講演の中で私が最も興味を引かれたのは
「基礎自治体の自由度の拡大(質の向上)が、これからの分権で大切ではないか。地域特性に合わせた個性的な自治体になれる。ただ、自由度が拡大しても改革の成果は見えにくい。それは従来の慣習を変える事が大変だということと、変えない自由もあると言うことだ。」

私は議員です。自由度の拡大を活用して個性的な自治体になれるよう、積極的に変える努力をしていく責務があると感じました。

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